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@オノログ
父親の故郷の閉塞感を思い出しました...胸糞が悪くなるような、そんな田舎に蠢く形のない悪意みたいなものがあるけど、かえってそれが生々しい。怖くて嫌だけど、好きなんジャンルの作品です。
あまり多くを語ると、この作品の持つ雰囲気を壊してしまいそうなので、このレビューを読まれた方ならば一度読んでみてください。
登録:2021/7/9 23:49
更新:2021/7/23 17:15
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こちらは鯨ヶ岬勇士さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。
少年の日の思い出の中で語られる妖怪。それはどこか懐かしいものでした。 「岐阜県の妖怪が怖かったら、岐阜県も怖いところになってしまう。」 茶目っ気のある妖怪たちから感じる、悪戯小僧のような憎めない気風を感じることができました。
この作品を「ありがちな異世界もの」と侮ることなかれ。もし、この作品をそのように言う人が有れば、それはこの作品を味わい尽くせていない人だと思う。それほどのに濃密で重厚な作品だった。 4人のマレビトの視点から語られる異世界と個々人の苦悩や、現実世界でのトラウマや精神的なゆらめきが、魔法のある世界で一気に発現する様子は宮部みゆきの『ブレイブストーリー』を思わせる。 しかし、主人公は幼い少年ではなく、苦境も経験し尽くした青年。他のマレビトも一人一人、年齢、性別、経験が異なり、それによって瞳に世界が違う形に映る。その描写がこの作品を、ありがちな異世界ものとは異なる、現実と地続きの人間たちの物語にしている。 手垢のついた表現だが、この『刀と魔法の世界』を読み、堪能できたことが嬉しいと思う。皆さんにも、ぜひ味わって欲しい。お勧めです。