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5.0

優人

まるで自分が体感しているかのような錯覚に陥る不思議な日常

5.0

優人

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) 異世界とはまんま、現実とは別世界のことを指しているのだと思う。タイトルから予想すると、ファンタジー世界。 ここで気になるのは、モンスター果樹園。モンスターを倒す世界観ではなく、モンスターを育てる世界観なのだろうか? フェイクドキュメト(フェイクドキュメンタリー)とはドキュメント風のフィクションのことらしい。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) モンスター果樹園とはそういうことなのか? という驚きの内容から始まっていく。確かに育てるで間違ってはいないのだが。これはない発想だなと感じた。日記の主がとても生き生きとしていて、楽しそうな日常である。 3 世界観について 生活シミュレーションゲームをプレイしているような不思議な感覚に陥る物語。 モンスターや魔王と戦ったりするのではなく、異世界での平凡 (?)だけれど幸せな毎日を体感できる物語だと感じた。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公がとても個性的である ・設定がとても面白い ・料理などの時に細かい部分にリアリティを持たせてある ・段々とどんな世界なのか分かるのが面白い ・臨場感がある ・日常物なので、常に何かがあるわけではなく特に変わったことのない日もあれば、突発的な事件が起こる日もある ・実際に生活している人の日記に感じる ・人の日常と同じで、出来事によって気持ちも変わっていく 5 お奨めしたい部分 初めは何気ない日常から始まっていく。しかし、生きていればいろんなことが起きるのは当たり前。主人公の日常もまた同じ。特別なことのない平凡な日常があれば、戦いに赴く日だってある。異世界の日常は自分たちと似ている部分もあれば違う部分もあるが、共感する場面もある。どんな世界に生きていようと、自分たちと同じく心があるのだから。 主人公の日常を体感している錯覚に陥る物語だと感じた。 6 物語のその先を想像して ラストまで拝読して。主人公が何故彼らと一緒に暮らしているのか? そのいきさつを知って少し寂しさを感じた。 いつかは昔の仲間や好きだった人と再会できるのではないだろうか? と想像した。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?  お奨めです。

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「裏の畑には「モンスター果樹園」がある。」ほか (仮) <タイトルで悩み中>

異世界の住民の日記を読みたくありませんか?  この物語は、フェイク・ドキュメント形式のライトノベルです。 ※ 「裏の畑には「モンスター果樹園」がある。」は2017年12月~2018年4月頃まで書いていた作品です。 ※ 2021年9月23日タイトルを元に戻しました。 (現在もタイトルに悩み中です) ※ 他のサイトにも投稿しています。 《注意事項》 この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体・名称等とは関係ありません。この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

5.0

優人

彼は混沌とした世界に差す、光となるのだろうか?

5.0

優人

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) あらすじの感じから、人というよりはこの世界自体が主役なのではないかと感じた。 何故人を鞘としたのか? とても奇抜な設定ではあるが、そうしなければ成り立たない何かがあるのだと思う。 女性を鞘とした必然性こそが、この物語の重要な部分でありオリジナリティを形成しているのではないかと感じた。 世界自体が主役と感じたのは、この理由によるものである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある旅人が別の旅人と出逢う所から始まっていく。主人公は旅芸人の方だろうか? 彼らは旅芸人の誘ういを受け、近くの村まで同行することとなった。そこでこの世界について語られており、剣士は特別な意味を持つことが明かされていく。旅人たちが村につくとそこは活気がなかった。果たしてその理由とは? 3 世界観について 旅芸人:ファン、エル 旅人:フミ 女性の身体が鞘となり剣へ変化するには、儀式が必要。最初の村では、強い剣を得るためのプロセスが明かされていき、旅人それぞれの境遇なども明かされていく。いわば、世界観や舞台説明のプロローグのようなもの(物語や世界観を理解したり、掴むためのもの)だと言っても過言ではないと感じた。 この剣については、誰も彼もが持てるわけではなく剣士と呼ばれる者が所持しており、それは自分の妻ではなく他人の”妻”を奪って剣(鞘とする)に変える。何故妻なのか? これにはある理由があり、それは作中で明かされている。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公に焦点が合っている ・伏線をきちんと回収している ・意外性がある ・悪がはびこっているようではあるが、ちゃんと爽快感がある ・設定がしっかりしている ・時代劇の好きな人が好きそうな構成である ・登場人物は多いが、名前のついている人物が少ないため、混乱しない 5 お奨めしたい部分 一章のみの話しの流れでの説明とはなるが、”絶望と希望を繰り返すことにより最大限の爽快感を読者に与えることができる作品”だと感じた。一章では話の流れや世界観、主人公の目的などが明かされているのだと思う。主人公は認めてはいないが、それ(ネタバレになるので詳しく書けないが)が旅の目的なのだと感じた。なので、方向性の分かりやすい作品でもある。 主人公の最終目的はなんだろうか? 行きつく先とは? 混沌としたこの世界に彼は光となるのだろうか? 見どころ満載の作品だと感じる。 6 物語のその先を想像して 主人公の目的が分かったので、この先は悪を成敗し世の中を変えていく物語なのではないかと想像する。 そして最終的には、この国 (世界)自体を変えていくのではないだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

