結論から言うととてもおすすめできません。
調子に乗ったチートハーレム主人公が敵役として登場する小説も珍しくありませんが、まさにその敵役の主人公を体現したような作品と言えます。
ハーレム物の例に漏れず、多数のハーレム要員ヒロインが登場しますが、どのヒロインも例外なくチョロいのが救いがありません。
登場する美女は皆、主人公が「可愛い」と一言いえば、即座に顔を真っ赤にして主人公に惚れます。
いくらご都合主義が好きな方でも、ここまで来るとむしろ馬鹿にされているかのように感じるのでは?
また、レビューや感想で度々指摘されていますが、とにかく文章が冗長です。
台詞回しが下手で、それは特に主人公を褒めて持ち上げる際のキャラクターたちの台詞により顕著に現れます。
無理やり褒めようとしているようにしか見えないというか、迂遠というか、chatGPTに褒める台詞を考えさせた方がまだマシな台詞になりそうな気がするほどです。
チート嫌い、ハーレム嫌いの方が挙げる嫌いな作品の代表作にでもなりそうです。
個人的にはチートもハーレムも好きですが、それでもこれはない、というのが最終的な印象でした。
今の需要にはそぐわないでしょう。
登録:2023/11/11 22:37
更新:2023/11/11 22:24