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crazy'[email protected]レビュー師with優人さんのレビュー

カクヨム ファンタジー 10万文字以上
di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~
「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」 桜降る、とある春の日。 凶賊の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。 彼女の父と異母弟が、ルイフォンたちと対立している凶賊に囚えられてしまったという。 凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー(ハッカー)ルイフォン。 そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。 やがて、彼は知ることになる。 天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia デヴァイン・シンフォニア計画(プログラム)』によって仕組まれたものであると。 『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、ふたりの出逢いが運命の輪環を廻す。 すべてを託された彼らは手を取り合い、信じる道へと歩んでいく。 仕組まれた運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。 ※完結済みの章は、こちらから、「見開き・縦書き」で読むことができます。  https://suki-connect.com/bookshelfs/jxhYughEPKNYszTHpWebqMsxfdb2/JvNguFgykq6f5tyhuKwM ※Web小説を読みやすくするための空行を入れていません。  読みにくい場合には、お手数ですが、こちらで御覧ください。  https://novelism.jp/novel/Y5AH46ntSuSigrTR2mQNSg/ ※超長編のため、読むのをためらわれている方へ……。  もしも、ネタバレしても構わないのであれば、各章のはじめにある「前の章のあらすじ」を御覧ください。  どんな物語か、お分かりになるかと思います。 ※第二部完結まで書き上げておりますので、そこまではお休みせずに、毎週金曜日に定期更新いたします。  第二部 第八章(本編23話)は、  2021年12月3日 ~ 2022年5月6日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。  また「今なら時間があるからまとめて読めるけれど、毎週ずっとは難しい」という方のために、書き溜めた分をこちらでこっそり先行公開しております。 『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』の隠し本棚 https://suki-connect.com/bookshelfs/jxhYughEPKNYszTHpWebqMsxfdb2/L1C7btoL8zEAcTlGwdwp?1 『貸し本棚』 https://nan.kashi-hondana.com/  ただし、小説サイトに投稿する前に、少々、改稿することがございます。  あらかじめ、ご了承ください。  詳細はこちらにて→ https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/16816452221119091136 ※近況ノートでは、裏話的な話を語っていることがあります。  好みの分かれそうな次回予告もやっております。  申し訳ございませんが、閲覧は自己責任で……。 ※応援、コメント、評価等、よろしくお願いいたします!  頻繁に通知が来ても、困ることはまったくございません。  是非、ご遠慮なく! ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 ※他サイトに、重複投稿しています。

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策略により、二人は出逢い運命の歯車が動き始める。果たしてその結末は?!

