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@オノログ
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~あらすじ~ 「結婚しないなら別れよう」と遠距離恋愛中の彼女に別れを告げられた千弘はマンションのエレベーターでひとりの女性と出会った。箱の中で、二人の物語が動き出す。王道ラブストーリー。(あらすじ引用) 主人公 千弘 ヒロイン 佐久間絵莉 まず読み終えて、「結婚って、長く付き合っていたからではなく、タイミングなんだなぁ」と、思ってしまった。 そう思わせて仕舞うぐらい、リアリティがある大人の恋の物語。 物語の冒頭、「溶けたアイスが手首を伝う」から始まるが、それだけで主人公が唖然と固まった様子が伝わる描写から物語へと読者を引き込んで行く。 それでいて、別れのシーンも出会いのシーンもプロポーズさえも背伸びしない、等身大の登場人物たちにとても好感がもてた。 作中、男気をみせる主人公に惹かれるヒロイン、2人の距離の近づき方も自然で、読後感もとてもよいお話。 あらすじで作者が語っている通り、大人の王道ラブストーリー。 楽しませて頂きました。
詩のような文体です。 淡々と物語が進んで行きました。 1万文字まで読みますとのお約束でしたが、最後まで読み切りまして、数回読み返しましたが、なかなか話しが掴めませんでした。 私の読解力が足りなかったのかもしれません。 ~あらすじ~ 主人公、佐倉歩 高校1年 ヒロイン 高月リツ花 主人公、佐倉歩は平均的な高校1年生。ヒロイン高月リツ花は美しさで異彩を放つ存在。リツ花のファンは多い。 佐倉歩は放課後、学校の裏手を歩いているとウサギ小屋のウサギを撫でる高月リツ花と出会い仲良くなるうちに佐倉歩は恋心を抱くようになる。 高嶺の花と言われたヒロイン高月リツ花だったが、家庭に恵まれず、ガールズバーでバニー姿で働いていた(風営法はだいじょうぶなのか?) 駆け落ちを考えるが、生活力がない事を痛感。 自分たちはウサギ小屋のウサギだと揶揄する。 学校のウサギが死んでしまい高月リツ花は学校を辞めるという。 2人はキスをして別れる。 数年後、交差点で高月リツ花を見かける。 高校時代の大人になり切れていない微妙な年代の足掻いても足掻き切れない、切ない恋物語。 期待感の残る最後は良かったと思います。 恐らく、作者さんの中ではいろいろと書きたい事があったのかもしれませんが、それを書き切れていない様子です。もっと一つのエピソードを練って主人公やヒロインが何を思って、どう行動したのかが伝わると良いと思います。時系列も前後させない方がわかり易いと思います。 何回も読み直して、話しが飛んでいないか。なぜこの場面が必要なのか。気持ちは伝わっているか。など、作品と向き合って育ててあげてください。
~あらすじ~ 田上優里は、17歳の春。 友達の亀ちゃんの好きな人「田川」君と同じクラスになって隣の席になる。 最初は亀ちゃんの好きな人だから……と、恋愛のキューピットになるつもりで田川君と仲良くなった。でも、一緒に時間を過ごすうちに、段々と田川君の明るくて優しい人柄に惹かれ始めてしまう。 でも、優里には密かに付き合っていた彼氏がいた。何を考えているのか分からない彼に疲れていた優里は、段々と田川君の優しさと明るさに救いを求めるようになってしまう。そんな優里に、田川君が「悩みがあるなら聞くよ」と、声を掛けてきた。「田上は、なんでも一人で背負い込もうとするからな」優里の気持ちを掬い上げてくれる田川君。でも、田川君は亀ちゃんの想い人で……。 タイプの違う二人の間で揺れ動く優里。 彼女が選ぶのは…… ~感想~ 30ページまで読んだ感想になります。 主人公の一人称で物語が進む。 明るく元気な主人公に好感が持てる。主人公が嫌な子だと読者はついていけないので、ヒロインの田上優里のキャラクターは好感度が高く、応援したくなるキャラクター。 主人公の彼氏(一人目のヒーロー)である長塚は当初、主人公に対して冷たい印象を受けたが、思春期特有の男の子が持ち合わせる、彼女に対しての照れやどう接したら良いのかという戸惑いであったことが、本文を読み進めて行くうちに理解出来た。 もう一人のヒーロー役である隣りの席の田川君も好きな子にちょっかいをかける、男の子の不器用な面と優しい面が見えた。 設定したキャラクターが生き生きと描かれているのが良かったと思います。 物語の1/3の読了でしたが、エピソードからも主人公の切なさや喜びが伝わってくる内容でした。特に遊園地に遊びに行ったシーンはとても自然で、ふたりの緊張する様子が、友達に偶然出会う事によって、実況されて、読者にわかりやすい構成。長塚の普段そっけない面と優しい面も上手く描かれていました。 会話のつなぎの地の文を工夫されるともっと読みやすくなると思います。
