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4.0

あっき(長編好き)

ピアノ×ライトノベル×20世紀初頭のスチームパンク

4.0

あっき(長編好き)

音楽を主題に据えたロンドンを舞台にしたスチームパンク。復讐という闇を隠し持つ主人公アドニスが、パトロンを探している少女アンジェラに成り行きで師事をするところから始まります。 登場人物達はみな個性的でノリもよく生き生きとしています。キャラの背景もきちんとあってしんみり出来たり、萌えポイントもあって楽しめるラノベです。

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ノベルアップ+ SF 10万文字以上

ヴィシュタイン・コピーライト

 あらすじ:  時は20世紀初頭、イングレス連合王国首都、ロンドン。  産業革命による蒸気機関の急激な発達によって人々の暮らしは豊かなものとなり、  芸術文化の花開く土壌が、上流階級から労働者にまで幅広く広がっていた。  パトロン付きの十七歳のピアニスト、アンジェラは、一ヶ月後に迫るロンドンピアノコンペティションで優勝しないと家を追い出されてしまう。  しかし調子は絶不調。諦め気味のアンジェラは夜になると屋敷を抜け出し、街のバーでジャズピアノを弾く毎日。  そんなある日、ピアニストとしても一流の調律師、アドニスと出会う。  とある依頼でアンジェラは、超絶技巧の右手専用ピアノ曲『右手のためのピアノ独奏曲』を演奏しなければならなくなり、  アドニスのレッスンを受けて、その才能を開花させていくのだが……。  その裏では、大きな陰謀が渦巻いていた。  曲に隠された秘密。  謎多きピアノ調律師。  裏世界で暗躍する男達。  霧煙る街ロンドンで、人々の思惑は交錯し、複雑に絡み合う。  十七歳の少女が奏でるピアノが、それを解きほぐす鍵になるとも知らずに。 ---------------------------------------------------------------------  コンセプトは、ピアノ × 冒険 × スチームパンク‼  読んでてワクワクする! 続きが気になる!   そんな気分になってもらいたくて書いてます。  ついに全三部、完結! (2021/2/1) --------------------------------------------------------------------- 【更新履歴】 2020/1/23 第一部完結しました。 2020/5/15 第二部 プロローグ公開。 2020/5/28 第二部 連載開始。 2020/7/31 第二部 完結しました。 2020/10/26 幕間を更新。 2020/11/1 第三部 連載開始。 2021/2/1 第三部 完結。全シリーズ完結しました。 ※作者Twitter: https://twitter.com/tomoyuki2019 ※表紙絵: 小石のような男 @koishiotoko 様

5.0

迂回先

5.0

迂回先

風邪をひいた日にみる悪夢みたいな小説

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カクヨム SF 2万文字以下

牛を殴ると美味しくなる話

殴ると美味しくなる牛。牛を愛し、殴る男。人類を襲うネオヴィーガン。タピオカミルクティー

5.0

戸織真理

泣きました

5.0

戸織真理

まず設定の面白さに惹かれました。 それに加えて、描写が丁寧で登場人物にとても感情移入できました。 まるで夢幻のような切なさに泣いてしまいました。

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カクヨム SF 2万文字以下

林檎の樹の下で、 僕は時の旅人を待つ

主人公の「僕」は科学の粋を極めた地下都市に暮らす少年。 ある日、忘れ去られた外の世界で一人の女性と出会う。 そこには時間軸の秘密があった。 「僕」が見たもの、彼女が教えてくれたもの、そして二人が分け合ったもの。 科学を超えた先の歪みが与えてくれたものは夢ではなかったのだと、 「僕」は涙を拭いて、未来を作るべき決意を胸にした。

5.0

葉霜深海

最愛の誰かのために。苦しみながらも生きる人々の物語

5.0

葉霜深海

退役軍人のイヴァンと、戦時中と戦後の不安定な情勢下で、名前とは裏腹の悲惨な身の上を背負ってしまった少女スノウが、宇宙の船旅に出る。仄暗い世界観ながら読み心地がよく、しかし見えてくる人々の事情は濃く、どこか物哀しい空気に満ちています。 ストーリーがしっかり作り込まれており、見どころ・考えどころが多い作品です。イヴァンが失った記憶と、そこに絡んでくる暗澹とした事情。最愛の誰かを喪った人々の叫び。戦禍が誰にも等しく残した傷痕。それらに容赦なく牙を向かれながらも、お互いを大切な人として見出し、寄り添うイヴァンとスノウの甘苦混ざった恋愛模様。時に明るく、時に暗い展開がなされながらも、イヴァンとスノウの姿を追わずにはいられません。 アクアマリンと雪のような美しさを持ちつつも、時に責苦となる消えない汚濁を背負い、進む二人の旅路。その結末をぜひ、見届けてみてください。

