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一気読みの楽しさ!!完結済み長編作品。

すでに完結した、10万文字以上の長編作品。一気読みの楽しさって、独特のものがありますよね。そんな作品のレビューを紹介します!

一気読みの楽しさ!!完結済み長編作品。

タイムリープ青春SF。こういう夏が過ごしたいなぁ…

僕と彼女の、繰り返される夏

作・木立 花音

【第四回ライト文芸大賞にて、奨励賞受賞しました! ありがとうございました】 『怠惰』にして『無感情』。  他人に対してあまり興味・関心を示さない高校生、高畠智也(たかはたともや)は、繰り返し同じ夢を見ていた。  それは、二年前、犯罪に巻き込まれて亡くなった〝仮初の恋人〟、藤堂栞(とうどうしおり)と海で過ごした最後の日の夢。  どうして同じ夢ばかり見るのか……。首を傾げる彼の前にある日、藤堂と瓜二つの外見を持つ転校生、柚木栞(ゆずきしおり)が現れる。  柚木に藤堂の話を語った翌日、智也は、二年前の世界にタイムリープしている事実に気が付いた。  こうして始まった、藤堂栞がまだ生きている世界。二度目の20*6年、夏。  自分がタイムリープした理由が、藤堂の運命を変えることなんじゃないかと考えた彼は、再び藤堂と交際をすることに。前回と違う行動ばかりとる彼女に戸惑いつつも、次第に惹かれていく智也。  仮初から──真実へ。二人の愛が本物になっていく中、今度こそ藤堂を救うと彼は誓う。  決戦の日は、藤堂栞の命日──八月四日。そこで彼が見たものとは……? ※表紙イラストは、西畑様に描いて頂いた藤堂栞です。最高に可愛いです。ありがとうございました!

タイムリープSFと青春・恋愛って相性よすぎですね。しかも季節は夏。 このフォーマリズムは「時かけ」以来長く愛されてきたもののひとつだと思いますが、この作品はそのど真ん中を突いて、ぎゅうぎゅう胸を締め付けてきます。 物語は、主人公の智也が2年前に亡くした彼女「藤堂栞」とそっくりの「柚木栞」に出会うところからスタート。この時点ですでに甘ずっぱい感満載なのですが、舞台は藤堂栞が亡くなる前の世界にタイプスリップ。当然、彼が取った行動は、彼女の死を避けたいわけなのだが、当の栞のほうも記憶と違う行動ばかり。 はっとする夏の描写や、鍵となる小物の使い方。運命に翻弄される2人の切ない心理も直接的に描かないで行動から匂わせたりと、上手いです。 後半からは息を呑む展開で、ほんと読ませられました。ほとんど忘れかけていた頃に「あ! この人!」という展開もうなりました。時間の異なる平行世界ができるので頭がこんがらがりましたが、タイムリープものなのであまりそこは考えても仕方ない感じですね。辻褄はあってます。 智也の行動と成長、2人の「栞」の想いも、くぅうと最高に惹かれるものがありました。

嶌田あき
一気読みの楽しさ!!完結済み長編作品。

海洋ロマン感ある骨太ファンタジー

海の王と風の娘

作・橘 紀里

 船乗りのジェイクは、長い船旅を終え、久しぶりに訪れた荒くれ者たちの集う酒場で、突然一人の少女から「自分を買って欲しい」と声をかけられる。 「私は運命からは逃げられない。ならせめて、自分で選べるものは選び取りたいんだ」  そう言った切実な声と瞳に惹き込まれ、詳しい事情も知らぬままに一夜を共にしてしまった彼は、やがて、彼女を待ち受ける残酷な運命を知る。    彼女の運命を切り開くため、二人は精霊と共に「竜の島」を目指して船旅に出る——。 ++++++++++  中世風のここではないどこか、黒髪無精髭のイケメンよりはおっさん寄りの船乗りと、自らに課せられた苛酷な運命に抗うクールビューティな、それでもどこかずれたお嬢さんの冒険と恋の物語です。  本編は全24話で完結済 + 後日譚となる短編(全7話)が続きます。  その後は、あれやこれやの番外編となる掌編がときどき増えたりします。 ※ (比較的)直接的な描写のあるお話には (*) がついています。 ※ シリアス寄りな本編、後日譚に比べ、番外編はわりとやりたい放題(≒ラブコメ風味)です。

 恋愛ジャンルだったので、もっと軽い感じなのかと思いきや、重い運命を背負った娘と、雄々しい海の男のロマンスが、重厚な世界設定の上で踊ります。  何故そのような旅立ちが必要なのかという謎と、ユーリがジェイクを選んだ理由、精霊のリィンはどうしてこんな事を?アレクシスとユーリの関係は?という、適度な謎が散らばっていて、本筋を追いながら、過去の出来事が混乱なく表現され、濃厚な物語作品として成立しています。    気づけば個々のキャラクターの魅力の虜。ちょっとしたやり取りも、適度な距離感が合って、恋敵であってもドロドロせずに、戦友的な間柄ともいえる絶妙さで協力していく様子は、心地よい程です。  嵐のシーンは頬に当たる雨の感触、波のうねり、雷鳴の轟音さえも聞こえてきそうで、平穏な航海との緩急差も素晴らしいです。  読後感もよく、読んでいて苦しいシーンもないため、何度も再読できそう。

MACK
一気読みの楽しさ!!完結済み長編作品。

ジャンプの原作だから読んでみろって感じなんだわかるだろ! 伝われ!