高圧的な祖父に逆らえない父と母。抑圧された日々、そんな家庭に嫌気がさし、自分の生活費は自分で稼ぎながら大学へと通う主人公は、無理がたたりアルバイト中に倒れてしまう。体力的に追い込まれた主人公は、バイト先の友人から紹介された「おやすみテレフォン」という怪しげなバイトを始める。そのバイトは、電話越しに人の話を聞くという内容。思ったよりも健全なバイトだった。ある晩、新規のお客様からの電話。その声は、自分の父親だった。 「おやすみテレフォン」という怪しげなアルバイト。イマドキありそうなリアリティのある設定。それを作中では、上手く役立たせている。 父親の声に気付いた主人公の焦りや感情の動きが上手く表現されていて、物語へと読者を引き込んでいく。 家族だからこそ、こじれてしまった感情の縺れは、心の奥に深く根付き、なかなか許容できなくなる。「おやすみテレフォン」というアルバイト中の主人公は、むやみに電話を切る事も出来ずに言葉を選びながら、父親の話しを娘としてではなく、一歩引いた目線で会話を進める。そこで父親の苦悩を知ることとなる。 読者は父親と主人公の苦悩と心の葛藤に触れ「もしも、自分だったら……。」と思わず考えてしまう、力のある作品でした。 希望が見える最後。読後感も良い作品でした。
3000文字ちょっとの短編。 長編のプロローグのような物語でした。 主人公の1人称で物語は進んで行きます。 私(主人公・加藤六花)と持田吹雪(ヒーロー) 主人公・加藤六花の24歳の誕生日の日に起きた物語。 主人公の部屋のベランダに突然現れた吹雪。主人公は困惑する。 どうやらふたりの関係は、みんなにはいえない秘密の関係らしい。 小出しにされる情報は、読者をハッとさせたいを言うような作者の意欲を感じます。 その意欲を読者にどう伝えていくのか、課題の残る所が見受けられました。 物語を読み進めてみると最後には、なるほど、タイトルが回収されています。
起承転結がはっきりしていて、最後まで安心して読めました。余命いくばくない父親への願いを叶えるべく子供が、嘘の結婚相手を見繕うという物語の展開は良くあるが、レンタル妻を借りて来ると言うのは、面白い。その上、もう一工夫され、そのレンタル妻は元カノだった……。だなんて、その後の展開が気になる書き出しです。 主人公とレンタル妻は、過去の出来事をよじれた紐を解くように、ふたりが向き合って行く様子も丁寧に描かれていました。 おそらくコンテストに合わせて8000文字以内に作品を仕上げるのを苦労されたと推測できます。 読後感も良く、妄想コンテストの優秀作品に選出されたのも納得です。
スター目線で物語が進む。気持ちを疲れさせていたスターが落とし物をして拾ってくれた人とのたわいのない会話に癒されて行く。 物語で言うなら起承転結の起の部分を抜き出したようなお話。 スターから見た彼女は自分の存在に気付いていながら、それをおくびにも出さない態度は癒しを感じたはずだ。 この先の再びどこかでふたりは巡り合うのだろうか? そんな期待感が残る物語でした。
梅雨のある日、夕立ちに見舞われた男が雨宿りのために辻占へと足を運んだ。占いには興味もないが、1人で居たくない気分だったからだ。 そんな男と占い師の何気ない会話の中に物語の伏線が潜んでいたり、一見穏やかそうな男の意地っ張りな性格が見て取れたりと、短編でありながら大変味わい深い作風です。 起承転結の転の部分では、占い師の真の姿が見え、ワクワクと期待させるものがありました。 男のソワソワした様子も伝わり、最後に走り出して行く姿が見えるよう。読後感も良いお話でした。
出だしの1行目から惹きつけるものがありました。主人公の想い人である浅黄を体現した比喩も良かった。 物語全体の言葉の選び方が上手く、清涼感のある水の流れを感じさせられ、その世界観に引き込まれ読み出したら最後まで一気読みでした。切なさと愛おしさがふんだんに盛り込まれている。起承転結の転に当たるシーンも感動的で胸に迫るものがありました。心温まる物語。8000文字という短編ですが読み応えあり、読後感もとても良い素敵な物語です。
読んだ文字数:11万831文字
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