どれが善
最終更新:2016/3/11
作品紹介
突然の揺れがおさまってすぐ、町から人々が逃げてきた。 厚手の防寒着はぐっしょりと水を吸い、人々はガタガタ震えている。 山手の中腹にある塗装工場に人々を収容したはいいが、電気が停まり電話は普通になった。 暖めなきゃ。 そのために燃料を探しに行った俺は、初めて悲惨な状況を知った。 流されたトラックから燃料をいただき、暖をとらせた俺は、中学生や高校生を指図して働く純也と友哉が大人以上にしっかりしていると思った。
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