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

【その出逢いによって全てが動き始める】 第一部では主人公とヒロインが恋仲に発展するが、その経緯を明かすのを目的としているわけではない。 ・この物語は、人によっていろんな見方をすることが可能。 恋愛もの、ヒューマンドラマ、さらにはミステリーという観点からも楽しむことができる。 ジャンル的にはSFファンタジーではあるが、この場合のファンタジーとは”架空”を表しているのではないかと思われる。SFと言うと、近未来や宇宙戦争などを思い浮かべてしまうが、この作品での時代は”近現代”というイメージが一番近い。そして舞台は”東洋、あるいは上海”の裏路地や街並みが浮かぶのだ。 銃の存在する世界観ではあるが、その中で凶賊と呼ばれる人々は刀を武器としている。そこには彼らなりの理由がある。 つまり、ハイテク化したものを指して”SF”というジャンルにしているわけではなく、物語に関する重要な部分に”SF要素”を含んでいるのではないだろうか? 【賽は投げられた】 物語の開始当初、貴族であるヒロインはある人物の策略により、凶賊鷹刀一族の総帥元へ”捕らえられた親族を助けて欲しい”とやって来る。正に、何かの計画のスイッチが入った瞬間なのだ。彼女を送りこむことは、まるでドミノを倒したように、次々と主要人物に影響を及ぼす結果を生む。 【ヒロインはお飾りではなく重要な役回り】 ヒロインの家である藤咲家で起きている誘拐事件は、あくまでも発端の事件にしか過ぎないがその事件を起こすことで、いろんなことが明るみになっていく。つまり何故? ヒロインの家族が誘拐されたのか。誘拐されると何が起こるのか? そちらの方が重要なのではないかと感じた。 【判断と思考、行動が齎す分岐】 一括りにヒューマンドラマとしてしまうと、この物語の面白さは伝わらないだろう。主人公とヒロインの物語ではなく、凶賊鷹刀一族が中心となった物語である。この一族の抱える過去と現在が結びつき、複雑化している。登場人物それぞれが辛い過去を抱えており、それらが今回の事件、あるいは計画と関わっていると感じた。 *齎す……もたらす 【壊されていく、日常】 ヒロインの少女は選ばれた。彼女でなくてはならない理由があったのだ。 藤咲家はその為に犠牲になったのではないだろうか?  その後、凶賊鷹刀一族の魅力を知る貴族の藤咲姉弟、同じくこの姉弟の魅力を知っていく鷹刀一族。本来なら交わることはなかったはずだ。 父の誘拐事件は、簡単には終わらない。救い出して終わりという単純なことではない。彼らは何を手にし、何を失ったのか? そして主人公とヒロインの恋も結ばれて終わりというわけではないのだ。運命に踊らされ、大切なものを自らの意志で手放さなければならない人々。彼らが最後に掴むものは、一体何だろうか? 同時並行で様々な人々の思惑は交差し、複雑に絡み合い、そして時は進んでいく。 *備考……藤咲家の誘拐事件は二件起きている。 【誰が味方で、誰が敵なのか? そもそも敵は存在するのか?】 この物語で重要な”糸、繋がり”を持った人物が複数いる。初めは彼らに対し、”鷹刀一族にとって敵対する人物だ”という印象を受けるが、そんな簡単に説明できる関係のものではない。 それぞれが事情を抱え、中には危うい立場の者もいる。駆け引きはもちろんだが、相手の真意を探ることで見えてくる真実も多い。 誰が誰と手を組むのか? 心理戦でそうなることもあるが、それよりも彼らは心で繋がっていく。大人や子供関係なく、立場も超えて。もちろん初めから心を開いているわけではないし、そこには計算もあるだろう。 しかし互いが認め合い対等となった時、状況は変り、関係も変わっていく。初めは、良い印象を持たなかった相手に好印象を持つのは、何も物語の人間関係だけではない。読者の気持ちも共に動いていくのだ。 知るとはすなわち、相手を理解をすること。互いが影響を与え合うこの物語の中では、老若男女関係なくそれぞれが成長していくのだと感じた。 【幕間は決しておまけではない】 幕間は緊張感などをほぐす、ちょっと小話のようなもの。しかしこの作品では、確かに一度、緊張感をほぐす役割は果たしているものの、大事な過去の出来事が多く、より物語を深く知ることに一役買っている。 【事件が繋がる時】 この物語の中では藤咲家の誘拐事件とは別に、貧民街で若い女性の死体が出るという事件が起きている。初めは、主人公が情報屋のところに向かった時にさらっと出てくる事件である。そのため、あまり深く考えずに読んでいると、物騒な世の中なんだなと言う印象を抱くだけに留まる。つまり世の中の状況を指し示す、一つの演出なのかと思い、さらりと通り過ぎてしまうのだ。 