月世界の願いごと~奇跡の花は煌めく三日月の夜に咲いて~
最終更新:2023/5/23
作品紹介
『ルナガディア王国の光、夜空を照らす“月”は、特別な存在となるであろう』 主人公であるセレネフォス=三日月は『月の加護を受ける奇跡の子』だと、密かに期待され育つ。 その理由は生後二日目に起こった髪色の変化、そして微弱の魔力を発動させ右手の甲に月の紋章がうっすらと光り現れたことにあった。 月日は流れ、三日月が五歳の誕生日を迎える前日の夜に起きた、とある事件。狙われたのは他ならぬ、人並みならぬ力(能力・魔力)を持って生まれた三日月であった。その出来事がきっかけで彼女は心に大きなトラウマを抱え、一部の記憶を失くしてしまう。 危険を感じた周囲の者たち。これから先の未来を考え、月の加護を受けた彼女の存在は静かに隠された。 事件後、極度の人見知りと魔力コントロールが上手くできなくなった幼い彼女は魔力技術が安定するまではと――魔力制限することを、余儀なくされた。 それから九年が経ち、十四歳となった三日月はあの辛い心を再び夢に見てしまい、苦しめられる。欠けた記憶(トラウマ)がうっすら、少しづつ、自分の中に蘇るのではという恐怖心。内から湧き上がる何かを感じていた。 「このままじゃいけない」と知らされていないはずの運命をも自ら悟ったかのように、無意識に行動し始めた彼女は、自分が失った過去の記憶(トラウマ)と向き合うことを決意。まずは魔力をコントロール出来るように頑張ろうと、王国随一の魔法科のある学園へ入学する。 そこで経験するたくさんの人と“出会い”、成長。大切な仲間との時間、そして“別れ”。 三日月だけでなく彼女に関わる者たちそれぞれが背負う、宿命とは――――。 『きっと、この美しき月世界を護るために、私は生まれてきたんだ』 ☆--°˖✧--☾°˖✧----☆♡☾----˖✧--☆ 個性豊かな登場人物と可愛い精霊(妖精)たちが、主人公と織り成す心癒され(ドキドキも)、ちょっぴり笑える? 空想的な物語です。 ☆ 旧タイトル~星と月の願いごと~ ☾ 【お知らせ】 前半部分、一人称で書いているお話が多く、後半は三人称に切り替えています。修正が追いつかず読みづらい箇所がありましたら、申し訳ありません。 (加筆修正しておりますが、物語の内容に変更はありません) ☆--°˖✧--☾°˖✧----☆♡☾----˖✧--☆ 菜乃ひめ可
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