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1

女神の白刃

 どこかの世界の、いつかの時代。  その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。  女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。  剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。  大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。  魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。  *表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*

5.0

優人

少女が目的を遂げるその先が、真の始まりなのかもしれない

5.0

優人

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) 洞穴で不思議な少女と出会うとあることから、主人公の青年はずっと放浪の旅をしているのだろうか? 行くあてもなくさまよい続ける彼は、ある少女と出逢うことで逃げるだけではなく、何らかの目的を持って旅をすることになるのではないかと想像する。果たして”自分を『かえして』くれる”とは一体どんな意味なのだろうか? 2 物語は(どのように始まっていくのか?) 全てを失った青年が、死ではなく生きろと言われて見知らぬ場所に飛ばされた(?)ところから始まるようだ。 本編に入るとモノローグにて彼のいる場所がどんなところで、現在の状況や境遇などについて語られていく。 その先で、彼はある少女と出逢うのだった。 3 世界観について ”長剣と、剣鉈と呼ばれる大きめの重いナイフ”を主人公が所持していることから、ファンタジーだと思われる。 回想により、彼の境遇が詳しく語られていく。(ネタバレになってしまうのでここに書くことはできないが) 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・二人が出逢った理由に何か意味があるのではないか? ・曖昧な目的で旅をしていた主人公は、少女に出逢うことで確かな目的を持ち始める ・彼にあるのは”意味”を突き止めることなのではないか? ・伏線の回収の仕方 ・情景描写がとても丁寧 ・主人公の性格が分かりやすくブレない 5 お奨めしたい部分 元は一章で完結だったようだ。ある日襲撃に遭い故郷を追われた主人公は、自分が”選ばれた”理由を”探して”何年も旅を続ける。 そして旅の先で少女に出逢う。彼の人生は彼女の人生に深く作用することとなる。展開の展開の速い作品であり、結末から始まっているように感じる。一章で完結していたのだったとしたら、その理由も納得である。しかし、この物語には先がある。つまりここからが本当の始まりなのかもしれない。 全てを失ってしまった青年がある少女と出逢い、守りたいものが出来る。人は守るべきものが無ければ無謀にもなれる。しかし、守るべきものがあれば、その人の為に強く生きることを望む。強い生命力を感じる作品である。主人公は果たして目的を遂げることができるのであろうか? 6 物語のその先を想像して 012 御者まで拝読 主人公の目的は”選ばれた理由”を突き止めることだった。 少女の目的は”自分をかえしてくれる”人を探すこと。 恐らくこれは一章で目的を遂げているのではないかと感じる。 ただし、まだ主人公の故郷を奪った”真の敵”には出逢っていない。 彼女との旅の終焉はその”人物の目的”や”意味”を知ることではないだろうか?  それは主人公自身もまだ知らないことなのではないだろうか。 この先、腕輪の秘密と彼の為すべきことが明かされていくのではないかと想像する。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

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風が伝えた愛の歌

故郷を失い、追われる身となった一人の青年。ずっと孤独な逃避行を続けてきた彼はある日、洞穴で不思議な少女と出会う。 少女は自分を『かえして』くれる人を探すというが⋯⋯。 19話で若干刺激の強い表現を使っているため、念のため『性的表現あり』を設定しています。

3.5

かんむり

あべこべ物異世界長編ハーレム物! tueeあり商売ありの欲張りセット!

