幼い頃から貴腐人として完成されていた貴族令嬢の主人公は、いずれ修道女になり新たな聖書を作って大陸中に新たな信仰をねずかせ、いずれ薔薇教の教祖になる。と言うとんでもない野望を隠し持っています。 そんな世界のすべてが腐って見える彼女ですが、常識も持ち合わせていてうまくそれを隠して生活しているため、理想的な淑女として皆に見られます。実際女の子に対しても思いやりや優しさのあるとてもいい子なのですが、頭の中はあらゆるものを腐らせています。 男性から思いを寄せられていても全て腐らせてしまう主人公と、そんな言動をすべて健気な女の子として受け止められてしまう現実が、次々に勘違いを誘発させていきます。 主人公は理想の受け攻めを追及できるのか!? 薔薇の布教はできるのか!?
異世界転生という言葉をタイトルを含むたくさんの物語が綴られる昨今。 死んでこの世界から去り、新たな世界で心機一転したくなるぐらい、今の生活はつまらなくて憂鬱だったりするのだろうかと。 平凡な自分で平凡な人生だとしても、視野が広がれば世界は広がる。新しく見える世界は異世界に立つ時と同じ感動をくれるから、しがみ付いて自分の人生物語の感想を人に語れるぐらいに、しっかり読み切ってみようではないか。 そんな気持ちになるメッセージ性のある物語です。 短編でスラスラと読み切れますのでぜひ、多くの人に。
正直、この作品のレビューは特に危険でしょう! ネタバレした時点で終わります。 なので、一気に読みましょうね!? それほどの作品です。
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