ストレートチルドレンとして暮らしていた六歳児がある日教会に聖女として拉致されてしまいます。 歴代の聖女は誰もが指名されるまま聖女になっていましたがこの主人公はただ働きはしないと宣言し、なんと教皇猊下からお給金をもらって聖女のお仕事をしているのです。 そんなお金大好き聖女様ですが、お仕事はきっちり聖女としての顔を振りまきますし、その力は本物。はちゃめちゃながら色んな問題をどんどん解決していきます。 王子様からの求愛もなんのその、住み込みで働いているだけなので人気が終わったら街へ戻るのだと息巻きながら、普通では考え付かないような振る舞いで聖女として大活躍していきます。 世界観、宗教観も楽しくて皮肉気でありつつ図太く可愛い聖女が最高です。 聖女は希望通り一般人に戻れるのか!? 聖女のはちゃめちゃな日常を楽しみながら結末を見てください!
「Evil Revenger 復讐の女魔導士」では様々な心の動きがありますが、そのどれも強くはあるのですが共感もしくは理解ができました。 それは現代を生きる私たちにも通ずるところがあるからだと感じました。 故にこの作品は「ダークファンタジーの形を取った人の心を描く物語」だと私は考えます。 何より描写力が素晴らしく、すいすい読めてしまいます。 文章構成も良くできており、そのおかげでダークファンタジーにも関わらず読後感がとてもよかったです。 心を揺さぶられたいと思うなら、この作品をお薦めします。
幼い頃から貴腐人として完成されていた貴族令嬢の主人公は、いずれ修道女になり新たな聖書を作って大陸中に新たな信仰をねずかせ、いずれ薔薇教の教祖になる。と言うとんでもない野望を隠し持っています。 そんな世界のすべてが腐って見える彼女ですが、常識も持ち合わせていてうまくそれを隠して生活しているため、理想的な淑女として皆に見られます。実際女の子に対しても思いやりや優しさのあるとてもいい子なのですが、頭の中はあらゆるものを腐らせています。 男性から思いを寄せられていても全て腐らせてしまう主人公と、そんな言動をすべて健気な女の子として受け止められてしまう現実が、次々に勘違いを誘発させていきます。 主人公は理想の受け攻めを追及できるのか!? 薔薇の布教はできるのか!?
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