葦毛の雄王〜転生の優駿達〜
最終更新:2023/3/7
作品紹介
2025年、日本ダービー。そこで生死を賭けた争いをしている男が居た。青空慎二35歳。大手製薬会社に勤めていたが、その会社がまさかの倒産。彼は自分の全財産を競馬に賭けるが、それらは無情にも消え去った。失望からか、彼は競馬場を後にする際、地面に倒れ込んでしまった。死ぬ間際、彼はこんな事を考えた。「ああ、俺が走れば*絶対に*勝てるのに」 その言葉が影響したのか、気がつくと、彼は伝説のダービー馬、シンジストライプの子供として転生していた。オマケに人と喋れるという特性付きで。 困惑する彼だったが、牧場主蒼海誠(そうかいまこと)と出会い、少しずつ冷静さを取り戻していった。本来なら研究所に送り込まれてもおかしくない。だが誠はそれをせず、あくまで競走馬としての可能性を信じるという。そこに熱い思いを感じた慎二は、誠の牧場である晴空牧場借金のため、G1レースで勝ちまくる事を約束する。 誠との会話。他の馬との競走。調教師である東海剛、騎手の林との協力・衝突を経験し、彼は次第に成長していく。地道に。しかし、誰よりも強く。 彼は青空慎二改めシンジスカイブルーとして、誠や調教師、騎手やライバル、そしてファンの思いを背中に乗せて走り続ける。全ては勝つために。 「行きますよ、シンジさん!」 「ああ、当たり前だ。絶対にてっぺん取ってやる。」
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