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カクヨム SF 10万文字以上

ディ・ア・レ・スト

恒星間抗争の終わった惑星に暮らす傷痍軍人イヴァンと少女スノウ。 イヴァンは、戦火により顔の半分と身体の自由を失い、 スノウは、戦争によって身を売ることを強いられる夜を過ごす。 2人は、イヴァンの「落としもの」をきっかけに、 ある日出会い、共に旅に出ることとなる。 イヴァンは自らの“内なる戦争”を終わらすべく無くした記憶を求め、 スノウは自身を傷つけた忌まわしい記憶を消すべく虚空を彷徨う。 果たして、自分の「Dearest(最愛の人)」は誰なのかを求めつつ。 旅の各所に潜むのは、終わったはずの戦争の傷跡と影。 戦争とは、2人にとって、何時、終焉を迎えるものなのか。 さらに、イヴァンの消えた記憶に絡む謎を追い、追われながら、 いつしか迎える旅の終わり。 ……2人は、記憶を辿る旅路の最後に、何を知るのか。

5.0

雑食ベアー@物書き兼批評屋

これは一気に読むべし!

5.0

雑食ベアー@物書き兼批評屋

正直、この作品のレビューは特に危険でしょう! ネタバレした時点で終わります。 なので、一気に読みましょうね!? それほどの作品です。

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カクヨム SF 10万文字以下

月下美人よもう一度

未花(みか)は高校二年生。 仲の良い父はプレゼントしたクマの人形を肌身離さず持つような人。 けれども実は世界的に有名な脳科学者。 【物に自分の感覚を移行する】……「SCT」と呼ばれる今までにない新技術を開発した人物だ。 一方母は幼少期に亡くなってしまったが、理由は頑なに教えてもらえない。 そのことに未花は深く悩んでいた。 意を決した未花は誰にも秘密でSCT手術を受け、父が大事にするクマの人形の瞳に自身の感覚を移して、母について探り始める。 そのなかで出会ったのが、以前父の研究所をクビになった優秀な元研究員の加納という男だった。 ガサツで不器用なのにどこか優しい加納に惹かれつつ、真実を追い求め、辿り着いたのは……。

5.0

雑食ベアー@物書き兼批評屋

まるでアニメのような..

5.0

雑食ベアー@物書き兼批評屋

これは、まるでアニメを文章で見ている感覚に陥る! 登場人物とロボット達が必死に動く様が、文章を通じ感じる! そんな作品をあなたは読みたくないですか? ならば、この作品を読め!!

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カクヨム SF 10万文字以下

その祈りは獣に捧ぐ

《ケモノ》と呼ばれる、人食いの怪物が跋扈する時代。 対抗手段は作られた存在である《巫女》と《槍持ち》だけだった。高価な巫女は感情を与えられず、護衛役の槍持ちは使い捨てのように命を落としていく。 それが当たり前の世界。 槍持ちの少年《ユウスケ》は、そんな世界で必死に生きていた。 ある時、ユウスケの配属されていた装甲列車がトラブルで停車してしまう。その隙に大量のケモノに襲われ、ユウスケ以外の槍持ちや巫女のほとんどが食い尽くされてしまった。 辛うじて生き残ったユウスケは、逃げ込んだ貨物室で巫女の少女「リホ」と出会う。 だが 「うん。結局は私も巫女だから。祈りを保存するのに適していたってだけだよ。なんなら、不良品」 彼女は、そんな自虐めいた言葉を告げた。 貨物室にはもうひとつ、金属で作られた巨人が鎮座していた。 《機人》 その2メートルを超える威容の名称だ。 それは、二人をこの絶望の状況から救う切り札だった。 これまで動くことのなかった機人は、ユウスケを操縦者として受け入れる。 そしてユウスケは、リホを救うため、機人を駆りケモノの集団を蹂躙した。 「優しくって私を助けてくれるから、あなたは優助」 彼女からもらったその名が、少年の心に火を灯す。 これは、使い捨ての少年であったユウスケが、不良品の少女と金属の巨人と出会うことで、未来を変える物語。 作者:日諸 畔(ひもろ ほとり)

