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ジャンル:冒険・バトル

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戦ノ神の新約戦記

孤独な神が、人間界で得たものとは?

【物語は】 あらすじにもあるように、この物語の世界では人間、魔獣、亜人の種族がバランスにより保たれていた。しかしそのバランスが崩れたことが、この世界のターニングポイントだと思われる。世界観について、神と三種族の繋がり方には納得のいくものがある。すなわち物語の世界観が、とても自然な思想によって構築されているという印象。この後、神々の大裁判によって話が進んでいく。それはまるで会社で上司と部下が言い合いをしているかように、見えてしまう。問題が起きた時、”優秀な上司ならどうするのか?”と考えさせられる物語である。 普段お目にかかれない偉大な存在の神であっても、我々人間と変わらないという部分に親近感が沸く。この先一体どうなるのだろうか、これは理不尽ではないのかと、主人公たちの動向をハラハラと見守っていくこととなる。 【物語の魅力】 前述したように、親近感が湧くような分かりやすい物語の流れである。世界観にはオリジナル要素が多数含まれていながらも、読み手が前のめりになって読んでしまうのは、多くの人が共感を得やすい内容と展開だからだと思われる。自分よりも上位の神と主人公が言い合いをしている間にも、世界のバランスはどんどんおかしくなっていく。 今、責任問題を問うべきなのか? それとも先に何か手を施すべきではないのか。 この場面では、無能な上司と全責任を押し付けられた新入社員のような関係が、物語に入りやすい理由の一つではないのだろうか。立場などを想像しやすいからこそ人は感情移入しやすく、物語にのめり込むものである。そこもこの物語の魅力の一つだ。 このあと主人公は神であったが、全ての責任を押し付けられ下界へ下る。彼は言いたいことをはっきり言うことできる人物だ。客観的に見ても、彼の主張は一理あると思うのだが、誰も聞く耳を持たない。こんなのパワハラだよ、と感じた人も少なくないのではないだろうか。こんな風に身近なことに置き換えて考えられるというのは、物語が誰にでも想像しやすいということ。とても巧いと思われる。 【主人公の魅力】 彼は不満を持ちながらも、自分の職務を真面目にこなしてきた印象が強い。元々孤独とならざるを得ない職務だった為、下界では解放感を味わうこともできる。しかし、一所懸命真面目に働いてきたサラリーマンに置き換えると、それだけ会社に尽くしてきたのに、全ての罪を擦り付けられ追い出される。何ともやりきれない。それでもまだやらねばならないことがあるとは、とても不憫である。 主人公は、とても冷静な人物だ。心情が丁寧に描かれているので、焦りや恐怖なども分かりやすく、一緒にハラハラするような場面もある。元神でありながら、生きるために必死な部分など、一所懸命な姿が好感が持てる。思わず応援したくなるような魅力をもつ主人公である。 そして話の展開に無理がなく、賢い選択をしていくのも落ち着いて見られる良い点の一つである。 【物語の見どころ】 世界の成り立ち、主人公の境遇。これらは実に丁寧に描かれており、別のものに置き換えて、彼の心情を想像することも出来る。これ自体が物語への入りやすさであり、魅力の一つともいえるだろう。更に面白さ(面白味)が増してくるのは5話あたりから。机上での戦争をしていた時とは違い、実際に人間たちがどのように生活をしているのかや魔獣に立ち向かっているのかを、下界に降りた主人公は目の当たりにしていくこととなる。 恐らく人間たちと関わっていくことで、彼自身得られるものが多いと想像する。孤独な神は、彼らを見て何を思うのか。小タイトルを見ると、主人公が彼らと絆を築いていくのではないかという期待も持てる。先の楽しみな物語である。 是非あなたも、お手に取られてみはいかがでしょうか? お奨めです。

5.0
1
crazy's7

魔法少女BLOOD

もし、あなたは魔法少女がいると言われたらどうしますか?

