ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー設定管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師

・本のレビューには二種の意味があります。 1 評価評論 2 作品紹介 俺が書いているのは後者です。どちらにしても客観的に書かれているものが優れたレビューだと感じています。主観的なものは感想の域を出ない。こういった考え方です。

全文表示
アルファポリスヒューマンドラマ連載:4話完結

華燭の檻

美しき世界観と驚きのラスト!

【作風や読む前の感想などについて】  時代らしさを感じさせる表現がふんだんに使われており、ストーリーは悲しい始まりをするものであるにも関わらず、美しく可憐でロマンチックである。  タグにはハッピーエンドとあり、あらすじには不幸な境遇から始まっていく短編なのでどのような経緯でハッピーエンドとなるのか想像がつかない。  あやかしもので鬼とある。どんな生き物にも良い悪いがあり、人間の全てが良い人でないように鬼にも良い鬼がいるのかもしれない。    ここでハッピーエンドの方向性はいくつか想像できる。  主人公が夫と幸せになるルートや主人公が自由になるルート。もしくは真に愛する人を見つけ駆け落ちするなど。  この物語では一体どんな結末が待ち受けているのだろうか? 【物語は】  ある印象的な一文から始まっていく。  これは読者への問いかけでもあると思う。  四ページにて四部構成になっていると思われる。これだけの構成で急展開を迎えられるという流れも素晴らしいと思える作品だ。  あなたなら主人公の未来をどう想像するだろうか? 【愛のカタチ】  この作品で注目すべきは、その愛の形である。  色んな形の愛が出てくるが、主人公は少なくとも物語開始時には夫から愛されているとは言えない状況にあった。これについては後に詳しく明かされていく。  政略結婚であり、年が離れすぎているから仕方がないと思ってしまうが、それにはちゃんと理由があるのだ。そこがこの物語の必然性でもあり、ラストに驚く展開が待ち受けている点でもある。  温度差がハッピーエンドを際立たせており、やっとたどり着いた幸せの形なのだとも言える。これは純愛と言っていいのではないだろうか? 【物語の見どころ】  時代らしさを醸し出しており、とてもロマンチックに感じるところと、伏線回収の仕方がかなり鮮やかである。色んな事が繋がると、主人公がこの人生においてこんな道を辿ったことは運命なのかも知れないと思ったりもする。  そしてかなりハラハラドキドキする部分もある。  構成が巧いため、そのこともあり主人公を応援したくなる物語だ。  意外なラストを迎え、読了後には幸せな気持ちになるかもしれない。  あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?  主人公の行く先をぜひその目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。

5.0
カクヨムSF短編完結

時をかけるトロ

笑いながら読んでいたのに、後半は感動と希望を感じる良作

【読む前の印象や予想など】  このあらすじの書き方はとても想像力を掻き立てるものだと感じる。  時代ごとタイムスリップしてくるのか?  それともトロが江戸時代と大正時代を越えてきたのか?  二つの予想がつけられるからである。  ここで、トロをどんな存在だと想像するかによっても更に想像が広がると思う。  読者にとって想像力と好奇心を刺激するあらすじだと感じた。  しかしながら、タイトルは”時をかける”なので時代も一緒にやってくるということはなさそうである。 【物語は(どのように始まっていくのか?)】    出だしからびっくりの展開で、まさかそんなところにトロがいるのか? と吹いた。主人公の元へやってくるとは分かっているが、何処に来るのかは明かされていないのでインパクト大、衝撃的である!  感じ方は人それぞれだろうとは思うが、自分は十分惹きつけられた。  主人公の元にやって来たトロ。それは主人公にとっても衝撃的であったようで、現代らしい反応を彼がするのが印象的である。このようにして衝撃の出会いを果たした二人のエピソードは始まっていく。  【良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど】  トロの初セリフが好きである。  時代を越えてきたというだけあって、今の文化を知らないと考えると”過去から来た”ということにリアリティを持たせていると感じた。  これはコメディなのだろうか?  トロが全体的に面白くて魅力的である。  感情移入というか、主人公の立場に立ってトロの話しを聞くことの出来る物語。それは恐らく、年代関係ないと思われる。  あっけにとられたり、驚いたり、笑ったりと感情を動かされるところも好きである。  最後まで読むと感動するし、メッセージがたくさん詰まった良作だと気づく。 【作品の感想】  初めは笑ったりびっくりしたりして読んでいたのだが、何故トロだったのかその理由がわかったところで、凄く感動する。  4000文字の中に詰まった物語は、凡人で何も持っていないと思っている人々の背中をそっと押すことが出来るだろう。  トロが主人公の疑問や不安、不満に対して明確な答えを与える。  主人公の想いは年代を越えて、共感を呼ぶと思う。 【物語の見どころ】    やはりトロが主人公の疑問に分かりやすい例えで説明する部分が一番の見どころだと思う。コメディなのだろうか? と前半は笑いを誘うのにも関わらず後半に感動を呼び、主人公が前向きに自分らしく歩んでいこうとするきっかけを作る。  短編として構成も巧く、感情を揺さぶる物語だと感じた。  あなたもお手に取られてみませんか?   ある日突然やってきたトロが主人公に残したものが何だったのか、その目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。

