薫りはいまを記憶に刻み、
言葉はいまを記録に刻む。
いずれ刻むは鮮烈な、
いまを彩り編む物語。
密かにそびえ立つ孤高。
溢れ寄せ打つ情の奔流。
知性の狭間に覗く野性。
掌で世に意を通す智恵。
語れば薫る。
薫れば語る。
ボトルの意匠に意図を引き、
薫りの移ろいに意図を汲む。
縦の意図にて編む語り。
横の意図にて編む薫り。
いざ言の葉を編み織りて、
いざ薫るいまをぞ語らん。
げに芳しきは言の葉の、
行の間に間に薫り立つ、
意図で編まれた華の蜜。
いま薫る幕が開く。
言の葉で編む物語。
◆薫る言の葉 〜香水の掌編集〜
さあ、言葉を薫らせろ。
記憶に刻むいまのうた。
登録:2023/9/10 23:26
更新:2023/9/10 23:25