この作品がミステリーに感じるのは、伏線の繋がりかたにもあるのではないかと思う。何気ない言葉から、誰が何を気づくのか? そしてその結果どう動くのか? 人の心は読めない。そして行動の全てを把握できるわけではない。だからこそ、時に意図しない展開となり、危機的状況に陥ることもある。緊迫した場面の多い作品だ。 【事件の影にちらつく〈七つの大罪〉】 鷹刀一族と言うのは、近しい者同士で婚姻を結んできた家系でもある。その為、関係が複雑な者もいる。そして鷹刀一族は前の総帥の代に〈七つの大罪〉というある組織と繋がりがあった。現在は関りはないようだが、この組織の影が事件の中で見え隠れしてるようだ。果たして彼らの目的とはなんなのか? どこまでが計画通りで、なにが想定外なのか? 一見、平和解決したように思える第一部だが、まだ黒幕が誰なのか分かっていない。計画の一部も明かされたばかりだ。知らず知らずのうちに計画に巻き込まれていく主人公たち。その結末とは?! 【注目の人物たち】 色んな人々が複雑に絡み合って、全体像が分かるスタイルの物語。その為、主人公とヒロイン以外に気になる人物たちが存在する。ここでは個人的に気になる人物をご紹介。 ・鷹刀ミンウェイ……冒頭の方では気遣いの出来る一族の美女という印象だが、次第に重要な人物であることが分かって来る。 ・藤咲ハオリュウ……囚われた、ヒロインの弟。12歳だが、この物語での貴族とは何かを考えさせられる。 ・緋扇シュアン……始めの頃は狂犬と呼ばれる計算高い、貴族、凶賊どちらも嫌う警察隊の一人という印象だが。 ・斑目タオロン……初めは鷹刀一族と対立する凶賊の一員という印象だが、彼の境遇を知ると見方が変わってくる。 【物語の魅力の一つである会議】 この物語の中心となっているのは、凶賊と呼ばれる人々。凶賊を簡単に例えるならば、マフィアなどのイメージが近いだろうか? 鷹刀一族はその中で、異彩を放っている。彼らは無益な殺生をしたり、一般人に危害を加えたりすることを望んではないのだ。そしてこの一族は、絆と結束力が強い。一族の者たちの性格は似ているところもあるが、それぞれ異なり武力のみの集団ではない。もちろん熱くなるタイプの人物もいれば、冷静沈着な人物もおり、論理派で戦略に長けた者もいる。彼らにとって情報は要。 ミステリーとして楽しめると前述したが、鷹刀一族の情報交換や作戦会議にあたる部分は、刑事もの、探偵ものどちらのイメージとも異なる。むしろ、映画などで見かけるアメリカ軍部の会議が近いという印象を持った。 そこがとても面白いところだ。 【新しい風と失ったもの】 彼らが払った犠牲は、決して安価なものではない。みなそれぞれ、大切なものを失いながら、それでも前に進まなければならない。手を差し出し、救いを与える者もいれば、助け合い協力し合う者もいる。振り返らずに、強く歩き出す者もいるだろう。しかしまだ、本当の戦いは始まったばかりだ。一族が集まる会議では、主人公の知りたかったことが明かされ、ヒロインの向かう先では、鷹刀一族の抱えた闇の部分や真実が語られていく。何が原因で何が始まりだったのか?  家庭内事情と共に明かされる真実には驚きを隠せない。彼ら、すなわち鷹刀一族が〈七つの大罪〉という組織とつながっていたことが重要となって来る。複雑化しているのは、近い血で婚姻を結んでいるからであり、その理由がなんだったのか? なども明らかになっていくのだ。そこにこの一族の絆の強さが秘められてることは言うまでもない。 【計算された構成とストーリー展開】 ここまで作品の魅力について語ってきたが、第二部で明かされるのは第一部で散りばめられた、伏線についてのことが多い。第一部は物語の完成度が高く、単体でも満足してしまいそうだが、ミステリー好きとしてはここからが更に面白い展開となっていくと感じた。 第二部では何気なく登場人物たちが話していた内容について、深く切り込んでいくのだ。主人公、鷹刀ルイフォンは一族の中で少し変わった立ち位置にいる。それは生まれのせいもあるだろうが、武闘派の多い鷹刀一族において頭脳派であることが関係している。彼一人で鷹刀一族に匹敵、あるいは壊滅させることもできる力を持っているのだ。対等であるからこそ、駆け引きや計画に面白味を感じる。頭脳、心理、はかりごと、武力、絆、過去、色んなものが複雑に絡み合い、物語を彩っている。全ての糸が繋がる時、この事件の全容が明らかになる。果たして、彼らの為すべきこととは? この物語の結末は……? あなたもお手に取られてみませんか?  彼らの未来の行く先を、是非その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

