六角形が崩れるときに
最終更新:2019/12/19
作品紹介
昔々、あるところに、冬が終わらない国がありました。その国の隣にある雪山が原因です。雪山の頂上には、一匹の竜が居ました。激しい吹雪と寒さの中、竜は頂上から一歩も動きません。 竜はその場から動かずに、魔法で冬をもたらしていたのです。 そんな年月を百年通り過ぎたある日、竜の元に一人の青年がたどり着きました。青年は竜を見て、言いました。 「貴方が、この山の主か」 これは、冬の終わらない国で、青年と竜が交わした、一つの季節の物語。
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