直往邁進!

麗らかな春の日差しを浴びて、俺の新しい人生がスタートした。 ここでならきっと幸せになれる。俺を知る者は誰もいないのだがら。彼女だってできるんだ。そうに決まってる。 ...はずだった。 ｢...よお、やっと会えたな。元気にしてたかよ...なあ、鈴木トメ五郎｣ 俺の前に現れた、俺............ではない誰かを知る男。...つうか本当に誰だよ。俺じゃねえわ。 ......ヤツが浮かべた不敵な笑みが俺の日常を狂わせた。 次々と起こる珍事件。筆圧が弱すぎて見えない黒板の文字。すぐに売り切れる購買のコロッケパン。しかし、真実はいつも一つ。 倒れていく仲間達の想いを胸に秘め、俺は再び立ち上がる。...今度こそ俺は勝ち取るんだ。 ｢......今度こそ、一緒に生き残ろう｣ ｢...ああ。死ぬ時は、一緒だ｣ しかし無情にも遠ざかる友の背中。果たして俺に信じられる者はいるのか？つうか一緒に行こうって言うヤツほど絶対先に行くからね。人間そんなもんだからね。 ｢ちくしょう...！！俺に、俺に...！！可愛いヒロインがいれば...！｣ ｢ヒロインならいるでしょう。貴方という存在が｣ ｢ふざけんじゃねえ...！俺はそんなの認めねえ！！...てか、そろそろ女の子要素あっても怒られないと思うの！！ねえねえマジでそろそろ可愛い女の子の一人や二人｣ そこで俺の意識はブラックアウトした。......よろしいならば戦争だ。 カレー蒸しパンをこの手に掴むため、新たな仲間を引き連れ、俺の359回目の冒険が始まった。 ーーーーーーーーーーーーーーー ※上記の内容は本編に一切関係ありません。読まなくて大丈夫です。 ※BLです ※たまにいきなりシリアスに入ります 応援、スター、コメント諸々全部本当にありがとうございます！励みにして生きています。 リア友に素敵な表紙をいただきました……！！主人公の優斗になっております！これからもよろしくお願いします！！ 2021/03/15 8000スター達成しました。いつもありがとうございます！