守城のタクティクス
最終更新:2018/2/9
作品紹介
襄陽《じょうよう》は水陸の交通の要だ。 戦乱の世が訪れるたび、必ず争いの的となる。 こたび、ここで語るのも、襄陽を巡る宋国と金国の戦の記録である。 主人公の名は、趙萬年《ちょう・ばんねん》という。 身が軽く騎射を得意とする、18歳の宋の武人だ。 趙萬年は、敬愛する義兄・趙淳《ちょう・じゅん》の率いる武装集団「趙家軍」の一員として襄陽に赴くが、圧倒的な大兵力を擁する敵軍の前に、籠城を余儀なくされる。 襄陽には兵力が足りない、食糧が足りない、矢も砲弾も足りない。 けれども、人々の知略と胆力があり、堅固な城壁と守り為す大河があり、地の利と人の和がある。 「オレたちは負けねェ! 死に物狂いでこの城を守れッ!」 ―――――――――― 関連: 【漢文超訳】襄陽守城録―最前線に着任したら敵軍にガチ包囲されたんだが― https://kakuyomu.jp/works/1177354054884171637 ※『守城のタクティクス』のジャンルは異世界ファンタジーとなっていましたが、史実に基づく歴史活劇小説です。 ※カクヨムコン3に歴史小説部門がないため、まだしも選考基準に引っ掛かりそうな異世界ファンタジー部門で応募しました。読者選考通過。
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