アイスプリンセス

この小説は描写がとても美しく、またそれによって心を動かされました。

現実の私はイスの上で小説を読んでいて、声も聞こえないし、景色も見えないし、空気も吸えないはずなのに、私はそれらをたっぷり味わえました。

あらすじではイケボの男性との恋愛がメインなのかと思いましたが、任務の話が中心に据えられているのでただの恋愛物ではありませんでした。

しかし、それが五感を刺激される描写に繋がり面白くなったのだなと思いました。

ひとつだけ残念なのは、イケボ男性と謳っているのに彼が話の本流に出てくるのは7話目くらいから。

キュンキュンしたい方は、頑張って6話まで読んでほしいです。

7話目から話が展開していきます。

読後感も良い作品なので、ぜひ！