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神乃ツカサは悪魔になりたい!

作品紹介 困っている人を放っておけない、人助けが大好きな少年、神乃ツカサ。 ある日の夕方、ツカサは、校舎の裏で男子生徒に脅されている伊武魔リリを救出する。 二人は惹かれ合い、付き合いはじめ、結婚の約束を交わす。 しかしリリは悪魔王の娘で、彼女と結婚するためには、悪魔にならなければならないのだった。 悪魔になるには、人々を絶望に堕とさなければならないのだが……。 ツカサは悪魔をめざし、様々な悪魔と出会いながら奮闘する! ~作者作品紹介より~ 読みます企画にご参加で「7 彼らのうわさ」までの感想になります。 困っている人を放っておけない主人公ツカサは、キャラ設定のアクティブ型の王道パターンですね。 見て見ぬふりが出来ない主人公は、だんだんと事件に巻き込まれて行く。 そこで、助けた小悪魔的な美少女リリに恋をしたはいいけれど、小悪魔的美少女もただ物じゃない様子で、実は魔王の娘だった。 この設定だけでも面白さが伝わってきます。 主人公に思いを寄せる世森ミサの存在も物語に色を添えてくれます。 クラスの友人も賑やかで、そして、主人公のお姉さんも個性的。 細かいキャラクターまでしっかりと作り込まれているので、好感がもてました。 この先どうなるんだろうというワクワクと期待感がある物語です。

4.0
0
asato umi

電脳猟兵×クリスタルの鍵

主人公が選ぶ未来とは? アクションが見どころのSF、群像劇。

【物語は】  序章のニュースにて幕を開けていく。  主人公は賞金稼ぎ。この賞金稼ぎには、いろんな制約があるようだ。実際に彼らが活躍する場面から始まっていく。  その中で、賞金稼ぎとは実際どんなことをするのか? などが明かされていく。  彼らがこの時、対峙した相手とは? 【物語・世界観について】  ある事件から物語は始まっていく。クリスタルというものが情報の媒体になっているのだろうか? この時見つけたクリスタルから引き出した情報は、主人公にとって何か因縁があるものが混ざっていたらしい。  その詳細については今後明かされていくものだと思われる。  この世界の全員がそうなのかは分からないが、彼らにはナヴィゲータというものがいる(ある)ようだ。この電脳システムについては、まだ詳しく分からないが。  そして、それぞれのナヴィゲータ(電脳空間を渡る擬似人格)は性格が違うようである。  「」の形の種類によって会話がどこで(*)なされているのか、分けられているようである。 *「どこで」とは、電脳や表の会話など。 *かなり特殊な書き方をしていると感じた。 【登場人物について】  主人公の他によく登場するのは、同業者のロジャーという人物である。  主人公であるジャックは硬派な感じがするが、彼はどちらかというと軟派な印象。  その上、自由人のイメージを持った。  それぞれのナヴィゲータとのやり取りは、個性が出ており二人の性格が分かりやすいものとなっている。  序章で手に入れたデータに対しての二人の反応は異なる。ジャックは乗り気ではなさそうだがあらすじの内容からすると、いずれ考えを変え自ら関わっていくのかもしれない。 【物語の見どころ】  かなり特殊な書き方をしていると感じた。  「」などの後を改行しない部分が多くあるため、怒涛の勢いでストーリーが進んでいるような印象を受ける。  全体的にスピード感のある物語である。ただ、好みは分かれると思う。  男性のような話し方の女性が出てくるので、彼なのか彼女なおかいまいち掴み辛い部分もあるが、この物語はロマンスよりもアクション重視の物語だと感じた。  主人公が冒頭から続く事件の後、ロジャーと別れ帰宅する。その時、家には侵入者がいた。この人物は古い知り合いなのだろうか? この人物との遭遇が彼にとってのターニングポイントなのでないかと想像した。  見どころとしてはアクション部分だと思う。  読了部分では、まだ彼が誰に対しどんな目的で復讐をしようとしているのかは分からない。多視点の群像劇でもある。  あなたもお手に取られてみませんか?  この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考8ページ目まで

