義理の姉妹がデレルまで、デレてから

　母親がいない新條結人。そんな結人に新しく家族ができた。母さん、それに二人の姉妹だ。美人姉妹の名前は嵩嶺凛と嵩嶺明音、二人ともそこら辺のモデルとは比較にもならないほどの美人だが、美人には棘があるとはよく言ったもので、周りとの関り、特に男とは一切と言っていい程から関わる事を避けている。 　 　そんな、二人が初日に結人に放った言葉 「金輪際近づかないでくれませんか」 「さようなら」 　突然のそんな言葉に驚いたが、これから家族になるのだから仲良くしたいと思い、考えていた結人の所へ二人の母である冴香さんに呼び出され、あの二人がどうしてあんな風に殻に閉じこもってしまうようになってしまったのかを聞かされる。 結人は彼女たちと、もちろん冴香とも本当の家族になろうと決意を固め、二人の過去と向き合い、邪険に扱われながらも彼女達と徐々に仲を深めていく。 仲を深めていけばいくほどに優斗の過去が段々と分かっていき、彼女達の心も変わり始め、険悪から、家族愛、さらには恋愛へと発展していく…。