【物語は】 主人公と親友の何げない会話から始まり、二人の普段の様子や親友に対し、どんなことを思っているのかなどが語られていく。親友であっても、身体が不自由である方の補助は簡単に出来ることではない。それほどまでに、主人公にとってこの少女が大切な存在であるということが伝わってくる。物語は、二人に共通した友人が魔法少女の話をしたことで、親友がそれに興味を持ったことをきっかけに本題へと入っていく。 【登場人物の魅力】 主人公の感情が手に取るようにわかるところに特に魅力を感じる作品だが、言動により三人の性格も分かって来る。主人公は、とても素直な性格だと思われる。親友をとても大事に思っていることがストレートに伝わってくることから、そう感じた。親友の方は、少し分かり辛いというよりも、辛さを隠しているのではないかと思われる一面があり、意図せず主人公の気持ちを揺さぶっている。そこが二人の関係に面白さを加えていると感じた。他にも、その年代らしい活き活きとした姿か描かれており、好奇心旺盛、多感といった部分にも学生らしさを感じる。(多様性はあるとは思うが) 作者は、”その年代である(中学生かな?)”というリアリティを持たせているのではないかと思った。 【物語の魅力】 「もし、あなたは魔法少女がいると言われたらどうしますか?」 恐らく、そんな非現実的なことは信じないかも知れない。まさしくそういう事である。この物語には、魔法少女というものが存在するが、この世界の中でそれを信じる者はそういないという事だ。目撃情報も信憑性のないものとして”噂”に留まっている部分もある。本当に居たとしても、人はなかなか非現実的なものを受け入れることが出来ない。つまり、読者が想像できうる世界の中で、彼女たちはどうやってその非現実と向き合っていくのか、受け入れるのか。そこが最初の気になるポイントだ。 【この作品の見どころ】 中途までの読了ではあるが、かなり本格的なものであると予想がつく。生半可な魔法少女ものではないという事だ。この物語は読みやすさはもちろんあるが、話しの展開がとても滑らかで無理がない。教室でのお喋りの風景も、何故主人公が外へ出ることになったのかも。それは作風だと思うので、この先も実に無理のない展開になっていくのではないかと思われる。二人が魔法少女の関わるこの事件に巻き込まれ、一体何を得るのか?もしくは何かを失うことになるのか?そして、親友の願いとは? まだ謎な部分も沢山あり、続きのとても気になる作品だと思います。 あなたも是非お手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

5.0
1
crazy's7

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろうファンタジー連載:53話

バズれアリス

ファンタジー×現代×配信で希望を見出すお話!

ネタ全振りのタイトルから想像のできない王道と熱さと恋のお話。あと13万文字とかなり見やすい。 なんやかんや王国から無実の罪で不毛の地へ旅へ出された勇者的な聖女が、不思議な鏡を見つけたら現代(コロナ下)の料理屋に繋がって……? さらに想われるほど強くなる能力は現代の配信稼業とぴったりで……? 鏡を挟んだ現代×ファンタジー異世界交流に、きっと希望が見つかるはず。 あとタイトルから想像つくことはだいたい回収してくれます。

小説家になろう恋愛連載:119話完結

美醜あべこべ世界で異形の王子と結婚したい!

男性のみ美醜逆転の異世界に美少女イケメンハンター出陣します!

前世で喪女だった後悔からイケメンにガツガツの肉食系女子となった美少女主人公。前世含めて一目ぼれした異形と言われるほどの美少年(前世観)にアプローチをしてさっさと婚約者候補に収まり、誰も寄せ付けないいちゃらぶカップルになります。 外面もよく美少年に目がないですが、自分主観で醜いからと嫌うことはありません。恋愛対象ではなくてもちゃんと人として接する、人として優しい女の子だからこそ素直にその恋路を応援することができます。美少年と付き合うためにしていた善人の外面がよすぎてまわりからは誤解されてもいますが、そこも美醜逆転独特の笑いポイントとして楽しめます。 義理の弟を可愛がったり、不遇なイケメンも多数出てきて、乙女げー系小説っぽい世界観な感じですのでさくさく読めて最後まで一気に楽しめます。 ヒーローにも秘密がありちゃんと後々秘密を打ち明け合って、主人公が面食いなのも全部わかってもらって思いあうラブラブ小説です。 最後までぶっとんだ美醜観によるドタバタギャグが楽しいですし、完結済みなので一気に最後まで楽しめます。 世界観も楽しくもたくさんのキャラクターもそれぞれ個性がありいい人が多く、美醜逆転好きだけではなく乙女ゲー系の愛され主人公恋愛物が好きな人にもおすすめです。