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この作品に出会えて良かったと心から思える青春小説。心を動かす作品とは、こういう作品。

5.0
1

 平成最後の夏を描いた、痛くて切ない、ちょっぴり歪んだ青春恋物語。

 主人公はちょっぴりパッとしない高校生の小秋。そんな小秋と親友の美少女、真夏との青春の1ページを切り取ったような本作。


 青春小説特有の複雑な心情やエネルギッシュな躍動感がこの作品からは感じられ、胸がギュッと締め付けられたり、ドキドキと高鳴ったりします。


 大人になった今だからこそ感じられる、青春の懐かしさがなんとも心にしみます。


 そして物語の構成も圧巻で、約2万文字で読者の気持ちを最高潮に高めてクライマックスを迎えさせてくれます。


 素敵なイラストも必見!

 田舎の駅から見える爽やかな海。 

 青い空。

 白い雲。

 二人の女子高生。

 

 このイラストが読後、違うものに見えてくるんだから作者の演出は憎い。


 レビューを書いている今もまだ胸がドキドキしています。

 心を動かす作品。是非あなたにも読んでほしい。

むらもんた

登録:2021/7/16 00:23

更新:2021/7/23 17:15

こちらはむらもんたさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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私のお母さん

ゴリラで泣ける物語?ちょっと何言ってるかわかんないんだけど!って思ってる奴ら全員整列!今すぐこれ読んでください。

 泣けるゴリラ小説。まさかゴリラ作品でこんな気持ちになるとは思いませんでした。  作品から感じ取れるのは『家族愛』。  そこに血縁も種族も関係ないんだなって、少女と母ゴリラが教えてくれました。   「私のお母さんはゴリラです」  という始まり方をする本作。  舞台は授業参観の発表会です。  少女が書いたその作文には、彼女の気持ちが正直に書かれていました。  突然父親の再婚相手としてやってきたゴリラ。  それに戸惑うのは当然のこと。  だって母親がゴリラなんですよ?  ゴリラっぽい母親ではなく、ゴリラなんですよ?  小学生という多感な時期で抱えた少女の苦悩。それは想像を絶するものだったと思います。  現に、作文からも『母親がゴリラだなんて嫌だ!』という気持ちが伝わってきます。  けれど、母ゴリラの一生懸命娘を愛する気持ちは、次第に彼女の心を動かします。  言葉なんてなくても愛は伝わるんだなと思うと涙が流れてきました。  本当に素敵な作品でした。  …………というのが1周目の私の感想でした。  けれど2周目で気付いちゃったんです……父親のヤバさに!(笑)  いやぁね、1周目から薄々は感じていたんですが、冷静に考えたらやばくないですか?  ゴリラを再婚相手にするんですよ?  父親がゴリラを研究している人で、その研究の一環としてならまだしも、この父親マジでゴリラを再婚相手に選んでるんですよ! 『弟と妹どっちが欲しい』とか聞いてきちゃうんですよ!  どうやって父親と母ゴリラは恋に落ちたのか……私はそのアナザーストーリーが今一番読みたいです! 『最初はあれだけ笑っていたのに、泣いてる人【も】いる。』 という作中の最後の方の文章。 【も】というのがミソで。きっと私のように汚れた保護者は『えっ……父親ヤバない?』と思ったのではないでしょうか……。  そんな1作品で二度楽しめる本作。心の綺麗な方は少女に心を寄せて涙を流し、心が汚れてしまった方は父親のヤバさに震え上がりましょう。  是非皆さんも読んでみてください!  ゴリ泣ける作品。爆誕ウホッ!

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むらもんた