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花散らし、乙女 ー The girls are out of bloom on the planet ー

何かと引き換えに集められた少女たち。果たして彼女たちの敵の正体とは?

【物語は】  ある亜空間を一人の少女が誰かを探して走っている場面から展開されていく。  彼女が誰で何処にいて誰を探しているのか、この時点では明確にはされていない。これは始まりなのか、それとも分岐点なのか?    本編に入ると、桔梗という人物の視点から始まっていく。  この先に待ち受けるものとは?   【世界観について】  これの舞台の環境は実際に訪れるかも知れない未来だなと感じた。  そこに空想の社会が築かれている印象。  あらすじに書かれているので少し触れても大丈夫だと思われるが、舞台は世界戦争後の日本。戦争によって齎されたのは繫栄や豊かさではなく、環境汚染だった。  そこで人々はコロニーと言われるところで暮らしている。  戦争により、多くのものが失われた世界なのだと思う。  あるコロニーを除いては、そのコロニーごとに問題を抱えているようだ。  そしてこの物語は、そんな中で唯一飢えや病に苦しむことのない特別な『コロニーJ』を中心に展開されていくようだ。 【登場人物について】  途中までは、登場人物の名前が明かされないまま進んでいく。  それぞれに個性があり、彼女たちがこの先どんな関係になっていくのか、いろいろと想像も膨らむ展開の仕方である。  その後物語の中では、それぞれの出身やコロニーについて明かされ、何故彼女たちがこの場所に集められたのか分かってくる。  そして、それぞれがどんな能力を持っているのかも明かされ、物語は面白さを増す。だがもしかしたら、この場面で明かされるのは能力の一部かも知れない。  あくまでも個人の印象ではあるが、大切なのは彼女たちが初対面の人々とどんな風に動くかということにあるのだと思う。 【物語の魅力】  登場人物に学生らしさを感じる物語だと思う。  大人になると他人と仲良くなるのに、それなりに時間を要するものだと思う。もちろん性格にもよるだろうが。  それに比べ、学生というのは新しい環境で友人を作ろうとするものだと思う。もちろんそこにも多様性はあるだろうが、社会人よりもずっとハードルは低いと思う。  気が合えばすぐに仲良くなれるだろうし、連帯感に置いても学生の方が築きやすいと思う。社会人に比べ仲間意識を持ちやすい環境にあるのが、学生だと感じる。  そういう意味でも、学生らしさが出ている作品だと思う。  そしてそれぞれの個性、性格だったり能力だったりが際立っているように感じた。  彼女がこれから何をすべきなのか。事件はどんなものなのか。  それらが徐々に明らかになるのも面白い部分だと思う。  全体的に明るい雰囲気で進んでいく物語であり、登場人物たちに一番魅力を感じた。 【物語の見どころ】  途中までは、この世界がどんなところであるのか?   それぞれの性格や今までどんなところで暮らしていたのか、彼女たちの具体的な能力についてが明かされる。  そして彼女たちを集めた人が何者なのか、なにを目的としているのかなども分かってくる。  この物語は、実際に学園に乗りこんでからが見どころだと思う。  世界観の設定が細かく、徐々にそれぞれの事情などが詳しく明かされていく。  それでもかなり謎の多い部分があり、伏線と感じるところもある。  その為、好奇心が刺激される物語であるとも思う。    各視点から物語は進んでいくが、どんな終着点に辿り着くのか今の段階では分からない。  彼女たちにはだかる敵の正体とは一体?  果たして失踪事件の真相とは?  あなたもお手に取られてみませんか?  この事件の真相をぜひその目で確かめてみてくださいね。 【備考】  2.SIDE 夏芽(ナツメ)第1話 ナツメとヒヤシンスまで拝読

5.0
0
crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師

最近の「いいね!」

雨の国

語り手を通し、「異国の地」を敬意を持って描いた作品

かなり前、恐らく8〜9年くらい前に読ませて頂いた作品ですが、今でも心に残っている1作です。 というか、この作者さんの作品は大抵心に残っています。 冒頭から丁寧な描写で、ゆっくりと物語に引き込んでくれます。 語られる雨の国の素朴な生活や人々の描写も興味深かいものでした。 こういう風に、その土地そのものや、そこで生きることの意味をしっかり作品から感じられるところが本当に素敵だなと思います。 それに、何より、仕方なしに生まれていったしきたり、考え方を否定するような結末にならずに、逆にその土地で培われた少年や少女の優しさや強さがラストから感じられて、とても良かったです。 最終的に肯定にも否定にも結論をつけられない主人公の立ち位置も良く、主人公ではなく、主人公を通して「異国の地」を描いているという印象の作品です。 そのおかげで、読み手も偏った見方ではなく、ある種、その多くの風習に敬意を持って読めるのが、いいな、とも思いました。 ラストに垣間見える希望、未来への期待も心地よかったです。 個人的にはイアン君が好きでした。 やさしそうじゃないのにやさしい男の子って、いいなと思います。 読ませていただいたことを感謝したい作品です。

夏休みの終わり、異世界転生

物語の主人公である”君”に

 異世界転生という言葉をタイトルを含むたくさんの物語が綴られる昨今。  死んでこの世界から去り、新たな世界で心機一転したくなるぐらい、今の生活はつまらなくて憂鬱だったりするのだろうかと。  平凡な自分で平凡な人生だとしても、視野が広がれば世界は広がる。新しく見える世界は異世界に立つ時と同じ感動をくれるから、しがみ付いて自分の人生物語の感想を人に語れるぐらいに、しっかり読み切ってみようではないか。  そんな気持ちになるメッセージ性のある物語です。  短編でスラスラと読み切れますのでぜひ、多くの人に。

時空の旅人~Memory~

時間を超えて旅する者どもの選んだ結末とは────?!

