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作:小石 勝介

侘助の女 【吾妻橋の文吉留書】四

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最終更新:2009/6/25

作品紹介

 身寄りのないお京が生きていくためには男達に身を売るより外なかったのだ。 ――夜鷹の花代二十四文、二八そばが十六文、三杯食べる分で夜鷹が二人抱けるだって? 笑わせるんじゃないよ。 捨て鉢になったお京のせいだと、自分でも承知している。ずっと流れに逆らわずに生きてきた。逆らったって自分の思う通りには転ばない。逆らった自分と逆らわなかった自分とどっちが幸せだったか考えてみても夜鷹蕎麦の代金ほど変わらない気がしていた。  だから好きでもなんでもない男から一緒に死のうと言われても逆らわなかったのだ。 ――死ぬのだって生きているより楽なもんさ。  楽な方がいい。つい最近までそう信じていたはずだった。 ――それなのに何で夢見ちまったんだろう。 時は田沼時代。ある日から隅田川沿いに公家の姫とその主従が出現するようになった。そして、打ち上げられた足の悪い老婆の水死体。首には絞められた跡が残っていた。吾妻橋の達磨横丁に住む岡っ引き文吉は下っ引きの佐平とともに老婆の持っていた寺の札を頼りに探索を開始した。そして、老婆の殺しを目撃していた夜鷹と客を見つけた。関係のない二つのことが繋がって、文吉は公卿の姫を追う。 降り終いの雪からお読みいただくと、主人公の性格がよくわかります。

サスペンス推理公家侘助大川

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