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crazy'[email protected]レビュー師with優人

ノベルアップ+ 青春・ヒューマンドラマ 10万文字以上
Sing with friends
主人公の1人である、日向ゆかりの将来の夢は小説家になること。しかし彼女は、実際の自分の実力に筆を折ろうと考え始める。 そんな時、ゆかりは主人公のもう1人である如月菜々と出会う。彼女の将来の夢は歌手になることだった。彼女の歌声にゆかりは……──? Dreams come true if you don't give up.(夢は諦めなければ叶う)をモチーフにしています。 普通の女子高生二人が地道に努力をして、それぞれが夢に向かって頑張り続ける、そんな青春物語です。 この作品を読んでくださった方が、泣いたり笑ったり──そんな風に感動して頂ける様なお話を作りたいと思っております。 ※出来る限り毎日投稿したいですが、持病の為日付が空く時があると思います。しかし、完結だけは絶対にさせたいと思っておりますので、楽しみにしてくださっている方には本当に申し訳ありませんが、よろしくお願いします。 ※表紙絵はコーヴスコーラックス様【@Corvus_cora_x】に描いていただいた、主人公の1人ゆかりちゃんです!!本当に可愛くて素敵です✨ありがとうございます!! ※イラストを描いていただいた方は、感謝を込めて、エピソード1で記載させていただいております。Twitterにて、ファンアートを募集しています🌸 ※小説家になろうやカクヨム、アルファポリスでも投稿しています。

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悩みを抱えた二人が出逢い、共に影響し合い、時に助け合いながら成長していく青春物語。

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【どんな物語なのか?】 主人公の一人、ゆかりの視点から始まっていく。彼女は小説を書くことが好きであり、小説家を目指してはいるものの自信を持って”これが得意だ”といえるものを持っていなかった。昔は褒めてくれた両親も、遊んでいないで勉強をしなさいと言うようになり、自分は遊びのつもりではなく真剣にやっているのにという気持ちになる。 しかしながら、「遊びか、それとも遊びではない」という概念には真剣かどうかは関係しないと思われる。仕事は明確に賃金が発生するため、遊びという分類には入らないが、賃金が発生するかどうかではなく”責任”の発生するものは、”遊び”とは異なると思われる。つまり、趣味の領域にある限り真剣であっても”遊び”と分類されてしまうのではないか? と思われる。 だがこれに関しては、大人になっても理解できない人もいるので、まだ学生である主人公が傷つくのは致し方ない。学生らしい等身大のの主人公の気持ちが描かれている物語だと言える。 【登場人物・共通点など】 日向ゆかり……夢は小説家になること 如月菜々……夢は歌手になること 【ターニングポイント】 ゆかりは落ち込んで帰った日、いつもとは違う道を通って家に帰ろうとした。 その時歌声が聴こえてきたのである。そこで出逢ったのは、夢に真っ直ぐに向かう少女。自分と違い過ぎる少女に触発された彼女は、自分自身と向き合うきっかけを得る。何故小説を書いていたのか? どんな気持ちで書いていたのか? そして好きが義務に変わっていたことに気づくのだった。主人公は如月菜々と交流することで、本来の気持ちを取り戻していく。 【テーマや良い点、感想等】 同年代の言葉だから響くというのは思春期にはよくあることだと思う。学生の頃は大人よりも身近な先輩に憧れたりするものだ。ほんの少し年齢が違うだけで随分大人に見えるが、大人に対して憧れを持ち辛いのは輝きがないからだと思う。実際にそれなりに人生を生抜いた人というのは何処か悟ってしまっており、夢をあきらめた後だったりする。そして、何が原因だったのかも理解しており若者に対して助言は出来るものの、伝わらないのだ。 思春期の年代にとって、そういう大人の言葉は耳に入り辛いが、同年代の言葉は影響力がある。そして尊敬しているならなおのこと。 ゆかりは自分より年下ではあるものの、菜々の言葉にハッとする。彼女の言葉は論理的であり的を得ており、自分にとってプラスになる言葉であったからだ。些細なきっかけかもしれないが、彼女が大きく前向きに変わるきっかけになっている。 【見どころ】 主人公の二人は互いに別な悩みを抱えている。ゆかりは小説についてであるが、菜々は友人について。菜々の悩みもまた、この年代にはよくあるケースで妬みや嫉みが原因であると思われる。しかし本人はとても純粋であり、何が原因かわからない。菜々にとってもゆかりとの出会いは救いだったのではないだろうか? 二人はいつの間にか、互いに頼れるような信頼関係を築いて行く。恐らく二人は互いに欲しかったものを得られたのだともう。ゆかりは真っ直ぐに夢に向かう気持ち。菜々は本当の友達。 時に迷い、他人の言葉に傷つき、励まし合い。二人は互いに影響を与えながら、共に成長していく。果たして、二人は夢を叶えることができるのだろうか?  あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