5.0

和田島イサキ

看板に偽りなし(本当にタイトル通りのことしかしていません)

5.0

和田島イサキ

SF感動巨編(短編)。月に暮らすようになった人類がその歴史を振り返る対話劇。 ……なのですけれど、なんとその内容が八割がた『おっぱい』というお話。 コメディあるいはスラップスティックであることは間違いないと思うのですけれど。でも個人的にはもっとシンプルな豪速球というか、このお話そのものがひとつの壮大なジョーク、という感覚で読みました。 いろいろ小難しい話もしていますが、結局全部おっぱい。すごい。いや実は結構真面目な話というか、いろいろ深刻な歴史も含まれているとは思いますけど(しれっと政治的な意図により学説が抹殺されていたり)。 最後の終わり方が好きです。なんか普通にプロポーズして普通に結ばれるエンド。謎の拍子抜け感というか、思わぬところで変拍子が入るような感覚。こんな綺麗に収束する話だったなんて! そして輪をかけて好きなのは、エリカさんが実質話なんも聞いてないところ(このひと本当にプロポーズのこと以外頭にない)。主題の強烈さで押し切るお話のようでいて、でも節々に見え隠れするそこはかとない狂気。好き。

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カクヨム SF 2万文字以下

月の表面でおっぱいを語る

月面都市ネオジャパンが舞台。研究開発機構アナルハイル社の上級研究員ユキト・スメラギは恋人のエリカ・ディードライトに結婚を迫られていた。月面都市のカフェテラスでユキトは自らの思いをエリカに話そうとする。しかし、その思いを伝えるためには、20世紀以来の人類史に触れざるを得なかったのだ。それは――『おっぱいの百年史(Oppai Century)』。  おっぱいはどんな時代も、僕たちとともにあり、僕たちの文明を支えてきた。  宇宙に煌めく幾億の星のように。未来の世界で愛を奏でる恋人たちが紡ぐスターダストラブロマンス。  地球とは? 月の文明の秘密とは? そして、旧人類(オールドタイプ)と新人類(ニュータイプ)を分かつ決定的な違いとは!? ☆自主企画「こむらさき大賞」にて見参! 求められるのはKUSOクオリティ! ☆カクヨム短編コンにも参加するよっ!

5.0

和田島イサキ

男三人終末その日暮らし

5.0

和田島イサキ

サイバーパンクSF。うらぶれて寂れた未来の世界の、愉快な三人組のお話。 みんなこういうの好きでしょ? と言わんばかりの、てんこ盛りの煤けた鉄と電気。好き。 この寂寞とした無常感溢れる空気というか、物語全体にノーフューチャーな感じが通底しているのが良いです。作中の用語や細かな言葉遣いまで、いろんな要素がピタリと同じ方向を向いていて、読み進めるごとにもりもり雰囲気が出てくる。きっちり轍ができてるというか、この世界の設定に自然と乗せられていく感覚。 加えて、というかその上で、お話の筋そのもののシンプルさが嬉しいです。単純明快、きっちり勧善懲悪してくれるバトルもの。雰囲気に浸りながらぐいぐい読んで、スパッと決着してくれる爽快感。まさに、これぞエンタメ、という印象です。 一番惹きつけられたところは、やっぱりキャラクター。というか、彼らの関係性というか。こういう三人組、最高だと思います。 ド派手なアクションシーンもあって、真っ直ぐ楽しめる作品でした。

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カクヨム SF 2万文字以下

ボディレス・ドッグレス・ホームレス

誰からも鑑みられないモノたちのお話です。

5.0

和田島イサキ

文字を通じて叩き付けられる極彩色のグラフィティ

5.0

和田島イサキ

SF。企業広告としてのグラフィティアートをぶつけ合う未来社会のお話。 面白かったです。アイデアや設定そのものの持つ力はもとより、それをここまでしっかり書き切ってしまう筆力が凄まじいです。 企業が国家としての役割を果たす世界。広告掲載可能な平面が〝領土〟のような価値を持ち、そのために変化する戦争というものの形態。 考えるだけでもわくわくする強烈なアイデアを、最低限の説明だけでしっかり納得させてしまう。きっとその気になればまだまだ掘り下げることが出来そうな設定を、でも一番おいしい希少部位だけ使うかのようなこの贅沢。そして、その上で繰り広げられる、王道ど真ん中の娯楽小説。最高でした。 個人的にはディストピア要素というか、ディストピア要素のさりげなさと容赦のなさが大好きです。きっちりエンタメの王道をゆく物語の筋のわりに、節々に顔を出す必要以上に無常でハードコアな世界観。ソイレントグリーン……人権の無くなったヒト脳髄……極彩色の世界の影に、でも確かに存在するくすんだ色。社畜のブラック。とても美しい描かれ方でした。

