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奴隷屋の日常

混沌とした世界の中で紡がれていく、彼らの日常。

【物語は】 ある印象的な思想から始まっていく。この世界では人間でありながら、人間扱いされない者たちがいる。彼らはイヌであり奴隷と呼ばれた。彼らには人権が無くその命は売買され、軽く扱われた。そんな世界で、主人公はある人物と奴隷屋を営むことにしたのだった。 【物語の魅力】 ある思想と主人公の決心から、本編へと続いていく。 本編に入ると、世界観の説明を取り入れた奴隷の売買の様子が描かれている。混沌とした世界観と、論理的な思考で展開される、不思議なバランスの物語。 主人公は商品として奴隷を扱っており、その扱い方がちゃんと”商品”である。 奴隷を商品とする考え方について、かなり深く追求しているように感じた。決して奴隷制度を対して推奨をしているわけではないが、このシステムと考え方には、納得させられるものがある。他の店に比べると、主人公が奴隷を人間扱いしているように感じてしまうが、それは間違いだと思う。商品を商品として扱う。それが主人公の考え方であり、商品に対しての姿勢なのだと感じた。 この物語には沢山都市が出てくるものの、番号で呼ばれている。オリジナルの固有名詞は覚えづらいため、番号で呼ばれているのは覚えやすく分かりやすいと感じた。 【登場人物の魅力】 主人公の商売に対する姿勢が、凄いと思う。漠然とただ売れればいい、という考え方ではない。”客が求めているものとはは何か”。それを突き詰めていくことが売り上げに繋がると考えられるし、客との信頼関係にも繋がっていくのではないだろうか。とても論理的である。 情景描写や心理描写が丁寧に描かれているにもかかわらず、主人公が淡々としているように見える。恐らくそれが、彼の性格なのだろうと感じた。従業員とは温かみが感じられる会話をしているが、決して情で動いているわけではない。どんなに扱いが良くても、商品は商品なのだ。 話が進んでいくと、主人公が奴隷屋を営む前のエピソードが出てくる。彼が欲しかったのは奴隷ではなく”信頼できる者”。あらすじにある”身内”とは一体何を指しているのだろうか。もしかしたら、この部分で明かされるかもしれない。 この物語では奴隷視点での思想(心情)も出てくる。人間とは人種の違う奴隷については、システムを理解したが、買う側と同じ位置に居たはずの人間がどうして奴隷となったのか。謎の部分があり、その経緯や理由について知りたいという好奇心を刺激する。 そして主人公に何故、冷めた部分があるのか徐々に話の中で分かっていく。 【物語の見どころ】 まず、世界観。舞台について細かく設定されており、とても分かりやすい。そして、主人公に不思議な魅力を感じる。考えていること、思想は分かるのに何処かミステリアスに感じる。世界観や登場人物や考え方に、拘りを感じる作品である。 主人公は奴隷屋を営む前に、奴隷屋がどんなところなのか見ている。このことが奴隷屋を営む上での思想に、一役買っているのだろうか? 主人公と従者の出会いについて。 冒頭の方に出てくる二人の間の雰囲気と、二人が出逢ったばかりの頃では明らかに違う。二人がどんな風に信頼関係を築いていったのかも興味深く、見どころの一つではないだろうか? あなたもお手に取られてみませんか? 読了部分まで(奴隷屋と萬屋①)ではまだ、”身内”が何を指しているのか謎のまま。しかしこれから明かされていく、という楽しみもあります。 主人公にはまだ謎な部分も多く、これからの展開が楽しみです。 是非読まれてみてくださいね。おススメです。

5.0
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crazy's7

戦ノ神の新約戦記

孤独な神が、人間界で得たものとは?

【物語は】 あらすじにもあるように、この物語の世界では人間、魔獣、亜人の種族がバランスにより保たれていた。しかしそのバランスが崩れたことが、この世界のターニングポイントだと思われる。世界観について、神と三種族の繋がり方には納得のいくものがある。すなわち物語の世界観が、とても自然な思想によって構築されているという印象。この後、神々の大裁判によって話が進んでいく。それはまるで会社で上司と部下が言い合いをしているかように、見えてしまう。問題が起きた時、”優秀な上司ならどうするのか?”と考えさせられる物語である。 普段お目にかかれない偉大な存在の神であっても、我々人間と変わらないという部分に親近感が沸く。この先一体どうなるのだろうか、これは理不尽ではないのかと、主人公たちの動向をハラハラと見守っていくこととなる。 【物語の魅力】 前述したように、親近感が湧くような分かりやすい物語の流れである。世界観にはオリジナル要素が多数含まれていながらも、読み手が前のめりになって読んでしまうのは、多くの人が共感を得やすい内容と展開だからだと思われる。自分よりも上位の神と主人公が言い合いをしている間にも、世界のバランスはどんどんおかしくなっていく。 今、責任問題を問うべきなのか? それとも先に何か手を施すべきではないのか。 この場面では、無能な上司と全責任を押し付けられた新入社員のような関係が、物語に入りやすい理由の一つではないのだろうか。立場などを想像しやすいからこそ人は感情移入しやすく、物語にのめり込むものである。そこもこの物語の魅力の一つだ。 このあと主人公は神であったが、全ての責任を押し付けられ下界へ下る。彼は言いたいことをはっきり言うことできる人物だ。客観的に見ても、彼の主張は一理あると思うのだが、誰も聞く耳を持たない。こんなのパワハラだよ、と感じた人も少なくないのではないだろうか。こんな風に身近なことに置き換えて考えられるというのは、物語が誰にでも想像しやすいということ。とても巧いと思われる。 【主人公の魅力】 彼は不満を持ちながらも、自分の職務を真面目にこなしてきた印象が強い。元々孤独とならざるを得ない職務だった為、下界では解放感を味わうこともできる。しかし、一所懸命真面目に働いてきたサラリーマンに置き換えると、それだけ会社に尽くしてきたのに、全ての罪を擦り付けられ追い出される。何ともやりきれない。それでもまだやらねばならないことがあるとは、とても不憫である。 主人公は、とても冷静な人物だ。心情が丁寧に描かれているので、焦りや恐怖なども分かりやすく、一緒にハラハラするような場面もある。元神でありながら、生きるために必死な部分など、一所懸命な姿が好感が持てる。思わず応援したくなるような魅力をもつ主人公である。 そして話の展開に無理がなく、賢い選択をしていくのも落ち着いて見られる良い点の一つである。 【物語の見どころ】 世界の成り立ち、主人公の境遇。これらは実に丁寧に描かれており、別のものに置き換えて、彼の心情を想像することも出来る。これ自体が物語への入りやすさであり、魅力の一つともいえるだろう。更に面白さ(面白味)が増してくるのは5話あたりから。机上での戦争をしていた時とは違い、実際に人間たちがどのように生活をしているのかや魔獣に立ち向かっているのかを、下界に降りた主人公は目の当たりにしていくこととなる。 恐らく人間たちと関わっていくことで、彼自身得られるものが多いと想像する。孤独な神は、彼らを見て何を思うのか。小タイトルを見ると、主人公が彼らと絆を築いていくのではないかという期待も持てる。先の楽しみな物語である。 是非あなたも、お手に取られてみはいかがでしょうか? お奨めです。

5.0
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crazy's7

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アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。