3.5

かんむり

ひょんなことから超常の力を得て異世界へ転移し、美醜逆転した世界で嫁を作ったり日本と行き来して貿易したりする話です。 主人公が人としていい子でいつも一生懸命なので、美醜逆転してるから関係なく人から好かれてハーレムを作ります。と言うスタンスはいいのだけど、普通にハーレムつくるいい人とは…? 相手が気にしないしむしろもらってくれと言われているからってどうなの? と言う主人公の性格故にちょっとした違和感はあるものの、あれもこれも楽しみたい人にはおすすめです。 普通に主人公が善人であるのは読んでて伝わってきますし、好かれるのもわかります。異世界と行き来する扉をつくれるので、主人公だけではなく会社の上司など様々なひとを巻き込んで貿易していきます。 美醜逆転しているが故に自信がない子が日本にきて自信をつけていく様子とか、美醜逆転ならではの展開もあって楽しめます。圧倒的tueeやさらなる異世界など設定も凝っていて、未知へのわくわく感もあり面白いです。 多少もの足りない部分もありますが美醜逆転物でしっかりした文章量で完結しているもの自体数がまだまだ少ない中、異世界あべこべハーレム好きにはたまらない名作だと思います。

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異世界マッチメーカー ~あべこべ世界と日本を行き来する~

通信制高校に在学しながら古物商に非常勤職員として勤める、人のいい少年、繋句(つなぐ)。 彼はある日、公園で行き倒れの老人を助ける。 老人は自分を大魔術士だと告げ、助けた礼にと少年に数々の魔法を与えた。 世界を渡る魔法を得た少年は、異世界へと訪れる。 その異世界は美しさが地球とは逆の基準で構成された、エルフたちの蔑まれる奇妙な世界だった。 異世界じゃダメでも地球じゃ美少女。そんなエルフたちに好かれて、日本の文化と魔術の力で異世界の暮らしを変えていきます! ※21話で一章終了しました。 ※59話で二章王国編、終了しました。 ※一話の文字数が長かったので、22話から一話6000字→3000字前後に短くします。ご了承ください。

4.0

かんむり

【連載中】ちょっぴりお馬鹿で素直な人間不信な女の子が歯を食いしばって前にすすむ涙と勇気のお話!

4.0

かんむり

主人公は親に捨てられ施設で育った可愛い女の子です。中卒で施設を出た主人公は働くためにも体力をつけようとダンジョンで体を鍛えることにしました。 家もお金も家族も友達もない、ないないづくしの少女は最初に誘われたパーティメンバーに裏切られたことからますます人間不信になり何とか一人で頑張っていきます。周りの人に見守られながらも少しずつ心を開き成長していき、初めての友達を得たところではにやにやしながらよかったね! と全力で応援してしまいました。 なぜ自分でもそこまでするのか自問自答したり、葛藤したりしながら少しずつ進んでいくも、次々に襲い掛かる不条理や不幸に読者も胸が痛くなり、もう頑張らなくていいよ! と言いたくなってしまいます。それでもなお一歩進んで覚悟を決めていく主人公には胸が熱くなります。 無邪気で可愛くて、すごくいい子です。こんなに純粋でいい子だからこそ、周りに優しくされるのも納得ですし、同時に苦しんでいると悲しくなります。何故ダンジョンができたのか、その世界の謎にも迫っていき、現在最後の戦いへと向かうところです。 どんなに優しい人でも人間らしく身勝手にふるまってしまうところもあり、危険な世界だからこそそれぞれの人間味が強く出ていて、だからこそ腹も立ったり悔しくなったり、主人公の悲しみに感情移入してしまいます。 ちょっと辛いことも多いので、気楽に読みたい人にはあまりおすすめできません。主人公の心の傷の原因になった人もでてきてぬるっと許されたりするところなんてもやもやしてしまうのですが、それだけ主人公に肩入れしてしまうほど魅力のあるキャラクターと言うことです。 濃密な世界観と、悪意にまみれた絶望からそれでもわずかな希望を求めて立ち上がる少女の頑張りを応援したい人には是非読んでもらいたいです。 まだ連載中なので星四にしています。

