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@オノログ
5月の新緑が輝きだす頃、雨の気配がしはじめる6月になると、毎年思い出します。そして会いに行きたくなるそんな物語です。
14歳になったウェルウィンは魔女姫ミュリエルに招かれ、リーブシエールへ行くことになります。
少女が触れる景色の一つ一つが美しく、垣間見る狂おしいほどの愛情も、いっそ神々しい。
そしてどんな場面も、無邪気で優しいウェルウィンが愛らしく救われます。
銀の雨降る白い野茨のうつくしの庭へ、この季節にぜひ足を運んでみてください。
登録:2021/7/10 07:42
更新:2021/7/23 17:15
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こちらはaruhiさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。
儀式の場面が、ものすごく美しかったです。 踊るたび、歌うたび、手繰り寄せられ、色がついていく様が、目に見えるようで、とても鮮やかでした。 みんなの友情も、憧れも、尊敬も、そこからくる悔しさや嫉妬も、ひたひたと感じられて素敵でした。
塔に眠るという美姫を目指し、並みいるライバルを友情を育みながらもなぎ倒し、辿り着いた塔の上で待っていたのは…本作のあらすじの通り眠れるおっさんでした。 メイン二人の会話がテンポよく、笑え、コメディのようにはじまる物語。 本作の作者様の他小説も大好きなのですが、やはりこの話も一筋縄では進まなかった!(※全力で誉めています) 話が進むにつれ、賑やかな中に世界を巻き込む不穏な空気が流れ出し、二人も巻き込まれていきます。 器用貧乏な二人が運命の出会いを果たして本当によかったと心底思います。 二人のまわりの皆さんも大好きすぎます。 (※個人的推しはドラゴンラブな二人組です。愛が潔い!) ぜひ、運命の二人の行く末を見届けてください! あらすじに惹かれたら、ぜひ!