床の芸術家は物語る
最終更新:2022/1/29
作品紹介
高1で留年を言い渡された重度のオタクな引き篭もりニート・星宮陽翔(ほしみやはると)が、ある出来事をきっかけにブレイクダンスの世界で挑戦を繰り返し、その魅力に引き込まれていく物語。 -- するとやがて、またあの目立つ電子音が現れ始めたので、プラン通りに俺はことを運んでいく。 この曲を沢山聞いてきたので、わかるのだ。 1回目の重低音の電子音が流れると、間もなく2回目の甲高い電子音が来るということを。 俺はシグネチャームーブの2000をぶち込むためにタイミングを整えていく。 この後流れてくるあの音に備えて、ツーステップを踏むとさらに続ける。 立った状態からその場でゆっくりと、 反時計回りに1周回ってちょっとした助走をつける。 無音。 パッ。 『アレェェェェェェェェェェェエエウウン!!』 タンっ。 俺が生み出したこのド派手な動きの倒立スピンは、 それだけで場の空気を俺の方に持っていける。 数秒だけ高速で回転するこの一瞬の煌めきは、 音ハメを成功させると見てる側に凄まじい印象を与える。 《ホーリーシーット!!最高かよBBOYハルト!!》 「オオオオオオオオオオオ〜〜!!」 「ヤアバアアアアアア!!マジでそれズル過ぎるっしょ〜!!」 「マジかあああああハルっち!?砂っち惚れてまうって!!」 「今のマ〜ジでヤバいって!!ハルトかっこ良すぎ!!」 -- 18:30に投稿します! ハルトとその仲間達の成長や、ブレイクダンスの熱さを圧倒的な熱量で描く「青春」ダンス作品、ここに開幕!! ※ダンス用語が多くなるので、前提知識が無くてもわかりやすいように描写を工夫しますが、是非動画で検索して動作知識を補完してくださった方が、楽しめます!
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