どこか違和感のあるお茶会。
何故少女ふたりで館に引っ越してきたのでしょうか。疑問から始まり、プラスチックのコップでペットボトルの紅茶を飲み、食料も尽きてきたという描写があり、ふたりは廃墟となった館に勝手に滞在しているのではないかと想像出来ます。
家族との不和、日常への不満など……ふたりに何があったのかは徐々に明かされ、ストレートティーとレモンティー、そしてロシアンティーは不穏なものを暗示していることがわかる。
非常に刹那的な逃避行。茶葉に戻れない紅茶のように後戻りが出来ない。
彼女たちはこのあとどうするのか、とても気になる終わり方でした。
登録:2022/6/12 17:20
更新:2022/6/12 17:19