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@オノログ
窮鼠猫を嚙む、とも違う。首輪があるはずの犬は、確実なる逆転劇を淡々と狙う……。
家と家のつながりで、主従関係が出来上がった後に生まれた主人公は、生まれながらにして忠犬であることを強いられ、虐げられるような立場に。
彼女はついに勇気を出し、この家と家の関係に変化をもたらすべく動き出す。
彼女にこの勇気を与えたのは……?
リズムある筆致の読みやすい文面です、一息にどうぞ!
登録:2023/3/19 13:21
更新:2023/3/19 13:20
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こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。
短編ですが、ものすごく色々な要素が詰め込まれています。 少年の過去が哀しく重い…。クリスマス+サンタクロースが幸せモチーフのように描かれるイメージは粉砕されました。 ただ、描かれている重い内容も、一緒に粉砕されるという。読後感がよく、とても痛快です。 とにかく、空中で繰り広げられる熱いバトルに刮目せよ!という内容でもあります。
作品タイトルからわかる通り、主人公は奴隷屋。奴隷を売買するという商売をしている青年シリウス。その相棒ともいえるライファットと共に過ごす日常や、過去の出来事のエピソードが綴られた物語です。 奴隷の売買をする奴なんて、ろくでもないのではと思いきや、彼は善人でも悪人でもないです。 奴隷の生活環境を良くしてこそ商品としての価値は高まり、客ともwinwinという理念で、奴隷を商品として丁寧に扱うし、銃や剣に名前を付けて大切にする。物と人に対するベクトルが同じなのかな?という部分も。 「身内」と呼べる相手以外に対しては、物であっても人であっても、大事にすべきものは大事にするし、いらなくなったら捨てるというクールでドライとも言える部分もあり、こういう性格の主人公であることが、とにかく他に類を見ない気がします。 だからといってどっちつかずという訳でもなく、中庸というわけでもない。掴みどころがあるような、ないような。でも裏表がない、なんとも気持ちの良いキャラクターといった感じで。このシリウスという男を知るためだけでも、読む価値あり。 ライファットとのバディ感あるやり取りも小気味よいです。 日常といっても、事件が皆無なわけではなく、ほんわかするものから手に汗握るような色々なエピソードがあり、その物語ごとにキャラと世界観が深まっていき、気付けば最新話を心待ちにしてしまうという作品です。