何故か悪がまかり通っている理不尽な時代。
冒頭殺人鬼に妻子を殺されたお爺さんが仇を討ってくれと頼むのを断る散切りの男。彼が空を見るシーンが、何かの予感を感じさせます。
殺人鬼は警察に果たし状なるものを寄越し、己の存在を誇示し楽しんでいる。標的である家に出向いた際の殺人鬼からは、なかなかにコミカルな狂気が伺えます。
しかし事前に情報を得ていた散切りによって――
彼は今後も弱き者を彼なりの方法で助けていくのでしょうか。
散切りがラストで北極星をどのような思いで見つめていたのか、とても気になる終わり方でした。
登録:2022/6/21 15:25
更新:2022/6/21 15:20