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転性の冒険者~異性転換できちゃう私は、夢にまで見た異世界で両得ムーブ。旅のお供は愛すべき美少女多数! 男でハーレム? 女で百合? いやいや、どっちもいただきです!~ 

異世界転生して女性から男性へ

 転生前、同性であることがネックで二度の失恋を経験したことなどから、男になりたいと願った主人公の冒険譚。  第一章の最後まで読ませていただいたうえでの感想です。  神様とのやりとりにより、どうやら主人公は不完全な状態で転生してしまったようですね。女の子に戻ってしまうかもしれないという不安要素を抱えた主人公。しかし読者としては面白い要素です。主人公は望むとおりにハーレムを作ることが出来るのでしょうか。前世では報われなかった主人公を応援したくなります。  行きがかり上可愛い妹と共に騎士団へ入団することになった主人公、しかし出かける間際の両親の反応から、これからの展開が前途多難なものであるようにも感じました。  第一章後半での魔術師との闘いのシーンは勢いがあり展開も軽快です。  次への引きに優れており、先がとても気になります。また全体的にライトな文体で、楽しんで読み進めることが出来ました。続きも楽しみにしております。

5.0
0
想田スイ

無限大の魅力を持つ君と一歩ずつ歩み寄った僕

日常と特別を往復するピュアな二人の青春物語

高校に入学した健は、同じクラスの高島さんに声をかけられ、ひょんなことから「数学会」という名の数学勉強会をすることになる。 健は最初は高島さんの考えがわからなかったが、二人で何度も勉強会やデートを重ねる度に、健は高島さんの数学への思いや、自分の高島さんへの思いを感じ取るようになっていく。というお話。 物語は基本、勉強会を中心とした日常が描かれる。その中で、定期テスト、体育祭・文化祭、長期休暇といった「特別な日」が挟まれる。 高島さんは非常に快活でな女子高生である。健とふたりきりの時間を過ごしていても、さっぱりとしていて、一見、健の片思いのようにも見える。 特別な日においても、とびきりの出来事が起こるわけでもなく、健は常に残された高校生活の時間を気にしていた。 しかし、その中でも、高島さんの僅かに気持ちが表れる言動がある。 健はそのささやかな言動に気付きはしているが、確信するまでにはいかないので、読んでいてこちらがもどかしい気持ちになってしまう。 その二人の近すぎず、遠すぎずな距離感と、日常と、特別な日と、僅かににじみ出てくる二人の気持ちがとても純粋で、初々しくて、全ての時間が大切なものになっている感覚にもなる。 主人公、山口健の一人称で物語は進む。そのため、健の高校入学時から卒業までの高島さんへの思いの変化が素直に描かれている。健が自分の気持ちが分からない様子、自分の感じているものに確信する様子を読み取ることができる。 一方、高島さんの気持ちは、健の目を通してでしか見えない。読んでいる側としては、高島さんの気持ちは分かるし、察することもできるが、でも健はその行動を認知していても高島さんの本心までは察することはできない。それがもどかしさに繋がっていたように思う。 セリフからは高島さんの元気っぷりが表れていて、高島さんの可愛らしさが描かれていた。 高校生の日常、その全てが青春で輝いていて、全てのページが愛おしい作品である。

0
月瀬沙耀

最近の「いいね!」

サマースマイル・アゲイン

この作品に出会えて良かったと心から思える青春小説。心を動かす作品とは、こういう作品。

 平成最後の夏を描いた、痛くて切ない、ちょっぴり歪んだ青春恋物語。  主人公はちょっぴりパッとしない高校生の小秋。そんな小秋と親友の美少女、真夏との青春の1ページを切り取ったような本作。  青春小説特有の複雑な心情やエネルギッシュな躍動感がこの作品からは感じられ、胸がギュッと締め付けられたり、ドキドキと高鳴ったりします。  大人になった今だからこそ感じられる、青春の懐かしさがなんとも心にしみます。  そして物語の構成も圧巻で、約2万文字で読者の気持ちを最高潮に高めてクライマックスを迎えさせてくれます。  素敵なイラストも必見!  田舎の駅から見える爽やかな海。   青い空。  白い雲。  二人の女子高生。    このイラストが読後、違うものに見えてくるんだから作者の演出は憎い。  レビューを書いている今もまだ胸がドキドキしています。  心を動かす作品。是非あなたにも読んでほしい。