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カクヨム SF 2万文字以下

エースウォンバット~蒼穹の社畜戦士~

 久我雅人、二十五歳男性、アルスマグナ社保有の“広告”軍中尉だ。  彼は巨大企業によって経済支配が行われた日本において、花形とされる“広告デザイナー”の仕事についていた。  彼の主な業務は装備したペンキパックによる市街地の偵察・宣伝飛行および、侵入する他企業の広告軍との戦闘である。  ある日、他者からの襲撃に巻き込まれ、負傷した女性のお見舞いに行くことになる。

最近の「参考になった!」

『探偵部』の個性的なキャラが織り成すミステリーなキャラ文芸

「探偵部」なる怪しげな物がある高校を舞台に展開される連作短編ミステリー。 ステッキを持って不敵に笑う天才女ホームズと女ワトソンを始め、癖の強いキャラが登場します。トリックや謎解きもきちんとしているのもオススメポイント。地の文は癖がちょっとあるかもしれません。 連作短編をお探しの方、表紙も可愛いので是非一度クリックをば!

探偵、綺田冴子の推理奇談

彼は混沌とした世界に差す、光となるのだろうか?

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) あらすじの感じから、人というよりはこの世界自体が主役なのではないかと感じた。 何故人を鞘としたのか? とても奇抜な設定ではあるが、そうしなければ成り立たない何かがあるのだと思う。 女性を鞘とした必然性こそが、この物語の重要な部分でありオリジナリティを形成しているのではないかと感じた。 世界自体が主役と感じたのは、この理由によるものである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある旅人が別の旅人と出逢う所から始まっていく。主人公は旅芸人の方だろうか? 彼らは旅芸人の誘ういを受け、近くの村まで同行することとなった。そこでこの世界について語られており、剣士は特別な意味を持つことが明かされていく。旅人たちが村につくとそこは活気がなかった。果たしてその理由とは? 3 世界観について 旅芸人:ファン、エル 旅人:フミ 女性の身体が鞘となり剣へ変化するには、儀式が必要。最初の村では、強い剣を得るためのプロセスが明かされていき、旅人それぞれの境遇なども明かされていく。いわば、世界観や舞台説明のプロローグのようなもの(物語や世界観を理解したり、掴むためのもの)だと言っても過言ではないと感じた。 この剣については、誰も彼もが持てるわけではなく剣士と呼ばれる者が所持しており、それは自分の妻ではなく他人の”妻”を奪って剣(鞘とする)に変える。何故妻なのか? これにはある理由があり、それは作中で明かされている。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公に焦点が合っている ・伏線をきちんと回収している ・意外性がある ・悪がはびこっているようではあるが、ちゃんと爽快感がある ・設定がしっかりしている ・時代劇の好きな人が好きそうな構成である ・登場人物は多いが、名前のついている人物が少ないため、混乱しない 5 お奨めしたい部分 一章のみの話しの流れでの説明とはなるが、”絶望と希望を繰り返すことにより最大限の爽快感を読者に与えることができる作品”だと感じた。一章では話の流れや世界観、主人公の目的などが明かされているのだと思う。主人公は認めてはいないが、それ(ネタバレになるので詳しく書けないが)が旅の目的なのだと感じた。なので、方向性の分かりやすい作品でもある。 主人公の最終目的はなんだろうか? 行きつく先とは? 混沌としたこの世界に彼は光となるのだろうか? 見どころ満載の作品だと感じる。 6 物語のその先を想像して 主人公の目的が分かったので、この先は悪を成敗し世の中を変えていく物語なのではないかと想像する。 そして最終的には、この国 (世界)自体を変えていくのではないだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

