話題になっていたので拝読。
!!!絶対に作品を読み終わってからこのレビューを読んでいただきたいです!!!
とにかくギャグセンスが素晴らしい!
私も書き手ですが、嫉妬に狂うを超えて、こんなに素晴らしい掛け合いを読ませて頂いたことに感謝しかありません。
「幽霊」×「馬鹿」×「馬鹿」が織りなす三重奏は、物語が進んでいくにつれて様々な伏線もキラキラと輝きを増し、壮大なオーケストラへと変貌します。
私の個人的な「ああ! こういうキャラを待っていた!」は、佐々木先生です。
まさに、ハリウッド映画に出てくる重要な名脇役! 深い理由を聞かずとも何かを察してピンチの主人公をサラリと助ける! カッコイイ!!
待ってましたよこの展開!!!!! です。
クライマックスで墨染が自転車で駆ける描写、突然の大雨、この描写も良かった! 上手く情景で心情を表現されています。
墨染の漕ぐ自転車のスピードとともに読み手も「早く!早く!」と読むスピードが速くなっていきます。
そして「ちくしょー! 土砂降りやめろ! 今すぐやめ! 邪魔すんなぁああああ!!!」と思いながら読んでいたら……。
敵大雨からの祝福の拍手。 ニクイ。 お見事です。
最後の「勘違い」は私も「あ、そうだった!」と騙され(?)ました。 作品の勢いと叙述トリック的な何かによって気づけなかった!
悔しい! ビクンビクン!!!
ハリウッド化マダー? キョロ━(゚∀゚≡゚∀゚)━キョロ?
登録:2021/7/11 09:21
更新:2021/7/23 17:15