5.0
小説家になろう冒険・バトル連載:51話完結

木徳直人はミズチを殺す(完結作)

意味深な言葉がちりばめられた、展開予測不能の物語

【物語は】  プロローグではなく開幕という形で始まっており、その名称の通りそのまま物語は進んでいく。  主人公はピンチに陥っており、現在の状況とこうなった経緯(いきさつ)を冷静に分析し、危機から脱出しようと試みる。 【作風や物語について】  一話の終わりに噂話という形で意味深な会話の一部が明かされている。  特に記載はないが、一文一文が短いのでライトノベル、もしくはリズムを大切にしているのだろうか? と感じた。    物語の中で殺されそうになっているのは主人公の方だが、タイトルを見ると反対の意味となっている。  物語が始まったばかりの時点では、逃げることを目的としているため”タイトルの持つ意味”について二つのことが想定できる。  一つは主人公の心情が変わる。もう一つは意図せずしてそういう結果になる。  ただし、この”ミズチ”に関して肉体的に殺すのか精神的に殺すのかでも意味合いは違ってくるため、いろんな捉え方はできる。正解はどれなのだろうか。  もしくはもっと違うこと意味しているのかもしれない。  それと各小タイトルが非常に意味深に感じた。   のちに理由は明かされるが、主人公がピンチに陥った発端は彼女の異様な光景を目にしたからだと思われる。好奇心は時として自分を窮地に追いやるもの。  つまり、主人公が命を狙われたのは偶然でもなければ巻き込まれたのでもなく、自身の好奇心が招いた結果である。 【主人公について】  主人公は”生”に執着した人間だという印象を受けた。  最初の脱出時に冷静に分析し、自分の思い通りに事を運び実行した。  この場面では二つのルートがあったと思う。一つは本作通りのルート。そしてもう一つは彼女の気持ちを変えさせるルート。  計画を実行した時点では、後者のルートでも良かったはずだ。しかしながら確実に生き延びるには多少危険を冒してでも、前者のルートを取るべきだと判断したのではないかと思う。  つまり冷静に判断したものの危険を冒してでもそれに賭けたということは”生”に対する執着がそれなりにあるからではないかと思うのである。  その後も彼は選択を迫られていくことになる。 【物語の見どころ】  主人公はある理由からクラスメイトの女の子を尾行する。  そして見てはいけないものを目撃し、口封じのため(?)に殺されそうになった。しかしなんとかその場は機転を利かせ乗り切ることに成功。  もちろん、それで終わるはずがなかった。  主人公の命を狙っているのが彼の素性を知らない見ず知らずの人物でならまだしも、クラスメイトなのだからいつかは見つかってしまうことくらいは読者にとっても想定内だと思う。  だが分かっていても、実際その時がやってくるとハラハラドキドキする。  そしてあらすじを見る限りでは、これは序章にすぎずこの先に本当の苦難が訪れるのだと想像できるのだ。ここに至るまで意味深な言葉があったりし、この先がどうなるのか全く展開予測不能な物語だと思う。  この後、主人公は彼女からいろいろと疑問に思っていたことなどを聞くことになる。条件はあるものの、当初のように彼女から命を狙われる危険はなくなったと考えてもいいのではないだろうか。そしてここからが本当の幕開けとなるのだろう。  あなたもお手に取られてみませんか?  この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。おススメです。 *備考 二章二話まで拝読

