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システムオールグリーン。宇宙に届けるメッセージ。

近未来SF世界で紡がれる、高校生の淡い恋と青春。

 西暦2085年。人類は新たな移住先にできる星を探していた。ある時、金星に派遣された調査団が未知の生命体「ストレンジ」に襲われて全滅し――と。近未来SFな世界観の作品です。  そんな世界で、ある日のこと。主人公は、この時代には珍しくも紙の本を読んでいる先輩と出会い、恋に落ちます。  彼女を見つけては、一緒に昼休みを過ごす。初々しく微笑ましい交流を続けるふたり。しかし先輩は、未知の生命体の調査隊に選抜されてしまい――……  * * *  近未来SF世界の中で送られる、高校生の切ないボーイミーツガールのお話です。別れの結末は予想できますが、そこに至るまでが綺麗に納得感ある形で描かれていると思います。また、期待していた以上に爽やかな読後感でした。  メッセージの頭文字を繋げて読むと……という伝え方は、この世界観だからこそ、よりレトロチックな良さを感じられて素敵だなぁと思いました。  個人的に〝この日この時に想いを伝えようと決意したものの、その日が来る頃には、もう……〟という切なくやるせなくほろ苦い展開が大好きなので、それを味わえる短編という点でも気に入っております。  この度レビューを書くにあたって再読いたしましたが、読んでいる間は、ゆったりと癒やされるような感覚でした。先の展開に繋がる描写や設定がしっかりと置かれているので、安心して読める作品かな、と。  不器用に淡い恋をしていて、青くてかわいいなという印象だった主人公も、ラストの四年後のシーンで強く成長した姿を見せてくれて良かったなと思います。  また今度のホワイトデーにも読み返したいですね。オススメです!

5.0
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幽八花あかね

最近の「いいね!」

小説家になろうヒューマンドラマ連載:44話

12ハロンの閑話道【書籍化】

栗毛の背を追って

 昨今とあるソーシャルゲームの登場で、競馬熱が高まっている。  少女の愛らしさに魅せられ、レースに掛ける思いに熱を浮かされ、ついには現実の名馬の歴史に手を出す――そして、多くのプレイヤーは思うのである。「どうしてもっと早くに競馬に興味を持たなかったのだろう。手に汗握る戦いをリアルタイムで目撃しなかったのだろう」と。  この気持ちを満たすためにはどうすればいいのだろうか。当然、一つには現実の競馬で「推し」を見つけることが解決手段になるだろう。しかし、キミの愛馬は歴史的快挙を遂げてくれるのだろうか。勝つ馬が必ずしもいい馬ではないが、勝ち切れない馬もいる。悲劇的な最期を迎えない保証は? 誇り高き戦績を挙げるとして、あと何か月、何年ドキドキしなければならない…?  ウェブ小説を読み漁る刹那的で消費的なオタク(暴言)にとっては、短時間で補給できる栄養ドリンクもまた重要なのである。それこそハーメルンで連載されているようなウマ娘二次創作を読んでもいいが…架空馬に抵抗がないのであれば、手軽にかつ興奮して読める金字塔が存在するじゃないか! それこそが、『12ハロンのチクショー道』であり、その続編でここでレビューする『12ハロンの閑話道』なのである。  前置きが長くなったが、レビューに入ろう。  この作品の中心に置かれるのは、サタンマルッコの名を受けた3度目の生を送らんとする競走馬である。1度目の人生では色に溺れ、2度目の馬生では稀代の競走馬としてフランスで戦うも夢半ばで斃れる――このようなバックボーンを持つために特異な性格を持つサラブレッドと触れ合い、驚かされ、魅了される周辺の人物の視点から話が進行する。転生ものではあるものの、主人公の語りは非常に少なく、群像劇の様相を成している。  サタンマルッコの見せるコミカルな描写とは対照的な、競馬に関わる人々の熱い人間ドラマ――それも小心者のオーナー、馬を愛する厩舎の人々、勝負にすべてを懸ける騎手、喧しくも無責任だけど憎めない某掲示板の住民たち――が展開され、田舎のダークホースが中央のエリートや世界の強豪と轡を並べそして勝つ、王道ならではの爽快感がそこにはある。  これらの要素が、臨場感のある実況によって疾走感を表現したレース展開と絡み合い、応援したくなるサタンマルッコが描かれているのである。  さて、ならば本編の『12ハロンのチクショー道』をレビューすればよいではないかという意見もあるだろう。そこには、「閑話」と銘打たれ、作者によって蛇足とまで言われたこの『12ハロンの閑話道』が、その実無駄話などではなく、正統な続編であり完結編であるという事情がある。  本編の12パートと番外編を経て、私たちはサタンマルッコとジョッキーの横田の執念とも言える走りに心を奪われる。しかし、競馬は一騎のみで行われるわけではない。そこには魅力的なライバルたちがおり、サタンマルッコだけでなく、彼らについてさらに知りたい、熱くなりたいと考えるタイミングこそが、本編『12ハロンのチクショー道』が66/66となって読み終わってしまう瞬間なのである。  そして「閑話道」は、その要望に応える、より多くの陣営にスポットを当てた戦いであると同時に、痛快な競争馬サタンマルッコの旅路を終えるまでの物語である。  その内容にはあえて詳しく踏み込まないが、最終章ニジイロは思わず涙を流してしまうレースであった。  当該作品には、小説家になろう側で私より簡潔にうまく魅力を伝えた先行レビューが複数存在している。すでに布教が進んでいる作品について、この感情的なレビューが果たして効果的であるかは疑問符が付く。しかし、オノログという素晴らしいサイトの創設により、より様々な層の人々が「チクショー道」を読み、それだけで終えず、「閑話道」までサタンマルッコを見届けてほしいという一心で、『12ハロンの閑話道』にレビューを書かせていただいた。  ぜひ皆様には彼の馬生を堪能していただき、私とサタンマルッコの喪失感を共有していただければと思う次第である。

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。

小説家になろう恋愛連載:50話完結

【完結】聖女の私が悪役令嬢で婚約破棄などありえないので復讐して差し上げます!

最後は蛇足

・大まかな展開がすぐに予想できてしまい、1話ごとの文字数が少ないこともあって、読みごたえがなく物語をつまらなく感じさせる要因となってしまっている。 ・最後の「彼女」のシーンは必要だったのか。せっかく50話もかけて主人公が「彼女」の代わりに幸せを掴んだというのに、その「彼女」に画面の外から「自分が本物の聖女だ」と主張させることに何の意味があるのかわからない。せめてそこから「彼女」がこちらの世界で幸せを掴むならまだ分かるが、物語はそこで終わってしまったのである。序盤に「彼女」の不幸を嘆いていた主人公の思いはどこへ行ってしまったのか。このシーンさえなければ月並みにハッピーエンドで終われたのに、ただただ残念に思う。