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

変な実食べてから死んだら最強のスキル手に入れた。――人生ハードモードだったけど一発逆転狙いたかったのにやっぱりハードモードだった――

凡そ三十年前、この世界は一変した。 世界各地に次々と現れた天を突く蒼の塔、それとほぼ同時期に発見されたのが、『ダンジョン』と呼ばれる奇妙な空間だ。 不気味で異質、しかしながらダンジョン内で手に入る資源は欲望を刺激し、ダンジョン内で戦い続ける『探索者』と呼ばれる職業すら生まれた。そしていつしか人類は拒否感を拭いきれずも、ダンジョンに依存する生活へ移行していく。 そんなある日、ちっぽけな少女が探索者協会の扉を叩いた。 諸事情により金欠な彼女が探索者となった時、世界の流れは大きく変わっていくこととなる…… 人との出会い、無数に折り重なる悪意、そして隠された真実と絶望。 夢見る少女の戦いの果て、ちっぽけな彼女は一体何を選ぶ? 作者名やタイトルは異なるものの、アルファポリス様とハーメルン様にも投稿してます

5.0

葉霜深海

異色な二人の歌が響く。色彩豊かな南の島にひっそりと、しかし強く美しく

5.0

葉霜深海

船旅の途中で嵐に遭い、絶海の島々へと漂着した元歌姫、クラリッサことクラリス。そこで彼女が出会ったのは、島民から遠ざけられているアルビノの少年、エツィカシュイムことツィカだった。 飄々として弾けるような明るさを持つクラリスと、まだ幼くもしっかりしていて真面目なツィカの二人は、島内では異邦人とアルビノという外れた存在。加えてどちらも背後に陰を抱えているのですが、友情を深めていく二人の姿は眩しく、心を和ませてくれます。 舞台となる南の島、フィアスティアリそのものや異文化が織り成す描写も美しく、こちらまでクラリスと同じ道を辿っているかのような気分を味わえます。良いところばかりでなく、問題もしっかり描かれており、だからこその人間ドラマも見どころ。しかし最大の見どころは、題名にもある二重唱! 様々な事情が絡み合う中を突き抜け、思いのままに紡がれるクラリスとツィカの、清澄かつ透明な歌声。そして力強く自由な歌唱には、心を揺さぶられます。 ぜひ貴方も、南の島フィアスティアリへの旅と、日陰の二人が紡ぐ歌をご堪能ください。

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

障翳の二重唱

 ここではないどこか、『大いなる神』への信仰が正道とされる世界。  かつて稀代の歌姫と評されていたクラリッサは、引退後南の島へ一人旅する──つもりであった。しかし彼女を乗せた船は嵐に遭遇、船より脱出したクラリッサも大海へと投げ出される。  どうにか一命を取りとめた彼女が流れ着いたのは、地図にすら記載されていない絶海の群島。そこでクラリッサが目にしたのは、眩しすぎる陽光から守られぬ白い少年だった。  天翔る太陽神を信仰する、『赦された民』たち。その枠組みから外れた二人は、日陰にて何を思うのか。 ※本作に登場する宗教や国家、民族は全てフィクションであり、特定の事物を題材としたものではありません。

4.0

かんむり

【連載中】まさにクズ!だが一本筋の通ったクズだ!

