中学生時代に5000キロメートル走で日本新記録を塗り替えたカワイイ女の子・冴島春奈は、駅伝の名門・秋田学院に入学する。そこで出会うルームメイトの牧野怜名、ライバルでありバディでもある高島秋穂と出会い、全国女子高校駅伝優勝を目指す。
しかし、夢を叶えるまでに様々な困難が立ちはだかる。その中には、冴島春奈の人生に関わる重大な出来事が起こる。
駅伝のシーンはスポーツ実況を見ている感覚になり、時折、合間に描かれる選手と選手のコミュニケーションもリアリティがあって面白い。
それだけではない。出来事一つ一つが青春を感じさせるし、驚きの連続だった。そう感じさせるのは、飽きさせない展開と読ませる力が秀逸だからだろう。
完結作に加え、公募でもHJ小説大賞の2次選考を突破という実力もある作品。ぜひ、読んでいただきたい。
登録:2021/7/13 22:26
更新:2021/7/23 17:15