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Crush Out

意外な展開を迎える物語。しかしこれは序章に過ぎない⁈

【物語は】 ある人物の視点から始まっていく。自分をアーティストと呼ぶその人物。内容がなんだか不穏である。何が始まるのだろうか? と思いながら先に進めると、事件現場へと場面が切り替わる。異常とも感じる遺体の状況、主人公は警察関係者のようだが、この事件と一体どう向き合っていくのだろうか? 【事件】 初めに出てくる事件は、どうやら同一犯による3件目の事件のようだ。その事件の様子や、それまでの事件が回想により明かされていく。現場の様子から、かなり猟奇的な事件のようだが”誰がなんのために行っているのか”この段階では分っていない。謎の深まる事件だ。 【登場人物】 この物語に大きく関係している人物は二人。どちらも女性である。一人は少し面白い経歴を持つ女性。しかしながら、珍しいとは言えないかも知れない。この女性が変わっているのは、少しマニアックな作品に出演しているということ。あまりパッとはしない現状だが、自分の道に向かって健気に頑張っているという印象である。 もう一人は、警察関係者の女性。この事件への糸口が見つからず、焦りとも絶望ともとれる状態である。二人がどのように関わっていくのか? また、間接的な関りで終わってしまうのか、この時点ではわからない。(P12までの時点) 【事件の展開】 この物語の面白いところは、仮に疑いがあっても確たる根拠がなければ、警察は動けないというところにある。犯人がそれを利用することによって、事件は難航しているように思えた。繋がりがある証拠を掴まない限り、踏み込むことが出来ないということである。 そしていよいよ4件目の事件が起きてしまう。 【見どころ】 この物語は犯人VS警察ではあるが、決して正義が勝つという単純なものではない。そしてシリーズ一作目ということから、序章に過ぎないのではないか? という考え方もできる。 犯人側の心理、刑事側の心理。それは事件を解決するための思考というよりも、恐怖に対峙した時の人間の心理状態というのが分かりやすく描かれている。かなり異色な作品なのではないだろうか? この作品は、短編の為多くを語ることはできないが(ネタバレになってしまう為)、とても興味深い作品だと感じた。残虐要素が苦手でなければ、お奨めしたい作品である。 あなたもお手に取られてみませんか? この事件の全容とその結末を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

5.0
0
crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師

奴隷屋の日常

混沌とした世界の中で紡がれていく、彼らの日常。

【物語は】 ある印象的な思想から始まっていく。この世界では人間でありながら、人間扱いされない者たちがいる。彼らはイヌであり奴隷と呼ばれた。彼らには人権が無くその命は売買され、軽く扱われた。そんな世界で、主人公はある人物と奴隷屋を営むことにしたのだった。 【物語の魅力】 ある思想と主人公の決心から、本編へと続いていく。 本編に入ると、世界観の説明を取り入れた奴隷の売買の様子が描かれている。混沌とした世界観と、論理的な思考で展開される、不思議なバランスの物語。 主人公は商品として奴隷を扱っており、その扱い方がちゃんと”商品”である。 奴隷を商品とする考え方について、かなり深く追求しているように感じた。決して奴隷制度を対して推奨をしているわけではないが、このシステムと考え方には、納得させられるものがある。他の店に比べると、主人公が奴隷を人間扱いしているように感じてしまうが、それは間違いだと思う。商品を商品として扱う。それが主人公の考え方であり、商品に対しての姿勢なのだと感じた。 この物語には沢山都市が出てくるものの、番号で呼ばれている。オリジナルの固有名詞は覚えづらいため、番号で呼ばれているのは覚えやすく分かりやすいと感じた。 【登場人物の魅力】 主人公の商売に対する姿勢が、凄いと思う。漠然とただ売れればいい、という考え方ではない。”客が求めているものとはは何か”。それを突き詰めていくことが売り上げに繋がると考えられるし、客との信頼関係にも繋がっていくのではないだろうか。とても論理的である。 情景描写や心理描写が丁寧に描かれているにもかかわらず、主人公が淡々としているように見える。恐らくそれが、彼の性格なのだろうと感じた。従業員とは温かみが感じられる会話をしているが、決して情で動いているわけではない。どんなに扱いが良くても、商品は商品なのだ。 話が進んでいくと、主人公が奴隷屋を営む前のエピソードが出てくる。彼が欲しかったのは奴隷ではなく”信頼できる者”。あらすじにある”身内”とは一体何を指しているのだろうか。もしかしたら、この部分で明かされるかもしれない。 この物語では奴隷視点での思想(心情)も出てくる。人間とは人種の違う奴隷については、システムを理解したが、買う側と同じ位置に居たはずの人間がどうして奴隷となったのか。謎の部分があり、その経緯や理由について知りたいという好奇心を刺激する。 そして主人公に何故、冷めた部分があるのか徐々に話の中で分かっていく。 【物語の見どころ】 まず、世界観。舞台について細かく設定されており、とても分かりやすい。そして、主人公に不思議な魅力を感じる。考えていること、思想は分かるのに何処かミステリアスに感じる。世界観や登場人物や考え方に、拘りを感じる作品である。 主人公は奴隷屋を営む前に、奴隷屋がどんなところなのか見ている。このことが奴隷屋を営む上での思想に、一役買っているのだろうか? 主人公と従者の出会いについて。 冒頭の方に出てくる二人の間の雰囲気と、二人が出逢ったばかりの頃では明らかに違う。二人がどんな風に信頼関係を築いていったのかも興味深く、見どころの一つではないだろうか? あなたもお手に取られてみませんか? 読了部分まで(奴隷屋と萬屋①)ではまだ、”身内”が何を指しているのか謎のまま。しかしこれから明かされていく、という楽しみもあります。 主人公にはまだ謎な部分も多く、これからの展開が楽しみです。 是非読まれてみてくださいね。おススメです。

5.0
0
crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師