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crazy'[email protected]レビュー師with優人

カクヨム ファンタジー 10万文字以上
断頭台のデュラハン
 通り魔に首を刈られた主人公イミトは死後、秩序の女神の下で裁判を受けていた。 しかし、とある世界で発動された転生魔法に巻き込まれ、彼は異世界へと転生を果たしてしまう。死体転がる戦場跡の森を彷徨う最中に耳に届く聞き覚えのない言語。 そこで出会ったのは体を奪われ、首だけしか存在しない美しき女のデュラハンであった。 ※ページの文量の調整の為、話数を分割しております。 9月6日(日を跨いだけど)【第一部、完結‼】 10月15日、第二部の連載開始!基本は2日に一度の更新ですが、書籍一巻分くらいの10万字程度ごとに、2~4週間ほど休みと構想の期間を頂いております。 第二部【詭弁編】完結。次回は、十二月後半に連載再開。

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何もかも諦めて生きていた主人公に、異世界生活で少しづつ変化が起きていく

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【主人公の目的と世界観】 ・異世界転移(死後なので転生でもある) 〈どんな状況で転移したのか?) 主人公は不運な死を遂げ、死後裁判を受けていた。判決が出ようとしていた時、警報が鳴り裁判を行っていた女神と共に、異世界に転移してしまったのであった。どうやら誰かの召喚術が失敗し巻き込まれたようである。 〈主人公が抱えている問題とは?) 転移直後は女神と共にいたが、そこが何処か分かると帰ってしまった為、一人で異世界に残される。主人公が肉体を持ってしまった為、彼女の管轄外となった為である。つまり、孤立無援。目的も持たぬまま、彼はこの世界で生きていくことになる。スキルを持っているのかは不明。異世界転生の王道的な、トラックに轢かれて転生、スキルを貰うという流れ(物語)とは異なる。 【どんな物語なのか?】 主人公は不運な死を遂げ、死後裁判を受けていた。彼は何にも期待をしていない人間。なんの希望も持たず、諦めたような印象を受ける人物。その彼が、裁判の判決の下る直前に異世界へ飛ばされてしまう。誰かの失敗した召喚術に巻き込まれたと女神は想定。どこにいるのかもわからない森に辿り着いた主人公たちであったが、その場所にはたくさんの白骨化した遺体が転がっていたのである。その遺体についていた紋章から居場所を特定した女神は、自分の世界へと戻ってしまう。一人取り残された彼は、ある声に気づき声の方へ向かう。しかしそこは”いかにも”という洞窟の入口だったのだ。なんとか勇気をもって中に入ると、そこには胴体のない美しい顔があった。 ひと悶着あった後、言葉を交わせるようになるのだが、その経緯に飛んでもない事情があったのだ。それと引き換えにこの世界の知識などを得ることができたはいいが、ある意味諸刃の剣状態に! 【オリジナル要素などについての感想】 主人公はかなりクールで合理的な考え方の持ち主であり、現実世界ではなんの面白味も感じずに生きていたのではないか? という印象。しかし異世界では、順応が速く楽しんでいるようにも感じられる。この物語のオリジナルの部分は、かなり面白い。それは失敗(異世界への召喚とは別)により結果そうなってしまったというものであるが。彼はそれにすら順応している。 そしてデュラハンとは良いコンビだと感じた。 【見どころ】 異世界転生ものというのは、転生や召喚と違い突然飛ばされ”目的がない”まま始まることの多いジャンルである。転生の場合は現世の記憶などから、以前とは別の人生を歩む、もしくはやり直すと言った方向性に進み、召喚の場合は予め主人公のやるべきことが決まっていることが多い。しかし異世界転移は例えるなら、”ノープランで旅に出て、ついた先で目的を決める”というスタイルに近いものが多い。この物語も、主人公は目的を持って異世界へ来たのではなく現地にて、何をするのか目的が出来たというスタイル。 とはいえ、主人公は出逢ったデュラハンの目的を叶えるために同行するという方向性の物語である。序盤ではまだザックリとしかこの世界のことについて明かされてはいない。しかし主人公は、前世よりも生き生きとしているように感じた。果たして彼らは、胴体を見つけることができるのだろうか? この旅の終わりに主人公は何を想うのだろうか? そして結末とは? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。

