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【改稿前ver.】キミの声だ、ってわかるんだ

挫折はけして、絶望じゃない

 ずっとやりたかったことを否定され~ふとチャンスがめぐってきて~(承)ハッピーエンド  ここまでの作りは、きちっと押さえてあって、でも、「これは、ありきたりな話じゃないな」と感じると思う。そこが恐らく作者スパイス、味かなと。  (承)起承転結の承なのですが、流れよく↑にあがっていくのですが、へ?と、流れよく↓にも下がる、このターンはとても緩やかで、序盤に出てきた挫折とも違う。  「大人になってからの挫折と、子供の頃から尾を引く挫折って違うよなぁ」と染々しました…。  そこにエイトビートをぶち込んで「やるぞ!」まで行くと強くなれる気がするし、そんなときにまわりに誰かがいたら「やるぞ!」の叩き方が変わってくる。  しかし、穏やかな風のような音。これを聞き取って欲しい。沢山の意味がある。多分それは「表現」という感覚でない、体温で感じるもの、ごく自然な、当たり前な、馴染みあるものに。  誰がどう読むか、それは別に感想としては言わないでおこうと思う、言葉にすれば陳腐だし伝えられない。風の音、空気の振動、緩やかに、時にシンバルだって優しい音を出すものです。好きに生きていたい、伝わってくるような。そんな青春、それは音波信号のようなもの。 良作ありがとう。

5.0
0
詩木燕二

呼吸する貝骸

呼吸をどう読むか

 タイトル、正直これだけで語り尽くしている気がする。  作者さん配慮で所謂“地雷”と呼ばれるだろうものが概要欄にありますが、まぁ、私の主観では概要にはそれだけの意味しかないだろうと思いますので、8,000字、読了14分とサイトさんに書いてありますから、身構えすぎることもなくさらっと読んでもぐっと読んでも良いのではないかなと思います。 【読み専視点感想】  “ふわっとしているという情景のわかりやすさ”が世界観に繋がっている気がします。切なさ、海、等といった交じり合い。これが喧嘩をすることもなく1本、として出来上がっている。 深読み派さんもさらっと読み派さんも恐らく満足するだろう文量だと思います。(深読み派さんは何回か読むとしても、丁度自分にストンと落とせるのかなと思います)  “余韻”是非嫌わないでください。読んだ方各々で多分、完結してくれるだろうな、という作者の委ね方、客観的にみても完結はお持ち帰り、出来るんじゃないかなぁと個人的に思います。恐らくそれが読者と作者の個性です。  恐らく、こってこてにジャンルに縛られ「これ、BLか…」と引き返したらそれは勿体ないかなと思います。却って、このレビューを読みこってこてに「BLじゃないんかいっ!」と去ってしまう方へも、勿体ないと思いますし、というふわっと世界観。  交じり合い、しかし何故喧嘩にならないのでしょうかねという伏線を感想で勝手に撒いておいてからの、 【書き手視点感想】  表現力が幅広い。ふわ~っとしたものをしっかり書く文体、これ結構大変なんですよね…。てゆうかやはりタイトルが良くて。 「プロットォォオ!こてこてぇぇえ!起承転結ぅうう!」  という固定観念で多分、作ってないんじゃないかな、というのは私の邪推ですが。でも、だからといって纏まりがないわけではなく、AもBも表現法の一定化と言葉遣いがあるので、本当に「フィルムケースだなぁ」と思う。  8,000字でこの纏め方、感服…脱帽…。  私の感想文章力がこてんぱんにされている…こんなにカッコつけて書いてますが本当は一言「すげぇ…」しか出てこないんですよねー、ただ個人的分析を勝手に書いているだけで、現在2022/8/20の6:25現在…。不貞腐れそうなくらいの作者さんパワー…。私も拾いたいな、そういうの…。  以上、長々してしまいましたが、感想でした。是非読んでください!

5.0
1
詩木燕二

永い春の行く末は

タイトルで全てを語っている

 か。いや、そういうわけではないだろう。  情というものほど厄介なものはない。そしてこれは「怠惰だな」と自己満足かつ自分勝手に決めつけてしまいがちだ、こういった点が恐らく「厄介」に当たるのだろうと思う。   「やっとの思いで付き合っちゃいました」の、人生最大の盛り上りで“物語”は終了してしまうケースが圧倒的に多い。何故、物語を読んだあとに「でも現実と違いますわな」と離れてしまうのかなと考える。その先の生活がまるでないかの如くだからかもしれないなと考えた。  ……いや、まぁここからが私の主観です。    あるよなぁ~熟年って…この、なんだかわからん変な気遣いとか~!と勝手に自分に持ち帰りました。あれ、これレビュー文字数足りるかな。  脱帽だ…と思ったのは、そうなのよね、男って曲げられないのに神経細いから、そう、レズビアンとは全く違うモダモダが生まれちゃうのよねぇ…と。  アットホーム型(世界一優しい人種と私は呼びますが)バイセクシャルさんには、一方向で進んで行く相手の機密さってものが微妙に拾えないのだが、アットホームなだけあってサバサバしていたりしちゃって…(多分間口は広いんだろうが…)と、←この範囲はBLではない場所。でも、マイノリティの摩擦は場所の違いだけだったりする。根本は同じセンチメンタルとハッピーがある。  で、こちら作品はBLなわけでして、最早直球で「一方向で進んでいく男に於いての同性愛~晩年型~」をバチっと書けていていやぁこれほどピッタリなジャンルでリアリティ、なかなかないよなとなんか…凄く感銘を受けました。(ちょっと何言ってるかわからなかったらすみません) 春ですかね。秋も春と似ているような気がします。でも、桜は年々良さがわかるようになる。当たり前に「10年単位」と相手を眺めるのが人生奥深き。  私は最後、彼と共に近間の桜を眺めた気に浸れました。良作ありがとう。 ps.後記  このレビューは、オノログさんの対象でなかったサイトに直接去年に書いたものだが、今日(2022年1月31日)ここに書くまでに後日談がある。自費出版されたのだ!  しかも現在、番外編プロットを練っている最中だそうだ。楽しみはまた増える。春は、もう目の前です。