5.0
カクヨムファンタジー連載:47話完結非公開

純愛戦線~俺の幼馴染みは戦場の女神になれない~

意外なところで繋がる彼らの糸。どのように解決に導かれるのだろうか?

【組み合わせ・舞台】 長年片想いで一筋なモーリス(だが非童貞)とツンデレ拗らせて素直になれないサリー  舞台は現代から一千年後の世界。  高度な文明を築いていた人類は、突如として現れた大自然の化身によって滅ぼされた。人々は住むところを追われ、細々と生きていくしか道はなかったようである。  だが一千年前、ある神の齎したものにより戦況は変わる。  人間は諦めるしかなかった現状に、希望の光を見たのだろう。  魔法の使える世界であり、人間たちは手に入れた力により異形の獣(魔物)と戦っている。 【物語の始まりは】  ピンチに陥ったモーリスの元へサリーが助にくる場面から始まっていく。  そこから世界観や戦闘に関するシステム、二人の性格の分かるエピソードが語られていく。 【主人公たちと登場人物について】  モーリスは一途なのが伝わらないほど、軽い感じの印象。ポジティブな考え方をし、それを口にするものの本心までは分からない。もしかしたら相手の冷たい反応に対し、心の中では落ち込んでいるのかもしれないと、思っていたが読み進めるとちょっとズレたタイプであるということが分かってくる。  よく言えば恋は盲目。悪く言えば、周りが見えていないタイプのようだ。  サリーに関しては、塩対応という印象。それでも冷たいというわけではなく、態度に出さないタイプというのが近いと思う。心配はしているはずだが、普段からこういうやり取りをしているなら、なかなかその時だけストレートな反応というのはできないものだと思う。 【物語について】  この物語は戦闘シーンから始まっていくが、戦いなどがメインではなくモーリスが怪我をしたことにより、次々といろんな問題が連鎖して起きる物語である。  主人公のモーリスはケガによりしばらく療養することとなった。その間、候補生の一人に異変が起きる。その彼はモーリスのケガの原因に関係していたため、彼が責任を感じているのかと思い話を聞くことに。  しかし彼が集中できなくなっていたのにはもっと別の理由があったのだ。  このままでは良くないと、彼の問題に関し調査に乗り出すが意外なところで事件は繋がっていたのである。 【見どころ】  始まり方からは、戦闘シーンの多い物語だと思ってしまうが、どちらかというと探偵物語に近い。  主人公はモーリスとサリーだと思われるが、候補生であるケイとその幼馴染みの清良との恋を巡っていろいろと画策などをし解決していくことが二人の目的の中にある。  モーリスはその性格ゆえに、一途であることを信じてもらえないように感じるが、サリーの本心は分からないもののケガをさせてしまったことを後悔しているシーンもある。 ケイと清良の恋愛事情については、サリーも無関係ではなく複雑な心境に。  ただの恋愛事情ではなく、軍内での上下関係や裏取引など複雑に絡み合い一筋縄ではいかぬ状況。果たして二人はこの幼馴染同士の恋を解決に導くことは出来るのだろうか?  そしてモーリスの恋は報われるのだろうか?  この物語の結末を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。お奨めです。 *備考2-5. 心に残る男の影①まで拝読

