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@オノログ

◇花を捧ぐに相応しく在れ。

5.0
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人のためにと心を磨き、

忌まれる力を研ぎ鍛え、

救うためにぞ動けども。


志は師に棄てられた。

義は法に捨てられた。

心は人にすてられた。


いま在るは砂漠、失意の中。

いま在るは監獄、咎の坩堝。

いま在るは謀略、叛旗の下。


力を目当てに誘われた。

利あらば拒む言葉なし。

すべては悪を除くため。


己を悪だというのなら、

悪なる力を束ねてでも、

さらなる悪を誅すまで。


されど悪は、いかにしても悪。


嘘もて欺き。

加虐を悦び。

背くを諾う。


傲慢にて嘯き、

強欲にて貪り、

嫉妬にて乱し、

憤怒にて壊し、

色欲にて耽り、

暴食にて散じ、

怠惰にて遮り、


盗む。

害す。

殺す。


悪を葬るためとても、

悪の跋扈を許すのか。


悪と悪との狭間にて、

光を求めて足掻く者。

心の支えを追い求め、

されど悪には光なく。


ならば、真は唯一つ。


◇ゼドウィックに花束を


花を捧ぐに相応しく在れ。

中村尚裕

登録:2023/9/10 22:46

更新:2023/9/10 22:45

こちらは中村尚裕さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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