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彼らと一緒に文化に触れて、見知らぬ土地を旅しよう。

5.0
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 閉じ込められていた様子のドラゴンを助ける所から物語は始まります。いきなり異世界に飛ばされて困惑するしかないユーヤでしたが、このままここにいても仕方ないと、他のドラゴンを探してみようとふんわりした目的を設定し、ドラゴンの少女と旅立ちます。


 「旅」という漢字を象形文字の原型に戻すと、右下の部分は人が二人並んでいる見た目の象形になるのですが、まさにそれが示すように、二人は手をつないで見知らぬ土地を転々とする物語。


 言葉が通じず、知らない文化がそこにはあって、身振り手振りでなんとか衣食住を確保していきます。お金だけはたくさんある事、荷物がいくらでも入る便利な鞄の存在で、彼らは旅に専念する事ができますが、それでも結構大変。

 また治安も問題ないようで、盗賊やモンスターに襲われるような危機はありません。そういう血沸き肉躍るような冒険はありませんが、初めての土地で知らない人に話しかける緊張感がとんでもなくて、戦闘が無くてもドキドキハラハラしつつ、気付けば彼らと一緒に旅をしているような気分になっているという。

 スローライフ、もとい、スロートラベルもの、という感じでしょうか。


 新しい土地の風景を見て、その土地独特の文化に触れ、現地の美味しいものを食べて、時に歌い踊り、その思い出の記念のようにお土産ものを手に入れ、出会った人たちとの思い出に浸る。


 異世界ならではの風景も特殊な文化も、いつしか実在するかのように感じ取られ、彼らの旅を堪能していると、気付けばこの文字数を余裕で踏破していました。

MACK

登録:2022/6/7 06:45

更新:2022/6/7 06:43

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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