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小説家になろう ファンタジー 10万文字以上
濃縮版 冬野つぐみのオモイカタ
冬野つぐみ――19歳、女子大生。 お人好しだけど消極的で、人付き合いが苦手な子。 平凡だけど、人よりも優れた観察力を持つ。 そんな彼女が住む町では、人が黒い水を残して消えてしまう連続行方不明事件が起こっていた。 物騒な事件ではあるが自分には関係ない。 人見知りな自分と似た親友、千堂沙十美と共に穏やかで幸せな大学生活を過ごしていた。 ――過ごせると思っていた。 ある日を境に沙十美は性格や行動が変わりだす。 次第に離れていく二人。 沙十美の変化に戸惑いつつも、美しく輝いていく彼女を見守ろうとするつぐみ。 だが沙十美は突然に姿を消してしまう。 つぐみは優れた観察力を発揮し、沙十美が誘拐されたこと、一連の事件が人ならざる力「異能」を使う「発動者」によって起こされたことを知る。 犯人と敵対する組織「白日」の発動者であり、彼女の大学の講師でもある人出品子と共に、つぐみは親友を救い出すため、犯罪組織に立ち向かうことを決意するのだった。 主要人物の中でたった一人。 主人公「だけ」が異能を持たない話。 主人公、弱い! でも、だからこそ諦めない! 異能やミステリー、コメディがお好きな方。 一度、お付き合い頂けませんか? ※既に公開してあるオモイカタと物語の大筋は変わりません。 ですが文章表現の大幅な見直しを図り、20万文字の作品を12万文字にまで大幅に短縮してあります。 物語の密度が上がり、展開が早くなった分、初見の方も快適に読めると思います。 読み心地が大幅に変わるため、別作品として挙げさせていただきます。 じっくり楽しみたい方は、別バージョンの方も覗いてみてください。 じっくり版はこちら! 『冬野つぐみのオモイカタ』 https://t.co/gsnZWsFGwZ

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テンポの違う濃縮版。しかし、面白さは健在。果たして犯人の動機とは?

