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カクヨムヒューマンドラマ2万文字以下

新遠野物語

藤屋順一さんのレビュー

過去と現在を反復しながら綴られる、幻想と現実をさまよう三人の物語

5.0
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主人公の青木が親友の秋山の葬儀の場に現れたのは、7年前の大震災で行方不明になった青木の妻でかっての秋山の恋人、操の姿だった……


美しく整った文体で現在と過去を交互に描く構成が、不思議で物悲しい物語を幻想的に演出する。まさに今は戻らぬ遠き野の新しい物語です。

登録日:2021/7/13 21:16

更新日:2021/7/23 17:15

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こちらは藤屋順一さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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