ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー設定管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

詳細検索

レビューのみ表示

電脳猟兵×クリスタルの鍵

超高効率三次元圧縮的高速展開電脳ハードボイルドSF!

データ・クリスタル。この作品に登場する三次元(と私が妄想している)記録媒体の名前です。そして、この作品自体が超高効率に圧縮された三次元データの塊のよう。 第一レイヤーには、極限まで切れ味を増した言語データに込められた、こだわりのカメラワークと人間ドラマで彩られる、高速展開の良質な電脳ハードボイルドが待ち構えています。ド派手な高速アクション、息を呑む隠密、そして幾人もの思惑が重なるドラマ。それらが映画以上の密度で展開されていく! そして我々が見ている二次元の画面の奥には、膨大な三次元情報が待ち構えています。奥に眠った隠れレイヤーには、登場人物が抱えるミクロの歴史、そして技術史、政治史、などマクロな歴史が詰まっています。それはまるで掘っても掘りつくせないほどのクリスタル鉱。 ですが、マニアあるあるの羅列を暗記しなくてはいけないのか、などという心配は要りません。その奥底に眠る原理は極めてシンプル。それは、この世界の物理法則から人まで、我々の世界と同じ性(サガ)を持っている、ということです。 この人たちはなぜこうしているのか? なぜこんな風に発展したのか?という読者の疑問には全て根拠があると言う信頼感がある作品。それにたどり着いた時の快感に膝を打ち、予想の上をいく回答に舌を巻く、そんな楽しみ方をできる人は、虜になります。

5.0
0
円宮 模人

【完結】歪みの旋律~わたしが愛を知るまでのレッスン~

良質の恋愛小説

作品紹介 札幌に住む瀬良 理乃(せら りの)は、二年前に双子の姉を亡くした時から、趣味のバイオリンを弾くことなく過ごしていた。 姉の恋人であった上江 隆哉(かみえ たかや)と一夜の過ちを犯した頃より彼との関係もただれ、ほぼ毎日、酒に溺れる隆哉を介抱するルーティンを続けるだけ。 そんな折、理乃は自宅近くに開設した音楽教室を発見する。 天才演奏家の宇甘 貞樹(うかい さだき)にバイオリンを習うことができれば、隆哉も更生し、またピアノを弾いてくれるのではないか―― そう思い、宇甘の教室へ向かう理乃。 しかしそこで、レッスンを受ける代わりに「恋人のふり」をするよう貞樹から頼まれてしまい……。 歪んだ愛を抱くもの、過去という愛に囚われるもの、捧げる愛を見つけたもの。 ――これは、様々な愛をまさぐる物語。~作者作品紹介より~ 豊富な語彙に流れるような文章は、気持ち良く読み進められました。1万文字のお約束でしたが、物語にひきこまれ最後まで読了いたしました。 クラシック音楽は、学生の頃に学校の授業で聞いたものしかしらないレベルの私でも、わかり易い説明で違和感なく読み進めることができました。 主人公理乃に圧し掛かる姉の死。姉の恋人だった上江との過ちが足かせのようになり、2年の時を経てもその場に留まらせている様子は、読んでいて胸が切なくなります。 貞樹と出会う事によって、だんだんと自分を見つめ直していく理乃。主人公の心の成長の流れがとてもスムーズで、共感を覚えました。 大人しい主人公に対して、脇役での友人や貞樹の妹が、元気よく生き生きと描かれているのも良かったです。 物語が落ち付きこのまま平穏に終わって行くのかと思われた所で、貞樹に……。 起承転結がしっかりとしていて、安定感があり安心して読み進めることができました。 その後の甘々なシーンに、つい顔がほころんでしまいました(笑) 良質な物語をありがとうございます。

5.0
0
asato umi