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【物語について】 事件現場から始まっていく。 一体何があってこんなことになってしまったのだろうか?  主人公、冬野つぐみは大学生。人づきあいが苦手で消極的な女の子。彼女には同じようにおっとりとした親友がいる。名前は、千堂沙十美。大学に入ってから出来た友人である。そんな彼女は、坂田有という想い人がいた。彼は気遣いの出来るグループリーダーという印象で、目立たない二人にとっては別の世界の人だったに違いない。しかし、ある日を境に親友は変わり始める。それまで自分と同じように控えめだった彼女は、アクセサリーをつけたりお洒落になっていくのだ。その結果、主人公と一緒に居るよりも、坂田たちと一緒に居る時間が増えた。だが、一緒に居る時間が減った直接的な要因は、彼女の一人行動にあるのかもしれない。変わっていく親友、変わらない自分。少しづつ距離の出来てしまった二人。そしてある日、親友は行方不明になってしまうのであった。 【どんな事件なのか?】 主人公の住む町では、人が黒い水を残して消えてしまう連続行方不明事件が起こっていた。主人公たちはそれを都市伝説だと思っていたが、それには理由がある。恐らく一番の理由はニュースなどになっていなかったからだろうと推測。その為、まさか自分たちがその事件に巻き込まれるとは思っていなかったはずだ。犯人は誰なのか? その目的とは? 【舞台、方向性】 舞台:現代。大学などを中心に展開されていく。 方向性:明確に事件をする役柄(刑事や探偵など)というものに収まっているわけではなく、主人公が持ち前の観察眼や洞察力などを活かし事件の真相を暴くもの。 【オリジナル設定について】 舞台は現代ではあるが、異能力が出てくるため、ミステリー×現代ファンタジーというカテゴリーだと思われる。詳しい能力についてはネタバレになるので、物語を参照。 【登場人物について】 この物語は、群像劇。多角的に物語が語られ、事件の全容が明らかになっていく。 冬野つぐみ……主人公。大学生であり、鋭い観察眼を持つ少女。 千堂沙十美……行方不明になってしまう、主人公の親友。ある雑貨でアクセサリーを購入した頃から言動に変化が起き始める。 【感想】 どんな事件に巻き込まれていくのかはあらすじにあり、冒頭でも触れている。しかし目的と犯人は謎のままだ。その後、事の発端が明かされていく。この物語は、明確に事件が起きて捜査という、刑事ものでも探偵ものでもない。違和感の積み重ねがやがて、いつの間にか事件へと発展している形であり、主人公は行方不明になってしまった親友を探そうとする。 ここで重要となって来るのは、主人公の観察眼だ。ことごとく、違和感の正体を暴いていく。とても自然な流れであり、”推理してます!”というスタイルではない。それはふとした疑問であり、不協和音のようなものである。 確かにミステリーではあるが、構えるような感じでないところが特徴だと感じた。この事件で一番気になるのが動機である。なんのためにこの事件を起こし、何に活用するのか? そしてターゲットとなる人物の共通点は? 気になる部分の多いミステリーだ。果たしてこの物語の結末とは? 【見どころ】 この物語では、協力者を得て事件を探るというよりは、協力者となって事件を探っていくと言った方が近いと思われる。そこがこの物語にオリジナリティを感じる部分であり、全体を日常から非日常へナチュラルに変えている要素の一つであると思われる。つまり、気づけば事件に巻き込まれていて、事件に関係したことに自然と触れているという構造だ。その為、伏線”には”気づきやすいが伏線で”あること”には気づき辛い。もちろん勘の良い人ならば気づく可能性は高いのだが。その結果どんなことが起きるのかというと、違和感に主人公が気づき、読者が”確かに鋭い!”と追って気づく。しかしそこで、stopがかかるのだ。つまりそれは、事件に関係している”何か”であり、伏線だということだ。とても面白い構成だと思う。 既に分かっていることと分からないことのバランスも面白い。この物語では前述したように”犯人が誰か?”よりも”動機”に謎を感じるのだ。犯人として怪しい人は何となくわかるかもしれない。しかし動機とその用途となると全く予想がつかない。ここが明かされていくのがとても楽しみである。 異能力者たちの能力は割と早い段階で、どんなモノか明かされていく。しかし、それをどう利用し事件の真相を暴くのか? となるとまた別となる。果たして彼らは主人公を協力者と招き、どんな計画で、またはどんな方法で事件を解決していくのだろうか?  あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お勧めです。 (21ページ目まで拝読)

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crazy'[email protected]レビュー師with優人

ノベルアップ+ 恋愛 10万文字以上
十彩の音を聴いて
これは愛の物語です。 いまにも崩れてしないそうな。儚げで。脆く。 しかし、運命的に出逢って別れてまた出逢った。 そんな二人のアウトストーリー。 何かが違えば結実したかも知れないもう一つの夢。 不器用な二人が不器用さを武器にした「タラレバ」の結実する事は無かった筈の物語。 スピリチュアルな描写が在ります。 何気ない日常の音や彩りをキーワードに展開していく物語です。 物語序盤=弥生の思い付きに因り、事実上のノープランでバイクツーリングを慣行。そこで出逢った人々との交流を経てその後の生活が激変してしまいます。その顛末は・・・? 現代社会でワーカホリックの20代女の子?が都会から田舎に移住してスローライフを満喫しつつ未知や新しい事へチャレンジ精神を忘れないで成長?進化?恋愛?結婚?等して行きます。きっと。 無自覚なやらかしキャラの弥生は何を感じ何を選び何を求め成し得て征くのか? 自称、等身大の弥生が日常的な彩りで織りなすエピソード。 等身大以上の何かを皆様の眼でお確かめ下さい。 名称の響きやイメージ、星や空、風や感情等の心模様、可視、不可視の垣根は設けない心算ですので、 現実では在り得ない表現も交え少しコミカルに物語が進行します。 保険でR15付けてます。 もしかしたら?って感じで際どい表現するかも知れません。 ノベルアップ+様限定掲載になりました。

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旅先での出会いは、彼女のその後の人生にどんな影響をあたえるのだろうか?

