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@オノログ

老いをどう受け止めればよいだろう

5.0
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「老い」との向き合い方を考えた。

私が老いるということではない。私より先に父母、祖父母にやってくる老いとの向き合い方である。

私事で非常に申し訳ないけれど、私の祖母は、今まさに、老いることに限界を感じている。

私はそんな祖母を少しでも楽にしたくても、力不足でできなかった。


という背景がある中で読んだ本作。

老いを迎えた祖母。美に対して強い思いのある祖母でも抗えない体の老い。

そんな祖母に対して、孫娘は老いを感じさせる言葉を投げかけてしまう。

ドキッとする母。緊張する空間。

そんな中、孫娘は屈託のない笑顔である言葉を祖母に投げかける。


その孫娘の言葉を受け取った祖母がどんな反応をするかは、実際に読んでほしい。

この祖母のように、私の祖母も思ってくれたらいいなと、私は思った。些細なことでもいいから、そう思わせてあげたい。


この作品を読んだあと、ぜひ自分の家族を振り返ってほしい。

自分より先に老いを迎える人々とどう向き合えばよいか、考えるきっかけになる作品である。

月瀬沙耀

登録:2022/12/4 19:53

更新:2022/12/4 19:52

こちらは月瀬沙耀さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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