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@オノログ

不条理が加速する魅惑のダブルボケ

5.0
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ある日ある時ある所、二人の男が対峙する。

片やボケ、片やツッコミ。

互いに相手の技を読み、裏をかき、万感の思いを込めて拳を突き出す。


その印相(かたち)は奇(くし)しくも等しく、双方ぴたりと拳を止める。


ボケは云う。

「…引き分けか。じゃあまた今度」


ツッコミは訝しむ。

「引き分けってなんだよ」


本来この勝負はどちらかが斃(たお)れるまで拳を繰り出し合う死闘。

引き分けで済ませることなど許されようはずがない。


ツッコミが問い質(ただ)すと、ボケは互いの繰り出した拳の印相(かたち)にその所以(ゆえん)があると応(こた)える。


斯くして戦火の足音が迫る中、その決着を着けるべく再び両者が対峙する。


引き分けとなった拳の印相(かたち)とは?

関脇るの真意とは?

残された父子の運命は?


そして、その勝負の行方は――


コント「ジャンケンで関脇る方法」


どうぞお楽しみ下さい。

藤屋順一

登録:2021/7/13 21:26

更新:2021/7/23 17:15

こちらは藤屋順一さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。