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ありえそうな近未来、ワクワクする舞台で繰り広げられるミステリー

5.0
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 すごくリアリティの感じる近未来。将来きっと、こういうシステムが出来上がって、人はガジェットを駆使して生活を便利に、そして楽しめるようになるのであろうと思える要素が満載。

 導入は「なにかありそうな気配はするけど、それよりこの近未来のシステム、ワクワクする!」という感じなんですよね。主人公もそんな感じで。

 だけど徐々に事件の香りが漂いはじめ、ミステリー度が跳ね上がって行く……。

 

 感覚過敏気味で直感力が冴える主人公の真見は、気弱でおどおどしたところが多いのだけど、徐々に勇気を振り絞って行動し、マイナスのように感じていた特性を長所に変えて成長していく。島で出会った友人たちとの友情も見どころでしょうか。


 近未来だからこそのガジェット、システムの存在が深く絡むミステリー。誰が敵なのか味方なのかの緊張感も。

 話が進むほどに面白さが増す一作です。

MACK

登録:2023/3/19 13:17

更新:2023/3/19 13:17

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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