5.0
小説家になろうファンタジー連載:184話

不思議なカレラ @仮完結 只今最終校正中につき

少女が出生の秘密を知る時、歯車は動き出す。

【物語は】  主人公の一人が人間界から魔界に迷い込んでしまうところから始まっていく。彼女の行動により、ここがどこであるか分からなくとも、元の世界とは違うのだということが伝わってくる。  元の世界は人間界ではあるが、現代社会から異世界へではなく仮想世界から仮想世界への転移のようである。 【w主人公だと思われる】  主に人間界から転移した少女と魔界にいた少女との二視点から物語は展開されていく。  二人は性格が違うが、なかなか気の合う相手のように感じる。  魔界にいた少女はルミネと呼ばれている。  しかし人間界から来た少女に関しては少女と現わされている。  途方に暮れていた人間界の少女はルミネと出逢うことで、自分の身に起きていることを知り、その後この世界で一番偉い人物に会うことになるが、それがターニングポイントとなるのではないだろうか? 【世界観・物語について】  マナとオドという二つの重要なキーワードが存在する。  独自のシステムが構築されており、簡単に言えば人間と魔族は異なった方法で魔法などを使っているということ。  そして少女は人間界に来る過程で、能力などに異変が起きていた。    人間界から来た少女は早くに母を喪っており。父に育てられた。その父がハンターであり彼女はその父の影響を受け、ハンターとなった。  しかしその父も狩りの最中に他界。帰らぬ人となってしまう。  そんな彼女は、転移した先の魔界で自分の出生の秘密を知ることになる。  この時点では、誰も人間界へ戻る方法を知らない。  彼女は人間界へ帰ることは出来るのだろうか? 【物語の見どころ】  ハンターの少女は突然この世界に飛ばされたのだろう。  気づいたら真っ暗な中にいた。飛ばされる前の恰好のままであり、文明を駆使し状況を把握しようと試みるが、その機器が正常稼働しない。  その上、何かに襲われ怪我を負ってしまう。    途方に暮れる彼女の元に現れたのは、研究者であり伯爵令嬢のルミナンテ・ウル・ルネサージュと名乗る少女であった。  彼女は父の許可が無ければ外出すらできない身。  こっそりと二人で話をしていたはずが、想定外のことが起きてしまう。  このあとルミナンテ・ウル・ルネサージュことルミネの策により急展開を迎えていくが、彼女の出会いはターニングポイントというよりは伏線と考えて良いだろう。少女の出生の秘密が明かされることがターニングポイントとなる。  少女を元の人間へ返す方向で話は進んではいるものの、現時点で魔界にその方法を知る者はいない。その上、このことが引き金となり少女とルミネは激動の中に否応なしに巻き込まれていく。  あなたもお手に取られてみませんか?   この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。 *備考……策と紹介と反乱と横槍まで拝読

5.0
ノベルアップ+SF連載:214話

電脳猟兵×クリスタルの鍵

主人公が選ぶ未来とは? アクションが見どころのSF、群像劇。

【物語は】  序章のニュースにて幕を開けていく。  主人公は賞金稼ぎ。この賞金稼ぎには、いろんな制約があるようだ。実際に彼らが活躍する場面から始まっていく。  その中で、賞金稼ぎとは実際どんなことをするのか? などが明かされていく。  彼らがこの時、対峙した相手とは? 【物語・世界観について】  ある事件から物語は始まっていく。クリスタルというものが情報の媒体になっているのだろうか? この時見つけたクリスタルから引き出した情報は、主人公にとって何か因縁があるものが混ざっていたらしい。  その詳細については今後明かされていくものだと思われる。  この世界の全員がそうなのかは分からないが、彼らにはナヴィゲータというものがいる(ある)ようだ。この電脳システムについては、まだ詳しく分からないが。  そして、それぞれのナヴィゲータ(電脳空間を渡る擬似人格)は性格が違うようである。  「」の形の種類によって会話がどこで(*)なされているのか、分けられているようである。 *「どこで」とは、電脳や表の会話など。 *かなり特殊な書き方をしていると感じた。 【登場人物について】  主人公の他によく登場するのは、同業者のロジャーという人物である。  主人公であるジャックは硬派な感じがするが、彼はどちらかというと軟派な印象。  その上、自由人のイメージを持った。  それぞれのナヴィゲータとのやり取りは、個性が出ており二人の性格が分かりやすいものとなっている。  序章で手に入れたデータに対しての二人の反応は異なる。ジャックは乗り気ではなさそうだがあらすじの内容からすると、いずれ考えを変え自ら関わっていくのかもしれない。 【物語の見どころ】  かなり特殊な書き方をしていると感じた。  「」などの後を改行しない部分が多くあるため、怒涛の勢いでストーリーが進んでいるような印象を受ける。  全体的にスピード感のある物語である。ただ、好みは分かれると思う。  男性のような話し方の女性が出てくるので、彼なのか彼女なおかいまいち掴み辛い部分もあるが、この物語はロマンスよりもアクション重視の物語だと感じた。  主人公が冒頭から続く事件の後、ロジャーと別れ帰宅する。その時、家には侵入者がいた。この人物は古い知り合いなのだろうか? この人物との遭遇が彼にとってのターニングポイントなのでないかと想像した。  見どころとしてはアクション部分だと思う。  読了部分では、まだ彼が誰に対しどんな目的で復讐をしようとしているのかは分からない。多視点の群像劇でもある。  あなたもお手に取られてみませんか?  この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考8ページ目まで

