もしも戦前の帝都東京に巨大な地下迷宮(ダンジョン)が出現したら?
そんな世界でその迷宮について記録を残したのが、作家の飯田逢山先生である。
冒険者一行の後に付いていき、迷宮とそこを探索する人々の姿が生き生きと書き記されている。
モンスター、アイテム、ダンジョン内部……。そんな世界を作家先生がどう見たのか。
そんな初心者探索者の手記は臨場感と生々しさ、そして迷宮を知らぬ初々しさに満ちている。
彼とともに、かつてあった『地下迷宮』を味わえる一作である。
登録:2021/7/12 08:15
更新:2021/7/23 17:15