北海道ダンジョンウォーカーズ

作・ 青山羊里

あらすじ箇条書きです。よろしくお願いします。 1、北海道にダンジョンが出現する 2、人が立ち入れず調査不能の為、行政政府はこれを埋める 3、ダンジョン大爆発(後にブローアウト現象と呼称) 4、ダンジョン内のモンスターが札幌の街に溢れ出る 5、ダンジョン内のモンスター数の許容オーバーが原因だと知る 6、ダンジョンに入場できるのは中学生以上高校生以下と判明 7、北海道、ダンジョン特区を申請、国政はこれを受諾、法改正に入る 8、北海道行政は『モンスターに負けない青少年育成条例』を設立、国会はこれを承認 9、以降、少年少女はモンスター退治にいそしむ(1日1人3体を推奨) 10、積極的にダンジョンに通う少年少女をダンジョンウォーカーと呼称 11、ダンジョンウォーカーの少年少女の一部に『スキル』と呼ばれる異能力が出現 12、北海道はダンジョンの安定化に成功 13、北海道ダンジョンの観光地化に成功 14、月日は流れ、ダンジョン出現から20年後、チート主人公登場 15、主人公、消極的に安定化した北海道ダンジョンをひっかきまわしはじめる。 16、果たして結末はいかに…!

https://novelup.plus/story/469232389  自分ちの本棚にまだ読んでないブリーチやナルトやワンピースがあったら読むでしょ?  ジャンプ+に今だけ3巻無料! とかあったら読むじゃん。  ほら、今ノベ+で全巻無料なんだよ、超読むでしょ!?  今回レビュー書くに至って、もう一度最初の方読み直そうと思ったんだ。  それは、クリスマスだったよ。  その頃の自分は、このお話を読んで、なかなか進まないなって思ってた。  はい注目! 【主人公は余すところなく語る】  ほんとうにすみずみまで、完全に見たこと考えたこと思い直したところ、全て語ります! 親切設計ですね!  こんなに語り尽くす奴、某アララギくん以外で初めて見たよ。  だから、この話の面白さに気が付くの、すごく時間がかかった。  なぜならば自分もサイトに来たばかりで、自作の世話もしていたし、他の作品も読んでたし、すべて1Pずつしか読んでいる余裕がなかったから。  しかもね、この作品、決して1話の文字数が少なくないから。  でもね、読みやすいんだよ。それに気付いてからは、一度に数ページずつ読むことにしたんだけど(読めちゃうんだよ!)、それでもまだ気付いてなかった。  この話の面白さはダンジョンに入ってから。それも、バトルになってからだよ。真骨頂だよね。  ダンジョンに入るまで8話。最初のモンスターを倒すまで9話。大事件が勃発するまで23話。こっからはもうやみつきですよダンナ☆  いや、ちゃんと理由があるんだよ。  ただ長いって言ってるわけじゃないんだ。  大事なことだよ、これは。  はい注目! 【北海道のためにある物語】  本編のあらゆる隙を突いて、北海道の素晴らしい食や物産観光や方言なんかが、凄い勢いで食い込んでくるのさ。  もう、北海道庁は予算を作って、良さげな漫画家さんに描いてもらい、アニメ化するべきだよね!  それも某八十亀ちゃんみたいに5分アニメじゃなくて、バッチリ4クールくらいね! 頼むよ!  レーティングもバッチリ、ノーストレスノートラウマの安心設計だよ!  どこが好きだって語り出したら、ネタバレになっちゃうし、これから読んでくれるなら予備知識無しで読んでもらいたいし、きっといつまでも語っててヤバイので、かいつまんでみると、つまりこう! 【登場人物が全員濃すぎて素晴らしい!】 【バトルに理由があって一様でなく、いくつもの美しすぎるシーンが脳裏に焼き付く!】 【ダンジョンという舞台どころかあらゆるモノに確固たる設定が、謎がある!】 【この舞台は子ども達のもの!】  主要人物だからって、始めからドカドカ出てきたりしないんだよ。  だって、自分の推し、桃井くん(美少年て言うと語弊がゲフンゲフン)だって、出てくるのずっと後だもの!  さっき初めて登場人物紹介見たら(だってネタバレになるじゃん!)、桃井くん4番目!  それぞれに生きてて、必然のタイミングで主人公に絡んでくる。  これだけ多くの登場人物に個性を持たせてなおかつ複層的に関わらせ決着につなげる、力量ハンパないでしょう!  それからバトルって言って、パーティ組んで技名叫んで倒すの負けるの、もうそんなんじゃないんだよ!  ゲームじゃないんだから、そういうの忘れてもらっていいかな。  美しいシーンがあるんだよ。  それはもう、絵師だったら描いてるよ。ぜんぶ、あのシーンもこのシーンも、脳内にはあるから!  とりあえずゼリー食べるシーンは、食戟のソーマ描いてらっしゃった佐伯俊先生で展開されました。  設定厨の自分としては垂涎の謎があちこちにちりばめられていて、それを考察するのも楽しみの一つ。  それら謎は、主人公に開示されることでひとつひとつ明らかになるけど、開示されないことの方が断然多くって、そのあたりが痺れる訳です。  ダンジョン外の大人の思惑が渦を巻いても、ここは子ども達のもの! と言い切る痛快さが、また素敵!  治外法権、自分たちの砦。  モンスターが蠢くダンジョンは、それを倒して浄化して空っぽにすることが善ではないのです。  熱く語りましたが、まだやっと半分しか読んでないメロウ+。  ふがいないぞ、メロウ+!  どうしたんだ、何故もっと早く読まない! 少なくとも最新話まで読んでからレビュー書くやろう、ほんま。  や~、そう思ってたん。  でも、もったいなかったん。  決して今現在(2021/02/26)で398話、文字数にして156万字もあるからじゃないんや。  だって、これからワールドトリガー読む人に向ける目は、「そうか~、これからかあ……(ニヨニヨ」でしょ?  「今、HUNTER×HUNTER読み始めてる」って人に言うことは、「急がなくていいから楽しめ」以外ある?  話それた。  つまり、もったいないので、急いでは読まないことにした。  あ、でも大丈夫。作者、時々一気3話更新とかする鬼だから!  それから、この作者様はコメントすると、たくさんおしゃべりしてくれる、やっぱり親切なお方です。  忙しい方だと思うのに、ファンにお優しい(涙。  そういう訳で、「北海道ダンジョンウォーカーズ」、超オススメです☆ 【注意】誤字多めです!