5.0
小説家になろうファンタジー連載:41話

俺様、帝王。

記憶を失った主人公が、混沌とした世界で手にするものとは?

【物語は】  主人公が見知らぬ土地で彷徨っているところから始まっていく。どうやら記憶もないようだ。そんな彼は、あまり良い暮らしをしているとは言えないが、この世界に馴染もうとしていたようだ。  ある時、ある少年と道端でぶつかってしまう。そのことをきっかけに、自分と因縁のあるやつらから終われ、一時は死にかけた。  だがそんなところを助けてくれたのが、裏道でぶつかった子供だちであった。 【主人公について】  どうやら見たこともない場所に、ある日突然飛ばされたようだが記憶を失っており、自分が誰なのかもわからないようだ。  裏道で人を助けたことにより、合法的に金を稼ぐ方法などを教わる主人公。  初めの仕事は娼婦館での護衛であった。  ここに辿り着くまでの間にも、彼らの暮らす街がどんなところなのか明かされていく。少なくとも健全とは程遠い街である印象を受けた。  彼にとって、自分を助けてくれた孤児院は特別な場所であると感じた。  時に犯罪とされるようなことをしてきた主人公ではあったが、人格が非道というわけではない。 【物語・世界観について】  あらすじより。  何らかの理由で異世界転移した主人公は、生きるためにのし上がることを決意した。この世界では宗教上飲酒が禁止されていたが、酒の密造、密売にをつける。しかし、いろんな対立により革命などが起き、それに巻き込まれた主人公は、帝王への道を進むという物語なのだろうと想像したが、実際は緩やかに物語は進んでいく。主人公が人でなしというわけでもない。  人身売買なども当たり前の世界らしく、人々に活気のないところなのかもしれない。   防具屋などは、素材の良くないものが出回っており、闇商売などが盛んな割には、やはり全体的に貧困なのかもしれないと思った。  魔法系の使える人も存在しそうだが、序盤では出てこない。 【物語の見どころ】  主人公は確かに成り上がろうとはしているが、それが自分の為だけではない気がするのである。あらすじだけを見た時の印象としては、悪がはびこる都市で悪どいことをし結果的に帝王になるのだろうか? と思っていた。  だが作品に触れてみると、主人公は極悪非道というわけではない。  自分を救ってくれた孤児院の人々に恩を返したり、娼婦館の人たちと協力して人身売買をしている奴らを懲らしめようとしたりと、非常に人間的である。  この世界は混沌とはしているが、優しさを感じる物語だ。  読了部分では、ターニングポイントとなる”酒の密造、密売”についてはまだ出てこないが、それを期に物語は新たな展開を迎えるのだと思う。  あなたもお手に取られてみませんか?  彼がどのようにしてこの世界で帝王になっていくのか、その目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。   *備考9ページ目まで拝読