4.0

かんむり

愛を願った男が異世界で目を覚ますと、そこには主人公の願いの一助となることが存在意義だと自称する少女になった何かがいた。 びびりで働きたくない欲望に忠実なクズのため、自動人形と言う魔物を使役すると言う設定で少女一人で働きにだし、自分はひたすら酒や女に溺れます。 その為基本回りの評価は悪いのですが、本人は魔物を使役するのは自分が働いているのと同じであり、事実人形であることを隠しているわけでもないのでヒモやクズと言う評価は納得ができません。 個人的には理屈には賛同できるのですが、取り繕うことをしない大胆さとそもそも悪く思われることに全く気づかない豪胆さに思わず笑ってしまいます。 主人公から自動人形を奪おうとするやからもあらわれたり、なんだかんだと問題が起きるため旅を続けざるを得ないと言うのが大まかなストーリーです。 主人公は特別頭が悪いわけではなく、それなりに装って大人の対応をすることも、またできれば無駄に殺したくないと言う理性的な面もあり、自堕落な生活さえのぞけば人形よりまともなことが言える為、人形の強さがわかる一部の人間からは評価されてるのも面白いポイントです。 また主人公の振る舞いは確かにクズですが、人形として割りきってるにしてはちゃんと心配もしてますし、そもそも愛が欲しいと願っただけあって不器用で憎めない性格をしていると感じます。人形がすぐに殺そうとするのを抑えてぎりぎりまで穏便にことをすませようとするのも、人間らしさを感じさせます。 人形とも何だかんだ仲良くしていますし、二人のやりとりは家族のような介護のような関係で、なんだかほっこりしてしまいます。 まだ途中なので星4にしておきますが、他の異世界ものとは一味も二味も違い、一風かわった異世界ものとして堪能できる作品です。

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クズ野郎異世界紀行

 二十歳そこそこのうらぶれた男、キミヒコ。夢かうつつか、彼の元に不思議な声が聞こえる。「何を願う?」と問いかける声に応えると、彼は未知の世界へと転移していた。さらにキミヒコの願いを叶えるためにと、得体の知れない自動人形が彼に仕えることとなった。この人形をホワイトと名付け、キミヒコはこの世界で自分勝手に生きると決める。前の世界での鬱憤を晴らすべく、好き放題をしていくキミヒコだったが……。 ※タイトル通り主人公はクズです。反社会的、反道徳的な言動や行動を繰り返します。真に受けないでください。 ※死体の描写や流血など、残酷な表現があります。苦手な方は注意してください。

5.0

橘 紀里

絡まる「いと」が解けて、新たな未来の絆へと。

5.0

橘 紀里

 水晶木の精霊の庇護を離れ、自らの国を治めることで前を向き始めたラザフォード。その国で、騎士として成長していたカートには、前作で負ったとある運命が容赦無く彼を絡め取ろうと襲いかかります。  いくつもの絡まる運命の糸。  大切に思うからこそ、その運命の前にもがき、混乱してカートを傷つけてしまったピア。どうしようもなく彼の前から逃げ出したカートを救ったのは、何とあの男で——。  前作で一応の解決を見たかに思えたカートの瞳の秘密と、隣国ドアナとの抗争を大きな軸として物語は進みます。  悩み苦しみながらも成長し、やがて色々な想いを抱え、答えを見出していく彼らの姿に、思わず涙が溢れてしまいました。  シリーズ最終作とのことで、全ての因果と因縁をひとつの未来へと織り上げていく見事なエピローグ。  彼らと会えなくなってしまうのが本当に寂しいと感じてしまう、素晴らしい物語でした。

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

マリオネットインテグレーター3

 精霊の言葉を失って、自らの手で護ると決めた豊かなラザフォード国。  いくつもの絡まりあう想いの迷宮、その出口は。  数奇な運命に翻弄される少年カートと、彼を取り巻く人々の物語。  シリーズ三作目(それぞれ文庫一冊分の分量で物語は完結しています)。  一作目は主人公カートが14~15歳、二作目は15~16歳、本作は16~17歳までの期間のお話になっています。 マリオネットインテグレーター:https://kakuyomu.jp/works/1177354055651167264 マリオネットインテグレーター2:https://kakuyomu.jp/works/16816452219650202031 *「美少年を愛でる趣味」の人が出て来るため、BがLする系のシーンが発生しています。タイトルに*のある部分、ご注意ください。 *タイトルに☆がついている番外編は、他作者様が書いてくれた二次創作となります。 (C)Copyrights 2021/08/30 MACK All Rights Reserved

