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カクヨム歴史・時代連載:3話完結

「また会いにきたよ」

全部桜がきれいなのが悪いんですよね、わかりま……わかるかあああ(笑) 貴族のおっちゃんの風変わりな願いと天女が引き起こすドタバタに、お茶噴きそうになりました。 閻魔大王も大変だ。

5.0
  • 作品更新日:2019/3/5
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨムその他短編完結

涙味のカルボナーラ

カルボナーラに寄せて語られる華僑の母と娘の軌跡。 LGBTであるとカミングアウトをためらう娘へ渡される母の言葉が、短くも深く響きます。 良質の短編。

5.0
  • 作品更新日:2018/12/27
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨムファンタジー連載:6話完結

イーデルト・クローデリアと夜のおはなし

異貌ゆえに貴まれ、同時に忌避される娘イーデルト・クローデリア。彼女は十五になった年に、身の行く末を定めるために訪れた三つ目の神殿で、唯一拒絶せず、また答えも与えない夜の盟主と出会います。 夜の炉部のようにゆったりと流れる時間と描写、二人のやりとりが心地よく、読み終えてとても幸せになれる、優しい気持ちになる童話のような、神話のような、そんな物語です。

5.0
  • 作品更新日:2022/9/13
  • 投稿日:2021/7/10
カクヨムその他連載:6話完結

祖父の暗室

食指の動くままにあれもこれもと読み漁っていると、「とても良い作品で、ないしょにしておきたいけれど、人にもおすすめしたい。なのにどこが良いのか、どう良いのかの言語化が難しくて、『良い作品だからとにかく読んでみて』としか言えない」という、扱いの難しい隠し玉的作品に時たま当たるのですが。この作品はそういったものの一つ。 祖父の道楽の暗室、通夜や葬儀のもようや回想を通して、主人公が知らなかった亡くなった祖父と家族の機微が、静かに、少しずつあらわになってゆきます。 そうしてそこに見えてきた景色を、私はとても、「ああ、人間だなぁ……」と感じ、深く惹かれました。 じんわりとしみいるような物語を噛みしめました。 丁寧に紡がれたこの物語は、わかる方にだけ、読んで欲しい。そんな風に思わせられる短編です。

5.0
  • 作品更新日:2017/11/28
  • 投稿日:2021/9/1
カクヨムその他短編完結

ストロベリーポップキャンディー。

 嵐の中、雨に濡れて学校へ到着した高校生ハル(五十嵐晴)に、突然話しかけてきたクラスメイトの少女(十時楓)。  今まで接点もなくハルに注意を向けてくることもなかったはずの彼女は、彼に友だちになって欲しいという。  けれどハルはすげなく拒絶する。彼女に、「嘘つき」と言葉を投げつけて。  ハルの強い拒絶の底にあるもの。「風と木って、似てるよね?」という、十時楓の奇妙な言葉の意味。その二つがわかった時、物語は読者であるこちらへ、長く引き攣れた痛みの、爪痕を残していく。  巧みな構成と譬喩による暗示を駆使して書かれたこの物語は、流し読みではその真の味わいはわからない。ぜひ読みこんでみてほしい作品。

5.0
  • 作品更新日:2016/4/15
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨム恋愛短編完結

竹中緋色に恋は難しい

入院した幼なじみの少女を励ますために、タロットカードを披露する少年のお話。 病院の描写などで、TVドラマなどのイメージをもとに描かれたのだろうか、とちょこちょこ首を傾げる部分や、荒削りで矛盾と思われる部分もあるのですが。 タロットカードの意味を知っていると、少年のついた嘘も、その噂をつかせた想いも、ラスト近くで明かされる少女の想いとともに、よりいっそう胸にしみいります。みずみずしい感性の短編です。

4.5
  • 作品更新日:2018/12/11
  • 投稿日:2021/7/10
カクヨムファンタジー短編非公開

加糖珈琲店

一杯のコーヒーに寄せて走馬灯のように語られていく、一人の男の人生。 苦手なコーヒーを初めて全て飲み干した時、男はようやく自分の人生と息子の選択を受け入れられたのだろうと思います。 良質な短編です。

5.0
  • 作品更新日:2017/12/14
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨムSF短編完結

フォルカスの倫理的な死

まさに地獄への道は善意で舗装されている的なSF。 ある種の倫理が内包する矛盾と、それが行き着いた先であらわれるディストピアがみごとに描き出されています。社会派SFの良質な短編。

5.0
  • 作品更新日:2016/6/17
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨム恋愛短編完結

狼少女の恋わずらい

 どこか密やかな女子高生の恋と、彼女の嘘に翻弄されてくれているようで翻弄されきってくれない先生。息を潜めて相手の出方をうかがって、ひっそりと混ぜこんだ本音を嘘にすり替える、そんなどこか息詰まるような恋の行方。  ……ずるい大人はやっぱりずるい大人だなぁと、最後はちょっぴりニヤリとしたくなります。

5.0
  • 作品更新日:2019/12/8
  • 投稿日:2021/7/12
カクヨムその他短編完結

おばあちゃんと猫、夏を見てる

 私の記憶する夏は、ただ暑くうっとうしいばかりで、この物語に語られるようなうつくしい季節であったためしがありません。  なのになぜでしょうか、さわやかな水の匂いや、楽しげに客を迎える準備をする誰かの姿を、ここに描かれた光景を、ひどくなつかしく感じます。  この物語に描かれた夏の情景は、やさしく、キラキラと輝いていて、同時にどこか切ない。それがなぜなのかは、読み進めるうちにわかってくるのですが。  また、来年も。できれば再来年も。おばあちゃんと猫が、同じようにキラキラとした夏を迎えられれば良いと、読み終わるころには胸しめつけられる心地がします。  なにげなく、幸せで、切ない夏の情景を、ぜひ噛みしめてみていただきたい、短くも心惹かれる物語です。

5.0
  • 作品更新日:2018/8/7
  • 投稿日:2021/7/12