5.0
アルファポリスヒューマンドラマ連載:46話

蛍地獄奇譚

タイトルからは想像できないほど、温かくてコミカルな物語

【物語は】  妖怪が人間界へ出入りする鬼門にて、ある事件が発生したことから始まっていく。  主人公は閻魔大王の次男。  彼は事件のあった後、父である閻魔大王から呼び出しを受け、そこで人間界へ行き兄を助けるようにと言われるのだった。 【登場人物について】  この物語は、多視点で展開されていく群像劇。  主人公の蛍は兄と仲が良くなかったため、人間界へ行けという父の指示を断るかのように思われたが、彼には彼の考えがあるらしくあっさりと人間界行きを承諾する。  恐らく、蛍となずなのw主人公なのではないかと思う。     地獄から来た蛍は、出生が元で鬼たちに妬まれているように感じる。認められていないという方が近いのだろうか?  なずなの方は、何かを感じ取ることのできる少女という印象。 【物語について】  主人公蛍と彼の面倒を見ている三吉という二人のやりとりがコミカルで面白い。  言葉遊びをしているような面白さが、そこかしこにある物語でもある。  彼らの人間関係については徐々に明らかになっていくが、誰が人間で誰が鬼で、誰が妖怪なのか一見わからない。  なので、主人公がピンチのように感じても、実際は違ったりする。  蛍は飄々としていて、人間界でならいじめに遭っている状況にも関わらず、文化の違いなどからそれに気づいてはおらず、感じ方のズレもまた面白い。  視点の切り替えが多いので、読み手は選ぶかもしれない。 【物語の見どころ】  閻魔大王の次男は父から、人間界に解き放たれた妖怪と門番を襲った者を調査する兄を助けるように言われてある学園に生徒として通うことになった。  そこでなずなという少女と出逢い、学園生活をしているうちに色んな事件に遭遇する。   その中で、なずなの幼馴染みの正体を知ったり、彼となずなの三角関係になったりと、恋愛部分がなかなか面白いと感じる。  恐らく恋を知らない蛍は自分自身の言持ちを理解していない。  そしてその蛍に惹かれているだろうなずなも、自分自身の気持ちが恋だとは自覚していない。そこに幼馴染が加わり、面白い展開となっている。  恋愛部分がメインではないかもしれないが、この三人の関係がどうなっていくのか非常に気になる。  あなたもお手に取られてみませんか?   地獄の門番を襲った人物の目的は? 犯人は誰なのか?  三角関係の行く末は?   この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考9ページ目まで拝読

5.0
ステキブンゲイヒューマンドラマ連載:44話

瀬良さんのお茶会

夢を諦めそうになっているあなたに癒しと勇気を

【物語は】  幻想的でちょっと不思議だなと感じる店長の心情とお店の雰囲気から始まっていく。  特別な力を持っているわけでもない彼が、どのようにしてお客さんの悩みを和らげることが出来るのだろうか? 【お客様視点で紡がれる物語】  一話目の主人公は、漫画家志望の女性。  クリスマスイブに原稿を持ち込み夢を打ち砕かれてしまった彼女は、酔っぱらいのホスト風の人物に誘われハーブティ専門喫茶店『TIME』にやってくる。  そこで店長に勧められたハーブティーを口にしながら、今日の出来事を回想していく。 【店の名前の由来を知る時】  この店の存在理由と、店長の想いについて知ることが出来る。  この物語の中で教わること、考えさせられることは多いと思う。  自分はじーんとしてしまったが、一話の主人公に感情移入してしまう人は創作界には多いのではないだろうか?  自分の決めた道を諦めないこと。  それは意外と難しい。  人というのは簡単に傷つきやすく、人の言葉に打ちのめされるものだから。  それが自分の目指す道の延長線上にいる人に言われたならなおのこと。  しかしこの物語では、諦めないという選択を与えてもらえることだろう。 【その後の物語】  この物語では、気持ちを新たにし店を出て終わりという物語ではない。  その後の主人公についても描かれており、明るい気持ちにさせてくれる。 【物語の見どころ】  この物語は、何かを諦めそうなとき挫けそうなときに、そっと癒してくれる物語である。  才能があり、早いうちに成功する人もいればそうじゃない人もいる。  しかし夢を叶えることに早いも遅いもないのだ。  いつだって諦めてしまうのは自分であり、諦めなかった人が夢を掴むもの。  もちろんそれには努力が必要かもしれない。  けれど、がむしゃらにただ頑張っていても努力は実らない。リラックスして、本来の楽しいや好きという気持ちを思い出した時、新たな一歩が踏み出せるのではないだろうか?  そんなことを考えさせてくれる物語です。  あなたもお手に取られてみませんか?   夢を諦めそうになっている人。挫けそうになっている人に程、お奨めしたい作品です。 *備考14ページ『咲かない夢』まで拝読