女神の白刃

最近の「共感した!」

それはホラーか、それとも純文学か。強い引きと謎によって彩られた夜(ヨル)の記憶。

 神域である山や森で、また街や里からなんの前触れも無く人が失踪してしまう事件「神隠し」が多発するなか、主人公優の身に不思議な出来事が巻き起こる── *  この作品は、ジャンルがホラーになってこそいますが、様々なジャンルの融合体ではないかな、と感じました。  確かに根幹の部分はホラーなのかもしれません。ですがそれでいてミステリーでもあり、またヒューマンドラマでもあり、はたまた、純文学的でもある。  そんな本作の魅力を端的に表現すると、謎や仕掛けの多さであり、エピソードごとの引きの強さでしょうか。  度々挟まれてくる惨劇や、不可思議なイベントの数々に、「どうして彼女はこんな行動をしたのだろう?」「この先、どうなってしまうのだろう?」と気になり、自然とページを捲る手が止まらなくなる、そんな魔力に満ちた作品です。  三人称で綴られる物語なのですが、そこを上手く利用して、主人公である優の人格が、時々「ヨル」と入れ替わるところも本作の見どころ。  いまの発言ははたしてどっちのものなのか? 巧みな表現に翻弄され、思わず首を捻ってしまうことでしょう。  主人公──優と意識を共有している「ヨル」とは何者なのか?  感動の結末を、是非、見届けてください。 *  ──優が心の中でそっと囁いたとき、紋白蝶は飛び立っていった。壮麗なる青空に向かって。

長い夜

すっきりとした潮風

 潮風は纏わり付くようなじとっとした雰囲気がある。それがなんなのか、まぁ「一塩」なのかもしれない。  二人の内へ想像力が書き立てられるのは、現物が引き立てているのかなぁ(ご飯とかコーヒーとか本当に美味しそうに書かれていた)これぞ木を隠すにはなんちゃらだよなと思わされる筆力でした。  塩の匂いとすっきりしたコーヒー。寝起きに読んだのですが(個人的でどうでもいい話でしたね)朝読、気付けばレビューを書こう!というくらい頭が冴えました。寄せては返す漣のような作品。

Untitled:名前の無い地図

彼は混沌とした世界に差す、光となるのだろうか?

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと) あらすじの感じから、人というよりはこの世界自体が主役なのではないかと感じた。 何故人を鞘としたのか? とても奇抜な設定ではあるが、そうしなければ成り立たない何かがあるのだと思う。 女性を鞘とした必然性こそが、この物語の重要な部分でありオリジナリティを形成しているのではないかと感じた。 世界自体が主役と感じたのは、この理由によるものである。 2 物語は(どのように始まっていくのか?) ある旅人が別の旅人と出逢う所から始まっていく。主人公は旅芸人の方だろうか? 彼らは旅芸人の誘ういを受け、近くの村まで同行することとなった。そこでこの世界について語られており、剣士は特別な意味を持つことが明かされていく。旅人たちが村につくとそこは活気がなかった。果たしてその理由とは? 3 世界観について 旅芸人:ファン、エル 旅人:フミ 女性の身体が鞘となり剣へ変化するには、儀式が必要。最初の村では、強い剣を得るためのプロセスが明かされていき、旅人それぞれの境遇なども明かされていく。いわば、世界観や舞台説明のプロローグのようなもの(物語や世界観を理解したり、掴むためのもの)だと言っても過言ではないと感じた。 この剣については、誰も彼もが持てるわけではなく剣士と呼ばれる者が所持しており、それは自分の妻ではなく他人の”妻”を奪って剣(鞘とする)に変える。何故妻なのか? これにはある理由があり、それは作中で明かされている。 4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。 ・主人公に焦点が合っている ・伏線をきちんと回収している ・意外性がある ・悪がはびこっているようではあるが、ちゃんと爽快感がある ・設定がしっかりしている ・時代劇の好きな人が好きそうな構成である ・登場人物は多いが、名前のついている人物が少ないため、混乱しない 5 お奨めしたい部分 一章のみの話しの流れでの説明とはなるが、”絶望と希望を繰り返すことにより最大限の爽快感を読者に与えることができる作品”だと感じた。一章では話の流れや世界観、主人公の目的などが明かされているのだと思う。主人公は認めてはいないが、それ(ネタバレになるので詳しく書けないが)が旅の目的なのだと感じた。なので、方向性の分かりやすい作品でもある。 主人公の最終目的はなんだろうか? 行きつく先とは? 混沌としたこの世界に彼は光となるのだろうか? 見どころ満載の作品だと感じる。 6 物語のその先を想像して 主人公の目的が分かったので、この先は悪を成敗し世の中を変えていく物語なのではないかと想像する。 そして最終的には、この国 (世界)自体を変えていくのではないだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

女神の白刃