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@オノログ

挫折はけして、絶望じゃない

5.0
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 ずっとやりたかったことを否定され~ふとチャンスがめぐってきて~(承)ハッピーエンド


 ここまでの作りは、きちっと押さえてあって、でも、「これは、ありきたりな話じゃないな」と感じると思う。そこが恐らく作者スパイス、味かなと。


 (承)起承転結の承なのですが、流れよく↑にあがっていくのですが、へ?と、流れよく↓にも下がる、このターンはとても緩やかで、序盤に出てきた挫折とも違う。

 「大人になってからの挫折と、子供の頃から尾を引く挫折って違うよなぁ」と染々しました…。

 そこにエイトビートをぶち込んで「やるぞ!」まで行くと強くなれる気がするし、そんなときにまわりに誰かがいたら「やるぞ!」の叩き方が変わってくる。


 しかし、穏やかな風のような音。これを聞き取って欲しい。沢山の意味がある。多分それは「表現」という感覚でない、体温で感じるもの、ごく自然な、当たり前な、馴染みあるものに。


 誰がどう読むか、それは別に感想としては言わないでおこうと思う、言葉にすれば陳腐だし伝えられない。風の音、空気の振動、緩やかに、時にシンバルだって優しい音を出すものです。好きに生きていたい、伝わってくるような。そんな青春、それは音波信号のようなもの。


良作ありがとう。

詩木燕二

登録:2022/8/27 15:48

更新:2022/8/27 15:30

こちらは詩木燕二さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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