5.0
1
crazy's7

放恣クトゥルフ神話短編集

クトゥルフ神話を読んでるんだぁ……と感じるクトゥルフ系作品集

神話設定を借りて自由な創作ができるのがクトゥルフ神話、クトゥルー神話の魅力です。 商用の映画やアニメにも全面には出してなくともクトゥルフの設定を潜ませてる作品が多数あり、創作品についても作品にクトゥルフと名のついてた作品も多く見かけます。 そんな創作界隈にあって、『放恣クトゥルフ神話短編集』は驚きです。 決して邪神の名前だけを使った、あるいは登場させて作品ではなく、クトゥルフ神話に由来する古典的な怪奇なストーリーは、まさにクトゥルフ神話。 「呪われた血統」、「得体の知れない邪悪な存在に意図せず関わってしまう」、「逃れられない最悪の運命」……などなどクトゥルフ神話と呼ばれる小説群のセオリーを見事に再現されてると思いました。 また一話完結の作品を頻度よく公開されてるのがすごいと思います。 怪奇小説を描くことにおいて何が肝であるのか、またロジックみたいな事を把握されているから、ここまで頻度よく作品が生まれてくるのだろうと思いました。 各話、構成が良くできているので、短くても満腹感があり、中には長くなっても十分面白くなるのでは?と思えるエピソードもあったりします。 ぜひ中編のクトゥルフ神話系作品なども読んでみたいです。

4.0
0
zip7894

ブラックスワン(ノベプラ版)

■喪うを知る木偶、復讐に燃ゆ。□威を知る修道女、混迷を縫う。

喪失の虚、胸の裡。 楽園の外、憎悪の地。 ■喪うを知る木偶、復讐に燃ゆ。 □威を知る修道女、混迷を縫う。 どこから来たのか。 どこへと逝くのか。 知恵ゆえに、人は楽園を追われたという。 知恵ゆえに、人は原罪に問われるという。 されど訊く。幸福なるはいかなるものか。 されど訊く。楽園なるはいかなるものか。 そして訊く。知恵持たずして、幸福たるを、楽園たるを、いかに識るのか。 与えられた楽園は、そも意義をどこに持つのか。 与えられた地獄は、では恩讐にて覆せるのか。 神の嘘、教えの空虚、 失い喪い、亡きに泣き。 奪い奪われ、報い報われ、 連鎖と怨嗟が渦を巻く。 力で押せど、 謀り落とせど、 奪うに違いがあるでなし。 憎悪を向ければ憎悪が返る。 糸を引くなら手繰られる。 牙には牙を、謀には謀を。 呪い呪われ穴二つ。 与えた者が、冷ややかに見下ろす。 されど訊く。そも与えた者は、どこから来たのか。 されど訊く。そも与えた者は、どこへと逝くのか。 そして訊く。そも与えた者は、答えを知るのか。 例え外から救われど、 救いを識らねばただの仇。 裡なる救いを求むなら、 無為を壊すか、意義を築くか。 ■ブラックスワン(ノベプラ版)□ 手は手でなければ洗えない。

