○○○○による『幸せのお裾分け』を望むなら~別の世界に迷い込むのは人間だけ、とは限らない。
最終更新:2015/11/5
作品紹介
商人が多く集まる港街の端に、小さな店を構える親子が居る。 『エチゴヤ』 そんな不思議な名前のその店は、切り盛りしている親子の人柄に、可笑しな品揃え、そして其処で購入した品によって巻き起こる奇跡の噂によって、客足が途絶えることは無い。 「幸せのお裾分け」 それが始まりの合図だった。 人ではない彼女が、誰も自分を知らない世界で、自分の役目を果たしていく。 そこには少しだけ、以前には手に入れることが不可能だった『自分の幸せ』を含ませながら。
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