メロウ+
一気読みの楽しさ!!完結済み長編作品。

ここにしか生まれ得ぬ物語

死霊術士の殺人鬼

作・かなん

死霊術士のひよっこであったミチカ・アイゼンは、ある日、史上最悪と呼ばれた殺人鬼を蘇らせてしまった。 人を殺すのが趣味であると言い放つ狂人リパー・エンドと、図らずもその主人となってしまった娘ミチカ。 もぎとった一年という猶予で、殺人鬼を土塊に戻そうとするが――。 *作者サイトでも公開してあります。*残酷描写表記は念の為ではありません。

駆け出しの死霊術士であるミチカが蘇らせたのは、正しく「災厄」だった。 きわめて残酷で、悪辣。子どものように無邪気でいながら、本質は万年氷よりなお冷ややか。 愛知らぬ彼の名は、リパー・エンド。 死して数百年経過しようと人々から恐れられる、伝説の殺人鬼である。 彼を蘇らせたことで、ミチカのみならず、多くの人生が狂い出します。 リパー・エンドは一言でいうと「人でなし」。 殺人をこよなく愛し、どうにかリパー・エンドを死霊解放しようと奮闘するミチカの努力を鼻で笑い、その努力が実らず終わったときの絶望を愉しみに待つような男です。 『史実ではこんな風に語られるが、実は……』といったようなことは一切ありません。頭の先からつま先に至るまで、彼は最凶最悪の殺人鬼であり、彼の罪は彼だけのものです。 少し歩けば息をするように血の海を生むリパー・エンドは、当然のように恨みも多く買っています。 こんな非日常の証明のような男を前に、ミチカは振り回されながら、どうにか彼を打ち倒さんと旅に出ることになるのです。 けれど……。 平気で人を殺せるリパー・エンドと、真っ当な感覚を持つ少女・ミチカ。 ふたりの育む関係性は、ただのバディとは少し違います。 蘇らせた人間と、蘇った死者。 平凡な学生と、歴史に名を残す人殺し。 本来交わるはずのないふたりの道が、運命のいたずらで交差するのが本作です。 分かり合えないし交わらない。迎合しない。けれど彼らの間にしかない絆が確かにあり、つながりがあり、ここにしか生まれ得ない感情があります。 果たして、恋とは甘やかな感傷のみを呼ぶのでしょうか。 それに当てはめると、因果で結ばれた彼らの関係は恋ではないでしょう。 けれど、個人的には恋愛ジャンルで最も記憶に残っている作品は何かと聞かれたら、この作品を迷わず挙げます。 物語と読者が一期一会であるように、物語の登場人物と読者だって一期一会です。彼らの関係性も。 設定の秀逸さ、文章の読みやすさ、物語としての面白さは言うまでもありませんが、「契約」「互いに命を狙うもの同士」「他にない独自性」「キャラクターの成長譚」「名前のつけられない感情」これらのうちで一つでもピンときたら、ぜひ読んでみてください。 ここにしかない出会いが、きっとあなたを待っています。

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