悪役女、フツメン主人公に恋をする(中)
最終更新:2014/6/21
作品紹介
行政学部――それは誰もが憧れる”エリート”学部。卒業後は法務省、検察庁、警察庁、何れかの行政機関へと所属することを約束され、栄光に輝く人生を得ることができる学部。国で最も倍率の高い学科だ。 土宮香苗は其処でずっと学んでいた。中学生の時から一方的に憧れていた刑事を追いかけ、毎日勉強漬けで頑張り、体を極限まで鍛え、そうして彼女は無事夢へと着実に踏み出していた。 だが、ある日のこと、大学の”期待の星”或いは”100年に1度の逸材”として知られるマドンナ、哉沢しおりを敵にまわしてしまい、学部での居場所を失ってしまった。逃げるように別の学部へと移る香苗。 着々と”嫌われ者”の道を歩んでいく彼女はある日のこと、教育実習先の中学校で一人の少年と出会う。 「欲情したなんて絶対にありえない!」 「いや、したんでしょ?」 *「君が世界一の馬鹿だと言うことがよく分かりました」と言うタイトルで連載はじめました。と別れています)
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