5.0

橘 紀里

「いと」に絡め取られる人々と、解くために前を向く人々と。

5.0

橘 紀里

 国を守ってきたはずの水晶木にその運命に翻弄される人々の様子を、どこか淡々とした筆致で描かれていた「マリオネットインテグレーター」の続編。  今作は前作で明らかにされなかったカートの秘密や、ピアの過去が明らかになるとともに、彼らが負う苛酷な運命との対峙が描かれていきます。新たに登場したフィーネ、成長したアーノルドなどが、さらにカートやピアと深く関わることで、前作よりももっと人と人とが関わることで生まれる心の軋み、切なさがとても鮮やかに胸に迫ります。  何と言っても、銀縁眼鏡白衣——! もとい、ダグラスが抱える野望と、何とも複雑な想い。彼の行為は決して許されるものではありませんが、それでも彼もまた世間の「常識」や固定観念にある意味縛られてしまっていたが故に、あんな運命に落ち込んでしまったのかなあとも思えました。  人が本当の意味で自由に生きるとはどういうことなのか、多様性とは、そんなことを考える良いきっかけともなります。  そして何より、辛いことを乗り越えた彼らの最後は大団円のハッピーエンドでした!

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

マリオネットインテグレーター2

 精霊国と呼ばれたラザフォード国から、精霊が消える日が近づく中、変遷する社会の中で、少年騎士は新たな出会いを果たす。  居候している魔導士の家に婚約者として表れた少女は、”愛を求める野良猫”だった。我を抑えるように厳しくしつけられた少年は、彼女と触れ合う事で、年相応の感情表現を身に着けて行くが……。  様々な思惑が錯綜する中、近隣諸国との関係も変化し、激動の時代の始まりにあって、青い瞳の少年騎士が大人に向かって成長する、その冒険の記録。 【参考文章量】本編のみ約11万文字、全30話、各話3000~4500文字。        超過する分は番外編の文字数です。  この作品は、以下の小説の続編後日談となります。 マリオネットインテグレーター https://kakuyomu.jp/works/1177354055651167264 *「美少年を愛でる趣味」の人が出て来るため、BがLする系のシーンが発生しています。タイトルに*のある部分、ご注意ください。 *タイトルに☆がついている番外編は、他作者様が書いてくれた二次創作となります。 (C)Copyrights 2021/04/29 MACK All Rights Reserved

5.0

霖しのぐ

居場所はずっとここにある

5.0

霖しのぐ

あまりにも印象的な書き出しで始まるこの物語。ここからこの結末に転がっていくとは誰が予想できましょうか。 亡き父との約束を守り、とある魔法を封じて生きる主人公の魔導師ミグ。壮絶な最後を遂げた父を看取った彼女は、今度は戦禍に巻き込まれ、親友や敵国兵士とともに他国に逃れます。この三人と、そこで出会った人たちが織りなす人間模様を見守るのもこの物語の魅力の一つ。 そして、再び巻き込まれた戦いの果てにミグは自分の秘密を知り、大切な人たちのために自らの運命に立ち向かっていきます。 舞台は異世界。世界観、魔法ともにかなり設定は練り上げられています。ですが取っ付きにくさはなく、異世界ファンタジーに親しんでいなくても世界に入り込みやすかったように思います。 まったりとした日常から緊迫した戦闘シーンまで臨場感たっぷりに描き出されており、色鮮やかな光景がはっきりと浮かんできます。何より、目まぐるしい展開が読者の心を掴んで離しません。 物語は終わってしまいましたが、彼女達のこれからの日々が幸せなものであることを願ってやみません。

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

ぐうたら魔導師の余生

ミグの父ゼクストはドラゴンに襲われて死に、埋葬三日後には墓荒らしに遭った。 それから一ヶ月が経ったある日、ジタン王が治めるベガ国はプロキオン帝国に急襲され、陥落。その戦火の中、ミグが目にしたのは死んだ父の姿だった。 ミグはリゲル国に保護され、生き残った王女テッサ、元帝国兵ヴィンと共同生活を送ることになる。 嫌味な秘書に怒られたり、ヴィンと喧嘩介助したり、同じアパートの少年に癒されたり、テッサと恋の三角関係になったりしながら、ミグは父の手がかりを探す。 これはとある浮遊大陸群の話――。 ※本作には一部、残酷な描写や痛々しい表現があります。 できる限りソフトな描写で最小限の範囲に留めておりますが、苦手な方は閲覧の際ご注意ください。

