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作:束原ミヤコ

光属性の皇子様と闇属性の公爵令嬢〜捨てられる予定なのに婚約者の溺愛が激しすぎる〜

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最終更新:2024/5/5

作品紹介

ルティナ・クワイエットはクワイエット公爵家の長女である。 サラデイン皇国は精霊の加護を受けた国。多かれ少なかれ皆、精霊の加護を持っている。 クワイエット公爵家は古くから闇の大精霊ヴァレリーの加護を受けており、ルティナの傍には生まれたときから守護聖獣ウリちゃん(黒マメシバの姿)が付き従っているぐらいに、その加護は強大なものだ。 闇の大精霊とは魅了の力を持つ。 ルティナは幼い頃に無自覚に周囲を魅了して、浄化によって魅了がとけた友人たちから嫌われてしまった。 そのため、すっかり人間不信に陥り、部屋に閉じこもってきた。 強い闇の大精霊の加護を持つ――ということで王太子殿下であるカイネルード・サラデインの婚約者に選ばれた十五歳の時、ルティナは夢を見る。 これから入学するサラデイン貴族学園でカイネルードは、ルティナとは真逆の可愛く明るく人気者である、隣国から留学に来た姫君のステラ・エルナンに心を奪われる。 嫉妬に身を焦がしたルティナは、魅了の魔法をカイネルードに使用しようとして失敗し、その罪を断罪されて投獄されて、ルティナの持つ力は危険だという理由で処刑をされる。 そんな未来はおそろしいのでできることなら穏便に、婚約破棄に辿り着きたい。 カイネルードはルティナの友人で幼馴染だった。 それ以上のことは、望んだりはしたくなかったのに。 そんなルティナの気持ちを知らず、カイネルードはルティナにぐいぐい近づいてきて──。

R15

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