廃車を住みかにする野良猫の肉三郎。嵐の夜、親友サイモンが命からがら彼に助けを求めやってくる。
割烹料理店で厳重に管理されていた一節の鰹節が消え、そこで飼われているサイモンが疑われ追い出されたのだと言う。
面倒ごとに首を突っ込むのは面倒だが親友の頼みなら、やらないわけにはいかない!
『猫の名探偵 肉三郎』、彼が暴く真実とは!?
☆ ☆ ☆
猫目線で進む物語は、人の視線と違い自分が猫になったような新たな世界を見せてくれます。
人間にとっては、物が無くなった=猫がやったで済む問題かもしれませんが、疑われた猫にとっては一大事!
読み進めると「しっかりしてくれよ人間」って言いたくなるかもしれません。
そして最後まで読むと「おいっ!」って突っ込みたくなるはず。最後まで楽しませてくれる作品でした。
登録:2021/8/5 00:08
更新:2021/8/5 00:08