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作:カラスウリ

波のまにまに蝶が飛ぶ(三十と一夜の短篇第6回)

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最終更新:2016/10/1

作品紹介

十歳。新聞記者をしていた父が死んだ。 見知らぬ男が父からだと、蒼い硝子の小瓶をもってくる。男は小瓶に不思議な力があると嘯《うそぶ》く。わたしは毎日の寂しさを、父だと思って小瓶へ語りかけていた。 働きはじめやがて華やかになっていく母。 一五歳。母の恋人を見かけた日。わたしは小瓶を持って家をでた。 無断転載禁止。無断複製禁止。

日常青春母と娘謎の男母娘の確執

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