【前回の事件の簡単な説明】 物語の舞台は1889年の霧の国。 主人公のアーサーは、懐中時計を使って過去や未来を行き来することの出来る「時の民」と呼ばれる16歳の少年である。 主人公は迷いの森でオオカミに襲われそうなところを助けてくれた人物を兄ように慕っていた。その彼が誘拐されたことにより始まっていく。主人公は彼をどうしても助けたかった。しかしその為の手掛かりは少ない。手がかりを探すため、主人公はある場所へ向かうことととなる。その道中でストーンの欠片を持つ占い師に出逢う。 ストーンは特別な能力を持ち、持っているものによりその能力は異なる。主人公はこの事件を追う中で、事件の黒幕が今から百年以上前に活躍した錬金術師、フォンテッド卿であることを突き止めるのであった。 「ルーチェ」とはギルド名 補足【前作からの主要な登場人物】 主人公:アーサー 主人公が兄のように慕っている風の国の王子:フランシス 風の国の王女:マリア 風の国の王子たちに遣える:リン・ユー 主人公が前回の旅で出逢ったタロット占い師:シャルロット 【簡単なあらすじ】 ジャンル:異世界ファンタジー 恐らく1890年の霧の国で懐中時計を使って過去や未来を行き来することの出来る「時の民」と呼ばれる少年が17歳の誕生日を迎えた。彼は誕生日に来てくれた兄のように慕う相手と、ある人物の元へ訪れる。するとそこで前回の事件が発端となり時空に歪みが生じてしまったことを知る。時空間の乱れを修復するために主人公は再び旅立つのだった。 【物語の始まりは】 ある人物が夢を見て起き上がるところから始まる。 その後本編へ。主人公は懐中時計を使って過去や未来を行き来することの出来る「時の民」である。主人公の17歳の誕生日、彼はある人物を待ちわびていた。それは前回の物語にも登場した、兄のように慕っている相手、フランシスであった。17歳はどうやら主人公にとって特別な年齢らしい。今度の旅ではどんなことが起こるのであろうか? 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 「時の民」という懐中時計を使って過去や未来を行き来することの出来る一族の存在する世界。ヨーロッパの某国を思い起こさせる舞台である。 霧の国と言えば、あの国が思い起こされるので、モデルとなっているのだろうと思う。他には風の国、火の国、水の国などが存在する。 【主人公と登場人物について】 17歳になった時の民である主人公は新たな力を手に入れるが、フランシスは逆に力を悪用されない為に力を返すのこととなる。しかし、二人は共に旅立つこととなる。冒頭の人物は前作にも登場した人物。前回は彼の詳しい身の上について語られることはなかったが、今回の中心人物は彼のようである。彼は意外な経歴の持ち主であり、今回のカギを握る人物でもあったのだ。 【物語について】 前回の事件”フランシスの懐中時計を使って歴史を変えた”ことがもとで”時空間に歪みが生じてしまった”ことが今回の旅の発端となる。主人公たちは時空間の乱れを直すために旅立つのだ。前回の事件やそこで出会った人物については簡易にしか説明されていないため、詳しく知るためには前作を読む必要があるかもしれない。今回の旅で事件解決のために旅立つのは、主人公と風の国の王子たちに遣えるリン・ユー。そして旅の途中で出逢った、タロット占い師の シャルロット。果たして彼らは無事に時空の歪みを修復することはできるのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・前回の物語を活かしている。 ・歴史を改変するには、当然通らなくてはならない道がある。変えられたからこその未来も当然そこにはある。良い選択だけがある物語ではない。 ・前作で謎のまま終わっていた部分をメインに持ってきたところが面白い。 ・一つの物語があり、それに被せるように新しいルートが起こるスタイルというのは興味深い。(玉についてなど) ・単なる続きではなく、前作を掘り下げたような形になっているのも良いと思う。 ・歪みを直すことで未来がどう変わるのか? ハラハラする物語でもある。 【備考(補足)】事件前夜までの拝読 【見どころ】 やはり前作を知っている方が楽しめる物語であると感じる。時空の歪を直す旅には3人で行くことになるのだが、それぞれに役割がある印象。この物語では、前作では分らなかったことも明かされていく。その中には、主人公が気づいていなかった時計についてのことも含まれる。分からなかったことが明かされて、なるほどとなる部分が一番の見どころであると感じた。 旅の中で、時空の歪を直すためには究極の選択もしなければならないことも明かされていく。彼らは果たしてどんな選択をするのだろうか?  是非あなたの目で、この物語の結末を確かめてみてくださいね。お奨めです。

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