そのフラグからは逃げられない
最終更新:2015/9/29
作品紹介
彼は事なかれ主義である。学生時代と社会人時代に得た経験が彼をそうした。これからは中小企業のヒラ社員として、目立たず、物事を荒立てず、平和に過ごそう。そう思っていた。しかし、運命は残酷である。 彼の思いとは裏腹に、勇者として『異世界』それも『森の中』に彼は召喚されてしまう。 そんな不幸な彼の前にはゲームや漫画の世界のように、様々なフラグが立ちふさがる。だが、彼はわざわざそんなフラグを回収しに行くことはしなかった。 え? 魔法の剣? → 何この危険極まりない剣(ゴミ)。安全確保したら捨てよう。 え? 馬車の音と悲鳴? → 空耳だな。別の道を行こう。 え? 超絶美少女でしかも貴族? → 目をそらそう。関わってはいけない。 彼はこれでフラグはうまく回避および破壊したと、そう思っていた。 しかし彼の行動や意思とは裏腹に、運命は彼を絡め取る。 そう、彼はそのフラグからは……。 ※手のひら返し多いです。「天地がひっくり返っても行かねぇ」 → 「え、金もらえる? もち行くわ。行かない奴の気がしれない」 みたいなの ※真面目に戦闘するときもあります。
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