最近の「参考になった!」

『探偵部』の個性的なキャラが織り成すミステリーなキャラ文芸

「探偵部」なる怪しげな物がある高校を舞台に展開される連作短編ミステリー。 ステッキを持って不敵に笑う天才女ホームズと女ワトソンを始め、癖の強いキャラが登場します。トリックや謎解きもきちんとしているのもオススメポイント。地の文は癖がちょっとあるかもしれません。 連作短編をお探しの方、表紙も可愛いので是非一度クリックをば!

探偵、綺田冴子の推理奇談

彼は混沌とした世界に差す、光となるのだろうか?

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) あらすじの感じから、人というよりはこの世界自体が主役なのではないかと感じた。 何故人を鞘としたのか? とても奇抜な設定ではあるが、そうしなければ成り立たない何かがあるのだと思う。 女性を鞘とした必然性こそが、この物語の重要な部分でありオリジナリティを形成しているのではないかと感じた。 世界自体が主役と感じたのは、この理由によるものである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある旅人が別の旅人と出逢う所から始まっていく。主人公は旅芸人の方だろうか? 彼らは旅芸人の誘ういを受け、近くの村まで同行することとなった。そこでこの世界について語られており、剣士は特別な意味を持つことが明かされていく。旅人たちが村につくとそこは活気がなかった。果たしてその理由とは? 3 世界観について 旅芸人:ファン、エル 旅人:フミ 女性の身体が鞘となり剣へ変化するには、儀式が必要。最初の村では、強い剣を得るためのプロセスが明かされていき、旅人それぞれの境遇なども明かされていく。いわば、世界観や舞台説明のプロローグのようなもの(物語や世界観を理解したり、掴むためのもの)だと言っても過言ではないと感じた。 この剣については、誰も彼もが持てるわけではなく剣士と呼ばれる者が所持しており、それは自分の妻ではなく他人の”妻”を奪って剣(鞘とする)に変える。何故妻なのか? これにはある理由があり、それは作中で明かされている。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公に焦点が合っている ・伏線をきちんと回収している ・意外性がある ・悪がはびこっているようではあるが、ちゃんと爽快感がある ・設定がしっかりしている ・時代劇の好きな人が好きそうな構成である ・登場人物は多いが、名前のついている人物が少ないため、混乱しない 5 お奨めしたい部分 一章のみの話しの流れでの説明とはなるが、”絶望と希望を繰り返すことにより最大限の爽快感を読者に与えることができる作品”だと感じた。一章では話の流れや世界観、主人公の目的などが明かされているのだと思う。主人公は認めてはいないが、それ(ネタバレになるので詳しく書けないが)が旅の目的なのだと感じた。なので、方向性の分かりやすい作品でもある。 主人公の最終目的はなんだろうか? 行きつく先とは? 混沌としたこの世界に彼は光となるのだろうか? 見どころ満載の作品だと感じる。 6 物語のその先を想像して 主人公の目的が分かったので、この先は悪を成敗し世の中を変えていく物語なのではないかと想像する。 そして最終的には、この国 (世界)自体を変えていくのではないだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