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【出逢いから恋に落ちる経緯】 ワーカーホリックにより、長期休暇を得た主人公は暇を持て余し、ネットサーフィンをしていた。そこで何かを見たのかツーリングに行くことを想いつく。しかしその旅は目的地を決めることなく、気の向くまま。ノープランによるものであった。当然土地勘などもあるわけがなく、旅の途中でバイクがパンクしてしまい困っていたところを年配の女性に助けられる。 そして連れて行ってくれたのは、彼女の息子の友人が整備士として切り盛りしているバイク屋さんであった。ノープランで旅をしていた主人公は、自分を助けてくれた人の家に泊まることになる。 【主人公と恋の相手について】 ワーカーホリック気味の為、上司からの指令により有給休暇を消化することに。纏まった休暇を得たものの、恐らく休暇慣れしていなかった為か、やりたいことが直ぐに決まらない様子。そこでネットサーフィンをしていて閃いた(?)のがツーリングであった。ノープランでツーリングという予定にに乗り出したのであった。 ところどころに出てくるイメージ投影は、なにを予感しているのだろうか? 恋愛として大きく展開が変わり始めるのは”あたしとアタシの苦悩”のあたりから。恋のお相手となる人物からの視点からも物語は展開されていく。両側の心の動きが分かるというスタイルだ。 【主人公を取り巻く環境など】 主人公はバイクがパンクしてしまったことをきっかけに、ある一家と懇意になっていく。この物語はジャンルは恋愛ではあるが、彼女心が動き始めるまではどちらかと言うと、この一家との交流を深めていくという流れである。 そして、自分の中にもう一人の自分がいる、という感じで進んでいく。どうやらこの二人は、性格などに差があるようで、普段は引っ込み思案で慎重派の主人公をもう一人の存在が後押ししていたような印象。しかし今回の旅では、主人公が今までとは違う行動に出る。もしかしたら、これまではもう一人の自分の存在に気づいていなかったのかもしれない。 【感想】 予感なのか、予知なのか。主人公に直接投影される。それが何処で繋がるのか? がとても気になる部分であり、もう一人の”ワタシ”についても気になる部分は多い。ジャンルが恋愛なので、旅先で恋に落ちロマンチックな展開となっていくのだろうか? と想像していたら、想像とは違い人々と交流を深めながら、彼女が成長していく物語なのだなと感じた。 旅から始まり、日常へと戻っていくようなので旅先であったことを丁寧に描いているのだろうと思った。田舎のイメージであるフレンドリーさ。そして古き良きものなども交えてあり、田舎の雰囲気が出ているなと感じた。 主人公がこの旅を通して、どう変化していくのか。その変化が日常にもたらすものがどんなものなのか、とても気になる部分である。 【見どころ】 旅とは非日常である。主人公が休暇を貰ったものの、何をするか決めることが出来なかった。そんな彼女が休暇を楽しむために選んだのは”ノープランでのツーリング”。目的も行き先も決めずに辿り着いた場所は、田舎であった。日本というのは狭い。そして少し都会を離れると田舎、あるいは田園風景が広がっていたりするものだ。見慣れないノスタルジックな風景に心躍らせる人もいれば、癒される人もいるに違いない。そんな田舎道で、バイクがパンクしてしまった彼女。もちろん近くに修理屋さんがあるのかどうかもわからない。 立ち往生していたところに通りかかったのが、バイク屋を営む友人の息子を持つ、年配の女性であった。この出逢いは、主人公にいろんな影響を与えていく。 この物語は、いわゆる旅で出逢った人と一夜限りのロマンチックな恋というものではなく、この一家との交流を通して主人公が変わっていく物語だと感じた。生き方に憧れたり、双子を見て子供が欲しいと感じたり。恋をしたり、自分の適性に気づいたり、もう一人の自分の存在と向き合ったり。 休暇が終われば終わりという物語ではなく、これは主人公に変化が訪れるきっかけだったのだと思う。旅の終わりに、彼女が何を想いまたその先の人生で何を選択し、日常がどう変わっていくのか? そこが見どころなのではないかと感じた。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お勧めです。

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crazy'[email protected]レビュー師with優人

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