とある少年の衝撃的な告白から、物語は始まります。のっけから眼球に腹パンをもらったかのような威力のある出だしから始まるのは、二人の少年のお話。
辛い境遇が似ている二人の、なんとも言えない関係性。背負うものも味わう辛酸も似ていた二人の、依存とも共感とも何とも言えない、それでいて強固な繋がり。
言ってしまえばこの物語の世界は、この二人で完成しております。
その二人が織りなすストーリーを、臨場感を肌で感じながら読んでしまう、作者様の力量。
正直かなり重たい話で、時折狂気じみた内容すらありますが、淡々と進む展開に、読む手は止まりませんでした。きっとあなたもそうなることでしょう。
互いに補い合いながら進んでいく、二人の少年の物語。
他の皆さまも是非読んでみてください。
登録:2021/7/18 14:30
更新:2021/7/23 17:15