12ハロンの閑話道【書籍化】

栗毛の背を追って

 昨今とあるソーシャルゲームの登場で、競馬熱が高まっている。  少女の愛らしさに魅せられ、レースに掛ける思いに熱を浮かされ、ついには現実の名馬の歴史に手を出す――そして、多くのプレイヤーは思うのである。「どうしてもっと早くに競馬に興味を持たなかったのだろう。手に汗握る戦いをリアルタイムで目撃しなかったのだろう」と。  この気持ちを満たすためにはどうすればいいのだろうか。当然、一つには現実の競馬で「推し」を見つけることが解決手段になるだろう。しかし、キミの愛馬は歴史的快挙を遂げてくれるのだろうか。勝つ馬が必ずしもいい馬ではないが、勝ち切れない馬もいる。悲劇的な最期を迎えない保証は? 誇り高き戦績を挙げるとして、あと何か月、何年ドキドキしなければならない…?  ウェブ小説を読み漁る刹那的で消費的なオタク(暴言)にとっては、短時間で補給できる栄養ドリンクもまた重要なのである。それこそハーメルンで連載されているようなウマ娘二次創作を読んでもいいが…架空馬に抵抗がないのであれば、手軽にかつ興奮して読める金字塔が存在するじゃないか! それこそが、『12ハロンのチクショー道』であり、その続編でここでレビューする『12ハロンの閑話道』なのである。  前置きが長くなったが、レビューに入ろう。  この作品の中心に置かれるのは、サタンマルッコの名を受けた3度目の生を送らんとする競走馬である。1度目の人生では色に溺れ、2度目の馬生では稀代の競走馬としてフランスで戦うも夢半ばで斃れる――このようなバックボーンを持つために特異な性格を持つサラブレッドと触れ合い、驚かされ、魅了される周辺の人物の視点から話が進行する。転生ものではあるものの、主人公の語りは非常に少なく、群像劇の様相を成している。  サタンマルッコの見せるコミカルな描写とは対照的な、競馬に関わる人々の熱い人間ドラマ――それも小心者のオーナー、馬を愛する厩舎の人々、勝負にすべてを懸ける騎手、喧しくも無責任だけど憎めない某掲示板の住民たち――が展開され、田舎のダークホースが中央のエリートや世界の強豪と轡を並べそして勝つ、王道ならではの爽快感がそこにはある。  これらの要素が、臨場感のある実況によって疾走感を表現したレース展開と絡み合い、応援したくなるサタンマルッコが描かれているのである。  さて、ならば本編の『12ハロンのチクショー道』をレビューすればよいではないかという意見もあるだろう。そこには、「閑話」と銘打たれ、作者によって蛇足とまで言われたこの『12ハロンの閑話道』が、その実無駄話などではなく、正統な続編であり完結編であるという事情がある。  本編の12パートと番外編を経て、私たちはサタンマルッコとジョッキーの横田の執念とも言える走りに心を奪われる。しかし、競馬は一騎のみで行われるわけではない。そこには魅力的なライバルたちがおり、サタンマルッコだけでなく、彼らについてさらに知りたい、熱くなりたいと考えるタイミングこそが、本編『12ハロンのチクショー道』が66/66となって読み終わってしまう瞬間なのである。  そして「閑話道」は、その要望に応える、より多くの陣営にスポットを当てた戦いであると同時に、痛快な競争馬サタンマルッコの旅路を終えるまでの物語である。  その内容にはあえて詳しく踏み込まないが、最終章ニジイロは思わず涙を流してしまうレースであった。  当該作品には、小説家になろう側で私より簡潔にうまく魅力を伝えた先行レビューが複数存在している。すでに布教が進んでいる作品について、この感情的なレビューが果たして効果的であるかは疑問符が付く。しかし、オノログという素晴らしいサイトの創設により、より様々な層の人々が「チクショー道」を読み、それだけで終えず、「閑話道」までサタンマルッコを見届けてほしいという一心で、『12ハロンの閑話道』にレビューを書かせていただいた。  ぜひ皆様には彼の馬生を堪能していただき、私とサタンマルッコの喪失感を共有していただければと思う次第である。

箱庭物語

色々な賞の選考にも残った、本と旅する物語。

『異本』と呼ばれる特別な本を集める物語。 現代世界が舞台ながら、その空気感はまるでファンタジーの様です。 こちらの作品は第6回カクヨムWeb小説コンテストの中間選考を通っていたり、 ノベリズム大賞では選考を通った上に主催側から言及を頂いているほど優れた作品です。 内容も実に美しく、キャラクター同士の掛け合いから始まるのが印象的でした。 話が進むにつれ世界観や目的が分かっていくという構成が実に素晴らしく、それだけで世界観にどっぷりと浸れます。 また本に関する知識も豊富で初版に関する出来事が話のキーになっていたり、フィクションながらベルリン崩壊といった実際の国の歴史や文化も作中に登場するなど、現実世界の出来事にも造形が深く描きたいものがしっかりと伝わる内容です。 シンプルかつ洗練されたタイトル、そして本を開けば仕掛け絵本のように溢れる魅力の数々。 是非貴方も一読してみては如何でしょうか。 私も陰ながら応援しております。

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