5.0
小説家になろう恋愛連載:197話

公爵令嬢は転生者で薔薇魔女ですが、普通に恋がしたいのです

家族に愛され恋に憧れる主人公の前途多難な異世界転生物語

【物語は】  現在四歳である主人公が、前世の記憶を思い出すところから始まっていく。  前世は現代社会で、地味なOL。彼氏いた歴なし。  公爵令嬢に転生したことを知った彼女は、恋愛に憧れていたにも関わらず、政略結婚をさせられるかもしれない未来にショックを受ける。  その夜、一族が揃った場で彼女が父に願ったことは……? 【世界観について】  序盤の印象ではあるが、とても安定した世界観だと感じる。  前王国宰相(さいしょう)がヨボヨボのおじいちゃんということから、平和もしくは人材不足という印象を受ける。  その上、周辺国と協力し困難を乗り越えたことから、近隣国との関係が良好なのではないか? という想像もできる。  魔法の使える世界が舞台であり、三百年前に絶大な魔力を誇った史上最強の悪女『薔薇魔女』が存在する。   【主人公と家族】  一般的に想像される貴族のスタイルでありながら、主人公の父母は恋愛結婚で結ばれたようである。その為、一夫多妻制でありながら妻や子供を大切にし、家族思いの父である印象が強い。  主人公は恐らく”忌み子”と呼ばれる存在のはずだが、家族からとても愛されているようである。特に兄は過保護で面白い。  彼女は、恋愛に憧れており縁談を断ることに成功はするものの、更なる困難が待ち受けていた。 【登場人物について】  読んでいるうちに、それぞれの真実が明らかになっていく物語であり。  もちろん、四歳の時に起きた出来事の真相も後に明かされる。  主人公が知らない裏側が読者にだけ明かされるのである。中には切なくなるエピソードもあり、主人公がどれだけ周りに大切にされているのか実感がわく瞬間でもある。  そして主人公の選択が正しかったということにも改めて気づかされる。 【物語の見どころ】  兄と従者がフレンドリーな雰囲気があるからか、貴族という立場でありながらかなりコミカルである。  始まりは四歳からだが、直ぐに十年後へと移る。その為、テンポの良い物語だとも感じた。十年後の話しでは、主人公が学校へ通うこととなるのだが、そこで様々な問題が起き始める。  恐らく勘の良い人ならば、同時に何かが起きていることを察するだろう。  ただの異世界転生物語ではない。何かミックスされているのではないか? と思わせる物語である。  主人公はシツコイストーカー王子の求愛を諦めさせ、忌み嫌われる運命から脱出し、素敵な恋が出来るのだろうか?  個性豊かな登場人物それぞれの心情を垣間見ることもできるエピソードあり。  あなたもお手に取られてみませんか?  恋に憧れる主人公の行く先を、その目で確かめてみてくださいね。  お奨めです。 *備考9ページ目まで拝読。

5.0

crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師さんの読んだ分布

読んだ文字数:3420万7479文字

サイト割合

47 (33%)36 (25%)26 (18%)18 (12%)11 (7%)2 (1%)1 (0%)
■カクヨム■小説家になろう■ノベルアップ+■エブリスタ■アルファポリス■NOVEL DAYS■ステキブンゲイ

ジャンル

ファンタジー

53

ヒューマンドラマ

25

恋愛

21

SF

12

ミステリー

5

歴史・時代

5

詩・童話・絵本

5

純文学

4

BL

3

コメディ

2

ホラー

2

冒険・バトル

2

ノンフィクション

1

二次創作

1

crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師さんの評価

5

308

4

0

3

0

2

0

1

0