5.0
1
中村尚裕

誓文書士 ― そのツケ、支払っていただきます ―

想像とは違う展開に驚く作品

【物語は】  商業都市アッゾーラについて語られるところから始まり、対照的な二人の男性へと移っていく。二人が何者なのかについては、既にあらすじで明かされているがドラマチックな始まり方となっている。  そこへ突然の来訪者。一体これから何が始まっていくのだろうか? 【世界観や物語の雰囲気について】  探偵小説を読んでいるような始まり方なので、個人的には凄く読みやすい。  依頼が来るという部分に関しては、依頼を受ける職業全般こんな感じ(雰囲気)なのかもしれないが。探偵や行政書士、弁護士など。    冒頭にこの商業都市の立地や周りの都市、大陸について明かされているのは、何かそのことが依頼などに関係しているのではないか? と思わせる。  もちろんこの土地がどんな場所なのか想像させる効果も含まれているとは思うが、何かの伏線のように感じてしまうのである。 【タイトルから想像すること】  この物語に出てくる職業がどんなものなのかは、あらすじにある通りであり、その内容も明かされている。  重要なのはこの職は”履行を保証する者”であるということ。  そう気になるのは”保証”の部分。ほしょうというと「保障」「補償」「保証」と三種の言葉が浮かぶはず。  それぞれの違い、意味。 保障:障害のないように保つこと。侵されたり損なわれたりしないように守ること。 補償:損害や出費を金銭などで補い償うこと。 (広辞苑より、言葉の意味) 保証:主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う債務(446条1項)  そしてタイトルには”そのツケ、支払っていただきます”とある。   ということは通常、連帯保証人のようなものではなく何らかの形で”強制的に守らせる”人たちなのではないかと想像するのである。  そして、答えは物語の中に。 【物語の魅力】  ”そのツケ、支払っていただきます”については、直ぐに謎が解ける。  いろんなことを想像させるタイトルと設定なので読み進めていくと、ああそいういことなのかと笑ってしまう。  ストレートなのか、それともひねっているのか? 偶然なのかということである。  彼らの仕事は誓言文書の作成なのだが、それには本人のサインもいる。  例えば国家間の条約や、賃貸契約のように互いが望んだうえで契約するならば、簡単にサインは得られるだろう。  つまりこの物語では、望んでいない相手も出てくるということ。  果たして彼らはどのようにして誓言文書にサインをさせるのだろうか?  その方法自体に魅力のある作品なのである。 【物語の見どころ】  まずこの職業に対し、どんなイメージを持つのか?  読む前にぼんやりとでも思い浮かべることで、物語がより一層楽しめるのではないかと思う。  そして本当にピンチなのは誰なのか? というのも物語の面白さであり、魅力の一つなのではないだろうか?  短編なので、あまり詳しく書くとネタバレになってしまうため、多くは語れないが、主人公となる二人は対称的であり、依頼のこなし方もそれぞれ違う。  そのこなし方からは彼らの人柄や気質なども感じ取れ、物語の先を読者が自由に想像できるラストも魅力的である。  あなたも是非お手に取られてみてはいかがでしょうか?  お奨めです。

5.0
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crazy's7

境界線上の魔王

懸命に生きる「生命」の息吹

 これは魅力の多い小説です。  こうしてレビューを書くにあたって、どの部分を取り出すべきだろう。少し、考える必要がありました。  他では感じられない、この小説だからこその楽しみとは何だろう? 結局、思い付きとしては最初だった、とある一部分を切り出してみる事にしました。  つまり、キャラクター達が確かな『生命』として息づいている、という部分です。  不思議に思われるかもしれません。文字でしか存在していない彼ら彼女らを生命と呼ぶとは、どういう事だろうと。  ですがもし、実際にこの小説を開いて読んで下さった方が居たとしたら、きっと深く頷いてくれるのではないでしょうか。  私はこの物語を追ううち、そこで生きるキャラクター達の吐息が聞こえるようになった気がしています。仲間と共に安心して吐いた一息、あるいは命懸けの瀬戸際で荒々しく繰り返される呼吸、またもしくは寒空に白く上がる深い息。それは決して「こうあれ」と与えられた役割を果たすだけの人形には真似出来ない生命のあかしなのです。  この物語には、作者の都合で型通りに作られたキャラクターは一人として存在しません。誰もがみな、自らの意思と自らの願いでもってそこに居ます。彼ら彼女らは産み落とされたからでは絶対に無く、自ら生きたいと思うからこそ生きているのです。  そのひたむきに頑張る姿、必死に努力する姿、負けじと苦難に立ち向かう姿。いつだって笑顔という訳ではありません。苦しさに喘ぐことも、悲劇に涙することもあります。  しかし、彼らは生きる。思いっきりに生きている。その生命を全力で謳歌している。惰性でも受身でも漫然とでもなく、懸命に命を噛み締めているのです。  私はその姿を美しいと思うようになって、気づく頃にはすっかりこの小説の虜にされてしまっていました。  彼ら彼女らの生きる道を見てみたいと思ったのです。その行く末を見つめ、その行き着く先に触れてみたい。私はそう強く願うようになりました。  この物語はまだ途中です。私の望む終着点が何処にあるのか、見当すらつきません。  ですが、この小説が私の期待を裏切る日は来ないでしょう。懸命に生きるキャラクター達が突然人形に成り下がってしまうとは思い難いからです。  彼ら彼女らは必ずや、その生命を走り切ってくれます。その姿を、私はただ見ていたい。そう思います。  いかがでしょうか。作品を紹介するレビューとしては、少々稚拙になってしまったかもしれません。  私が伝えたい事は、この物語の中で必死に日々を生き抜いているキャラクター達の事です。  もし少しでも興味が湧いたならば、読み進めてみて欲しいと思います。  彼ら彼女らの生きる姿を、共に見つめてはみませんか。

5.0
2
伊空路地@再臨

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目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。