5.0
0
詩木燕二

翼に愛を

迫害を受け傷ついた少年は、ある獣人との出会いで少しづつ変わり始める。

【組み合わせ・舞台】 獣人×ヒト 人と獣人の住まう世界。彼らは別れて暮らしている。 【物語の始まりは】 ある狼との出会いの経緯から始まっていく。それまで三年ほど森の小屋で、夜になると男相手をしていた少年はある時、銃声を聞き外へ出た。すると怪我をしている一匹の狼と遭遇するのだった。その狼の傷の手当てをし、別れたつもりが何故か一緒についてくる。彼は狼を招き入れ一晩一緒に眠るのだった。それが非日常の始まりだとも知らずに。 【主人公と登場人物について】 迫害され、唯一の肉親であった母を失った少年はある男に立てて貰った小屋で、男の相手をしながら過ごしていた。望んでそうしているわけではなく、そうしなければ生活もままならなかったからである。生きていいるというよりも、生かされていると言った方が近いかもしれない彼は、ある狼と出逢うことで人間らしい感情も持つようになるが、それは自分自身を危険に晒すことにも繋がってしまう。 【物語について】 初めは人形のように、ただ男の夜の相手をし、時間が過ぎゆくのを待っている生活をしていた主人公は幸せとは程遠く、人間らしさを感じられなかった。しかしある日、ケガした狼を助け一緒に過ごすことになる。そしていつしか、離れがたい存在となっていたのだ。 そんなある日、夜の相手である一人の男から引っ越しの話を持ち掛けられる。小屋があまりにも寒かったためである。返事を待って欲しいと言ったものの、男は勝手に家を建ててしまう。その事をきっかけにし、男たちが少年の家に押し掛け目理やり攫おうとしたのである。だが危機に陥った少年を助けてくれたのはあの狼であった。少年は助けられた翌日、その狼に連れられある場所へ連れていかれる。彼はなんと獣人だったのだ。彼に目的は偵察だったが、国に帰るという。主人公はそこでこの国(人間の住まう場所)に残るか、一緒に行くか問われる。果たして主人公の選んだ道とは? 【感想】 主人公は一体何者なのか? なかなか真実に辿り着かず伏線も多いことから、ソワソワする物語である。 初めは生きている感じのしない主人公だったが、ある狼と出逢い心に変化をきたす。それでも生活は変わらない。慣れてしまうことは恐ろしいことであると感じた。自分のしてることの善悪の判断もつかず、自分にはそれしかないと思い込んでおり、その事に依存してしまうのは何も、性的な行為に関してだけではないと思う。だがこの場合は、自分を大切にすることができない、感覚が違うということから、彼に想いを寄せる、あるいは大切に想っている獣人の王子にとっては、辛い部分だ。 そして、とても気になるのが彼の出生についてである。この先何処かで明かされるとは思うが、たくさん伏線が敷かれており、何となくこうなのかな? と想像を膨らませてしまう。もしそうなら、この国では幸せに暮らせるのではないかと思ってしまう。現時点では、ある出会いから自分に向いていることも見つけられた様子。ハッピーエンドになれと良いなと思う。 【見どころ】 主人公の環境が良い方向に向かうのは、人の国から獣人の国へ渡った後である。ただ、ゼロからの出発、そして人種の違いは初めの頃は弊害となる。彼は今まで男に抱かれるという手段でしか金品を得たことがなく、他人から酷い迫害を受けたため、トラウマも抱えている。 そんな彼に寄り添う獣人の彼は異国(異人種)の王子。いくらお金を持っているとはいえ、簡単に頼ることはできない。その上彼は、忙しく仕事をしていた。 何をするでもなく、毎日一緒に居るだけの日々が続いたある日、後に転機に繋がる出逢いが訪れた。夜道を歩いていたところ、ある雄の獣人に声をかけらたのである。この出来事は、主人公と王子の関係を少しづつ変化させ、主人公のこの国での生き方にも変化をもたらすのである。 一方で、いろんな伏線から”彼は本当に純血の人間なのか?”という謎もあるが、この先どうなっていくのか気になるところである。 果たして主人公は、幸せになれるのだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。 (17ページまで拝読)

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crazy's7

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