女神の白刃

最近の「共感した!」

それはホラーか、それとも純文学か。強い引きと謎によって彩られた夜(ヨル)の記憶。

 神域である山や森で、また街や里からなんの前触れも無く人が失踪してしまう事件「神隠し」が多発するなか、主人公優の身に不思議な出来事が巻き起こる── *  この作品は、ジャンルがホラーになってこそいますが、様々なジャンルの融合体ではないかな、と感じました。  確かに根幹の部分はホラーなのかもしれません。ですがそれでいてミステリーでもあり、またヒューマンドラマでもあり、はたまた、純文学的でもある。  そんな本作の魅力を端的に表現すると、謎や仕掛けの多さであり、エピソードごとの引きの強さでしょうか。  度々挟まれてくる惨劇や、不可思議なイベントの数々に、「どうして彼女はこんな行動をしたのだろう?」「この先、どうなってしまうのだろう?」と気になり、自然とページを捲る手が止まらなくなる、そんな魔力に満ちた作品です。  三人称で綴られる物語なのですが、そこを上手く利用して、主人公である優の人格が、時々「ヨル」と入れ替わるところも本作の見どころ。  いまの発言ははたしてどっちのものなのか? 巧みな表現に翻弄され、思わず首を捻ってしまうことでしょう。  主人公──優と意識を共有している「ヨル」とは何者なのか?  感動の結末を、是非、見届けてください。 *  ──優が心の中でそっと囁いたとき、紋白蝶は飛び立っていった。壮麗なる青空に向かって。

長い夜

すっきりとした潮風

 潮風は纏わり付くようなじとっとした雰囲気がある。それがなんなのか、まぁ「一塩」なのかもしれない。  二人の内へ想像力が書き立てられるのは、現物が引き立てているのかなぁ(ご飯とかコーヒーとか本当に美味しそうに書かれていた)これぞ木を隠すにはなんちゃらだよなと思わされる筆力でした。  塩の匂いとすっきりしたコーヒー。寝起きに読んだのですが(個人的でどうでもいい話でしたね)朝読、気付けばレビューを書こう!というくらい頭が冴えました。寄せては返す漣のような作品。

Untitled:名前の無い地図

彼は混沌とした世界に差す、光となるのだろうか?

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) あらすじの感じから、人というよりはこの世界自体が主役なのではないかと感じた。 何故人を鞘としたのか? とても奇抜な設定ではあるが、そうしなければ成り立たない何かがあるのだと思う。 女性を鞘とした必然性こそが、この物語の重要な部分でありオリジナリティを形成しているのではないかと感じた。 世界自体が主役と感じたのは、この理由によるものである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある旅人が別の旅人と出逢う所から始まっていく。主人公は旅芸人の方だろうか? 彼らは旅芸人の誘ういを受け、近くの村まで同行することとなった。そこでこの世界について語られており、剣士は特別な意味を持つことが明かされていく。旅人たちが村につくとそこは活気がなかった。果たしてその理由とは? 3 世界観について 旅芸人:ファン、エル 旅人:フミ 女性の身体が鞘となり剣へ変化するには、儀式が必要。最初の村では、強い剣を得るためのプロセスが明かされていき、旅人それぞれの境遇なども明かされていく。いわば、世界観や舞台説明のプロローグのようなもの(物語や世界観を理解したり、掴むためのもの)だと言っても過言ではないと感じた。 この剣については、誰も彼もが持てるわけではなく剣士と呼ばれる者が所持しており、それは自分の妻ではなく他人の”妻”を奪って剣(鞘とする)に変える。何故妻なのか? これにはある理由があり、それは作中で明かされている。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公に焦点が合っている ・伏線をきちんと回収している ・意外性がある ・悪がはびこっているようではあるが、ちゃんと爽快感がある ・設定がしっかりしている ・時代劇の好きな人が好きそうな構成である ・登場人物は多いが、名前のついている人物が少ないため、混乱しない 5 お奨めしたい部分 一章のみの話しの流れでの説明とはなるが、”絶望と希望を繰り返すことにより最大限の爽快感を読者に与えることができる作品”だと感じた。一章では話の流れや世界観、主人公の目的などが明かされているのだと思う。主人公は認めてはいないが、それ(ネタバレになるので詳しく書けないが)が旅の目的なのだと感じた。なので、方向性の分かりやすい作品でもある。 主人公の最終目的はなんだろうか? 行きつく先とは? 混沌としたこの世界に彼は光となるのだろうか? 見どころ満載の作品だと感じる。 6 物語のその先を想像して 主人公の目的が分かったので、この先は悪を成敗し世の中を変えていく物語なのではないかと想像する。 そして最終的には、この国 (世界)自体を変えていくのではないだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

女神の白刃